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棚のガラスのリペア。失敗しないために気をつけたいこと

公開日:2023.4.13 更新日:2024.4.2
棚のガラスのリペア。失敗しないために気をつけたいこと

棚のガラスのリペアを失敗しない為には厚みに注意して下さい。このリペアが失敗しない為に一番気を付けて頂きたいのはガラスの厚みです。なぜ厚みなのかの理由も含めて棚のガラスのリペアを行う上で注意して頂きたいポイントを紹介します。さらに自分でリペアを行う方法、棚に用いられているガラスの種類や機能などの情報を分かりやすく解説していきますので参考にして下さい。

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1. 棚のガラスのリペアが検討される主な原因

棚のガラスのリペアが検討される主な原因は破損!!その他の原因もご紹介

4つのガラスの棚の写真

ここのリペアが検討される原因として多いのが破損です。

棚のガラスは他のガラスと比べて透明性が重視されます。その結果、多くの棚で薄いフロートガラスが用いられています。数あるガラスの種類の中でもフロートガラスは衝撃に対して最も脆弱ですので割れやヒビなどの破損が多くなります。

その他の原因としては急激な温度変化による歪みや経年劣化などが考えらえます。

棚やお部屋をリペアした時にも雰囲気を統一させるためにガラスを交換することがあります。棚のガラスは前述したような性能のためお子様やペット(特に猫)の安全性を考えて強固な種類にリペアすることもあります。

ショーケースにトロフィーや食器などを飾っている場合は、重さによってガラスを交換していないとトラブルに発展することもあります。棚のガラスは原因に合わせてリペアしないと危険ですので、目的をはっきりさせて種類を選び作業するようにしましょう。

また主な原因である破損は完全に防ぐことは出来ませんので、どうしても不安な方はアクリル板にリペアすることもご検討下さい。ただしショーケースなどの一部の棚はアクリル板では荷重が足りないことがありますのでご注意下さい。

2. 棚のガラスのリペアを考える時に重視したい機能

棚のガラスをリペアする時に重視するべき機能は安全性と透明性です

板ガラスの絵

棚にはいろいろな種類のガラスを取り付けることが出来ますが、重視すべきは安全性と透明性です。

食器棚のガラスをリペアする際に収納している食器を見せたい場合は薄くて透明度の高いフロートガラスの使用をお勧めします。逆に収納している食器などを見られたくない場合はすりガラスや型板ガラスがよく用いられます。

ただし、すりガラスやフロートガラスは割れたときの破片が鋭利ですので、安全性に配慮するのであれば強化ガラスの使用をお勧めします。ショーケースやキャビネットは家具の中でも目立ちますし、展示物をきれいに見せる必要があります。さらに大きいため 耐火荷重や傷に強いという、安全にも配慮しなくてはいけません。

それらの機能を持つ高透過強化ガラスが最適です。フロートガラスは薄いと透明に見えるのですが、厚みが増してくるとガラス特有の緑色が濃くなりますので、ショーケースには適していません。

昔の棚にはよく耐火ガラスが用いられてきたのですが、現在は使用しない方が無難です。と言うのも、耐火ガラスは中に金属線が埋め込まれていますので、見た目的にも残念ですし、急激な温度の変化によって金属線が伸びガラスが割れることがあるからです。

棚のガラスをリペアする際は適切な種類を選ぶようにしましょう。

3. 棚のガラスのリペア方法

棚のガラスのリペア方法とポイントを分かりやすく説明します

ガラスカッターで板ガラスをカットしている写真

このリペアは自分で行う方法と業者に依頼する方法の二通りです。

まず自分でリペアする方法を紹介します。必要工具や道具は棚により異なるのですが、主にガラスカッター、段ボール、ドライバー、コーキングガン、防刃手袋です。

ほぼすべての棚のガラスの裏側にはステンレスフレームや木枠を固定しているネジがありますのでそれを外し新しいものと交換すれば完了です。ただし水漏れ防止や密封性のためにコーキングが施されている場合は、ガラスを外した後に古いコーキングをしっかりと除去して下さい。そうでないと新しいガラスを固定が不安定になり危険です。また、リペアを始める前には作業スペースに段ボールを敷いておきましょう。

もう一つのリペア方法はガラス専門の業者に依頼することです。その際のポイントは優良業者に依頼することです。せっかく業者に依頼しても不完全なリペアでしたら意味がありませんし、そもそもの料金が高すぎると勿体ないですよね。

そこで重要になってくるのが見積もりと丁寧さです。対応がいい加減な業者は作業もいい加減なことが多いです。逆も然りですので、出来るだけ丁寧な対応をしている業者に依頼しましょう。さらに見積もりを書面で提出してくれる業者でしたら、なお安心です。

4. 棚のガラスをリペアする際、注意したいポイント

棚のガラスをリペアする時に注意すべきポイントを紹介します

重要事項を記載しているノートの写真

冒頭でも紹介した通りこのリペアのポイントはガラスの厚みにあります。

一般的な食器棚に使用されているガラスの厚みは2~3㎜です。丈夫にしたいからという理由でガラスを厚くすると、木枠での固定が不十分になり落下などのトラブルの原因になります。

一方でショーケースやキャビネットのガラスには強度を保つためにある程度の厚みが必要になります。ショーケースなどに使用されているガラスはフロートガラスが一般的なのですが、厚みが5㎜を超えると強化ガラスよりも高額になってしまいます。

そこで有用なのが先ほど紹介した高透過ガラスなのですが、こちらも他のガラスと比べると高額です。

ですのでここでは費用と効果のバランスに注意しましょう。ガラスの種類や厚みを業者に完全に任してもいいのですが、納得してリペアするためにもある程度の知識はインプットしておきましょう。

このリペアでもう一つ注意すべきポイントは業者選びです。近年では少なくなりましたが、必要以上にリペア料金を請求してくる業者が存在します。施工後にトラブルに発展すると長引くことも考えられますので、しっかりと確認して納得してからサインをしましょう。勝手に棚のガラスのリペアをされないためにも施工には出来るだけ立ち会うようにしましょう。

5. まとめ

ここまで紹介した棚のガラスのリペアに関する情報のおさらい

ガラスでできた棚の絵

このリペアで大切なことは目的に応じた適切な厚みのガラスを選ぶことです。そして自分でリペアする際はケガには十分ご注意下さい。

一方で業者に依頼する時にはきちんと見積書を提出してくれる優良業者を選ぶようにしましょう。せっかくきれいにする訳ですからトラブルなくリペアしたいですね。今回紹介した情報が少しでもその助けになれば幸いです。

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