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タンスの寿命は何年?長持ちさせるためのお手入れ法を解説!

公開日:2022.9.26 更新日:2024.4.11
タンスの寿命は何年?長持ちさせるためのお手入れ法を解説!

タンスの寿命や長持ちさせるポイント、お手入れの仕方について解説します。タンスを長く使うにはどのようにすればよいか気になる人も多いでしょう。タンスのお手入れや長持ちさせる方法はタンスの素材が木製なのか、プラスチックなのかで大きく異なります。適切な方法でメンテナンスしていればその分、長く使えるもの。この記事ではタンスの寿命や長持ちさせるポイント、お手入れの仕方について解説します。この記事を読めば大切なタンスを長く使うために何ができるかわかるでしょう。

1. タンスの寿命は何年?

タンスの寿命は木製の場合はお手入れ次第、プラスチックの場合は使う環境による

木製のタンスの写真

タンスの寿命は木製の場合はお手入れ次第、プラスチックの場合は使う環境によって寿命が10年~20年程度まで差があります。

木製のタンスの場合は厳密な寿命がなく、適切なメンテナンスをし、構造が痛みさえしなければ20年を越えて利用できることも。取手に金具などがついていないものの場合は金具が劣化する可能性も少なく、ほとんどメンテナンスの必要はありません。

特に注意が必要なのは湿気によるカビが発生する可能性です。カビは簡易的なものであれば拭き取るなどで対処できる場合もありますが、内部までカビが浸透してしまうと完璧に取り除くのは困難になります。そのため、湿気対策が重要と言えるでしょう。

またプラスチックの場合は使う環境によって寿命が変わります。プラスチックは使い方によりますが、劣化すると破損する可能性があり、大まかに10年~20年程度が寿命と考えるとよいでしょう。

プラスチックの家具は特に紫外線に弱く、そのような場所に置いておけば寿命は短く、そうではない場合は多少寿命が長くなります。木製のタンスと比べて、寿命が短いことがデメリットですが、木製家具より軽量で価格が安いため、扱いやすい点が魅力と言えるでしょう。

2. タンスを長持ちさせるためのポイント①

タンスを長持ちさせるポイントは湿気への対策がポイント

木製のタンスの引き出しの写真

です。桐など吸湿効果があるものが多いことが特徴ですが、湿気がこもるような場所の場合は飽和してしまい、カビが生える可能性があります。

表面のカビであれば雑巾や中性洗剤を使って落とせる場合もありますが、内部まで浸透してしまっている場合は落とすことが難しくなることも。そうなってしまえば買い換えるしかなくなってしまいます。

湿気を取り除くためには、湿気をこもらせない環境作りと換気がおすすめです。タンスの湿気をこもらせないためには、まず置き場所を工夫します。壁の隙間に直接当てず、10cm程度隙間を空けましょう。すのこをおけば床との間もスペースが空くためカビが生えにくくなります。

湿気を吸収すると引き出しが膨張し引き出せなくなる場合があります。この場合はドライヤーを当てるなどして湿気を取り除き、引き出しを取り出し、風通しのよい場所で乾燥させましょう。これは木製家具の場合に有効な対処法で、プラスチックの場合は対処法が変わります。劣化しにくい家具のため、カビの対策さえ注意しておけば大切なタンスを半永久的に使用することも十分に可能です。カビが生えた場合は雑巾で拭き取れば初期段階では大丈夫ですが、事態が悪化すると、個人での対処が難しくなるため、専門業者に任せましょう。

3. タンスを長持ちさせるためのポイント②

長持ちさせるポイント②:プラスチックのタンスはお手入れの仕方と置く場所が大切

タンスにお手入れをしている写真

長持ちさせるポイントはプラスチックのタンスはお手入れの仕方と置く場所です。プラスチックのタンスを置く場所は光や熱がない場所に置きましょう。特に太陽の紫外線はプラスチックにかなり悪影響を及ぼします。そのため、プラスチックのタンスは日が当たる場所には置かないようにしましょう。

火のそばに置くのをさけ、シンナーなどの溶剤はプラスチックを溶かす性質があるため、触れさせないようにしましょう。

プラスチックの家具をお手入れする場合は通常は水拭きで問題ありません。固く絞った雑巾で拭き取り、汚れがひどく落ちにくい場合は中性洗剤を利用して拭き取るとほとんどの汚れは問題なく落とせるでしょう。ただし水拭きした後はすぐに乾拭きしてください。乾拭きしていないと表面に石灰が残り落とせなくなることがあります。

プラスチックは木製タンスの場合と比べると寿命は短いですが、適切なメンテナンスを行っていればかなり長く使うことも十分に可能です。木製タンスと比べると軽量で扱いやすい、掃除が楽などのメリットもあるため、プラスチックの家具を使うのも悪い選択ではありません。

4. タンスを長持ちさせるお手入れ方法

タンスのお手入れは木製の場合は湿気への対策、プラスチックの場合はこまめな掃除

タンスに入った洋服の写真

タンスをお手入れする方法は木製の場合は湿気への対策、プラスチックの場合はこまめな掃除をしましょう。

木製のタンスの場合はその素材に関わらず、湿気への対策が重要です。湿気がこもってしまうと、カビが生えやすくなるだけではなく、木が膨張する可能性があります。木が膨張することで引き出しが突っかかり引き出せなくなるなどのトラブルが起こることも。

そのような事態を回避するためにはいくつか方法があります。まず湿気がこもらないように壁から少し距離を開けて設置し、その場所の定期的な換気を行いましょう。それでも湿気が気になる場合は引き出しなどを取り外し、風通しのよい日陰に置いておきます。こうすることで、引き出しの湿気が放出され、引き出しが問題なくおさめられるようになるでしょう。

プラスチックのタンスの場合は固く絞った雑巾で全体を軽く拭き取ってください。ただし、水滴が残っていると石灰の跡が残る場合があるため、そのあとに乾拭きしましょう。汚れがひどい場合は薄めた中性洗剤で拭くと効果的です。ちょっとしたことですが、こまめに掃除しておけば寿命も伸びます。また日があたる場所に置くと寿命が短くなるため、避けましょう。

5. タンスを長持ちさせる情報まとめ

タンスのお手入れは丁寧にしておけば長持ちする!素材に合わせて対処しよう

タンスに入った洋服の写真

この記事ではタンスの寿命や長持ちするポイント、お手入れの仕方について解説しました。

タンスの寿命は木製のものの方が長く、プラスチックの方が短くなりますが、適切な対処法を覚えておけば、どちらの家具でも長く使えます。

この記事を参考に大切なタンスを長持ちさせましょう。

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