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シロアリによる被害とはどんなの?被害事例や対策方法をご紹介します

公開日:2021.11.4 更新日:2024.4.5
シロアリによる被害とはどんなの?被害事例や対策方法をご紹介します

シロアリの被害が深刻化すると、手で強く触れただけで柱がポロポロと崩れることもあり、いつ倒壊してもおかしくない状況になってしまいます。家の倒壊で怪我や命を落とす危険性もあるため、この害虫の被害は安易に受け止めないことが大切です。
この害虫の被害に気付いたら、早急に駆除を行いましょう!
この記事では、シロアリによる被害と対策方法についてご紹介します。

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1. シロアリによる被害とは?①

シロアリによる被害についてご紹介します。①

土の穴に苗を入れている写真

シロアリは、木材や段ボール、発泡スチロール、プラスチックなど、何でもエサにする害虫です。そのため、庭にそれらのものを放置しているととても危険です。ガーデニングに使用する枕木や切り株なども要注意です!
それらのエサとなるものが、家屋に隣接している場合、そこから家の中へ侵入することも・・・。

また、シロアリは湿度の高い暗所を好むので、お家の中の水まわりや床下、日陰にあるウッドデッキなどのエクステリアも注意が必要です。

この害虫の被害により、建物の強度が弱くなってしまっていると、地震などの自然災害で歪んだり、壁がひび割れたり、家が倒壊したりといった被害につながる恐れがあります。 そのため、シロアリが発生しそうな場所があれば、早めに対策は行っておくことをおすすめします。

2. シロアリによる被害とは?②

シロアリによる被害についてご紹介します。②

窓の木の枠がシロアリに食われた写真

シロアリは家中の至る所に発生します。シロアリ被害が家全体の目に見える場所で確認できる場合は、末期症状です。この状態になると、家1棟が倒壊しても不思議ではありません。

たとえば、床束、土台外壁の内側など、構造内部の下地を食い尽くします。中期症状になると、基礎からのびる柱、水を使う浴室やトイレが被害事例の多い箇所です。

シロアリ被害が末期症状になると、その爪跡は顕著です。玄関では、上がりかまちや巾木、和室では欄間や畳、洋室ではフローリングが、目に見える形でむしばまれていきます。

ただ、末期症状に至る前に、床下や柱の内部といった要所をすでに食い尽くしている可能性が高く、家を支える機能の低下も否めません。また、畳やフローリング下の敷板が空洞化している場合もあります。

シロアリ被害を受けていない壁や柱をたたいて見ると、中身が詰まったようなずっしりとした音が鳴ることが多いです。ただし、この害虫の被害に遭っている壁や柱を叩くと、中身がスカスカの空洞になっているため、軽い音が響くようになります。

3. シロアリへの対策方法①

シロアリへの対策方法とは?シロアリへの対策方法についてご紹介します。①

住宅をルーペで観察している写真

一番簡単な対策方法としては、家の周りのシロアリ被害に遭いそうな場所を点検することです。

まずは住宅の基礎の部分であるコンクリートに“蟻道”と呼ばれる不自然な土の道のようなものがないか確認しましょう。
次に基礎コンクリートについている換気口が物で塞がれていないかをチェックしてください。この部分は床下の湿気を排出する役割があるので、きちんと機能するように周囲にはなにも置かないようにしましょう。

そのほかにも、庭木の伐採などを行った場合は、その廃材を地面の上にそのまま放置せずにすぐに廃棄するなどの対処を行うようにしてください。すぐに対処できない場合は、木材と土が直接触れないようにシートなどを敷くことが有効になります。ビニールシートを木材の下に敷いて、土と直接触れ合わないような対策が効果的でしょう。

土の上に直接木材を置いているとシロアリの格好の餌食となってしまいます。そのため、そういったエサとなりそうなものを片付けることが、シロアリ対策としてとても重要になってきます。

4. シロアリへの対策方法②

シロアリへの対策方法とは?シロアリへの対策方法についてご紹介します。②

シロアリが住み着いた住宅の絵

この害虫は、湿度の高いじめじめとした環境を好んで住み着く習性があります。そのため、家の中に湿気をためないようにすることが、シロアリの予防の基本となります。

たとえば、定期的に窓を開けて換気をおこなうことで湿度を低くすることができます。また新築のお家を建てる場合に、シロアリ点検をしやすくする作りにすることをお勧めします。

シロアリがくると蟻道という道が発生します。蟻道とは、シロアリが土や排泄物・餌の食べかすで作った道です。彼らは、光や乾燥が苦手なので、地面の中から、餌の木材までを安全に行き来するためのトンネルとして、蟻道を利用します。蟻道ができているかどうか点検できる家の作りにする事が有効です。

また、家を建てるためには、様々な種類の木が使われます。加工しやすい木、変形しにくい木、腐りにくい木、そして、シロアリに食べられにくい木。それぞれ、適材適所に使用されることで、性能が最大限に発揮できます。地面に近い、土台や1階の柱などは、シロアリに強い樹種を選定することが重要です。これを間違えると、家が建った瞬間から、シロアリリスクが高い家になってしまいます。

5. シロアリの被害と対策まとめ

ここまでご紹介したシロアリの被害と対策方法についての情報をまとめてご紹介します。

窓の木の枠がシロアリに食われた写真

シロアリは種類ごとに5月や6月といった決まった時期に、子孫を残すために羽アリとなって飛び立ちます。この時期以外を除いて、実はほぼ1年中、家の柱や土台を食害して生活しています。そのため発生に気付くのが遅れると深刻な状況に・・・。 まずはシロアリの予防を徹底して、少しでも違和感を覚えたらすぐに対処することをおすすめします。

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