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庭木剪定の基本とは?特徴やコツなどをご紹介します

公開日:2022.8.23 更新日:2024.4.4
庭木剪定の基本とは?特徴やコツなどをご紹介します

庭木の剪定は、健康な成長を促し、美しい景観を保つために欠かせない作業です。適切な剪定を行うことで、樹木は病害虫から守られ、形も整えられます。

この記事では、庭木の剪定の基本とコツについて詳しく解説します。

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1.庭木剪定の基本とは?

庭木の健康維持や景観を整えるために行う

透かし剪定をしている庭木の写真

■庭木剪定の目的
・健康維持
病気や害虫に感染した枝を取り除くことで、樹木全体の健康を保ちます。

・形を整える
樹形を整えることで、美しい景観を作り出します。

・生長を促進する
枝を適切に剪定することで、樹木内部に光と風が届きやすくなり、健康な成長を促します。

■庭木剪定に適切な時期
剪定の適切な時期は樹木の種類によって異なりますが、一般的には以下の時期が適しています。

・冬季(休眠期): 落葉樹の剪定に適しており、樹木が休眠しているためストレスが少なくなります。
・春季(生育期前): 春に剪定することで、新芽の成長を促します。

■庭木剪定に必要な道具
剪定を行う際には、以下の道具を準備しましょう。

・剪定ばさみ: 小枝や細い枝を切るのに適しています。
・のこぎり: 太い枝を切るために使用します。
・梯子: 高い位置の枝を剪定する際に必要です。

2.庭木の種類別剪定方法

庭木の種類によって剪定の方法が異なるため、以下に代表的な庭木の剪定方法を紹介します。

切り戻しをしている庭木の写真

1. 落葉樹
落葉樹は冬季に休眠期を迎えるため、冬に剪定を行うのが最適です。剪定のポイントは以下の通りです。

・不要な枝を切る: 枯れ枝や病気の枝、不要な内向き枝を取り除きます。
・形を整える: 樹形を整えるために、外向きの芽の上で切り、自然な形に仕上げます。

2. 常緑樹
常緑樹は一年中葉を持っているため、剪定のタイミングに注意が必要です。春から夏にかけての成長期に剪定を行います。

・過密な部分を剪定: 光と風が通るように、過密な部分を剪定します。
・形を整える: 高さや幅を調整し、バランスの取れた形にします。

3. 果樹
果樹は実をつけるために剪定が重要です。剪定のタイミングと方法を守ることで、豊かな収穫が期待できます。

・収穫後の剪定: 収穫後に剪定を行い、来年の成長を促します。
・枝の選定: 実をつけやすい枝を残し、不要な枝を剪定します。

■剪定後の手入れ
1. 切り口の処理
剪定後の切り口は、病原菌が入りやすいため、適切に処理することが重要です。

・切り口の保護: 切り口に保護剤を塗布し、病原菌の侵入を防ぎます。
・清潔な道具の使用: 剪定道具を清潔に保ち、病原菌の伝播を防ぎます。

2. 樹木の健康管理
剪定後も樹木の健康管理を続けることが重要です。

・定期的な水やり: 特に剪定後は樹木の回復を助けるために、十分な水を与えます。
・肥料の施用: 必要に応じて肥料を施し、樹木の成長を促します。

3.庭木剪定のコツ

庭木剪定を行う際におさえておくべきポイント

刈り込みをしている庭木の写真

1. 正しい切り口を作る
剪定時には、樹木にダメージを与えないように正しい切り口を作ることが重要です。

・斜めに切る:水がたまりにくく、腐敗を防ぐために斜めに切ります。
・枝の付け根で切る:枝の付け根から少し離れた位置で切ると、傷が早く癒えやすくなります。

2. 枝の選定
どの枝を切るかを慎重に選ぶことが大切です。

・枯れ枝や病気の枝:まず、枯れている枝や病気に感染している枝を取り除きます。
・交差している枝:他の枝と交差している枝や内向きに伸びている枝を剪定します。

3. 適度な剪定
剪定しすぎは樹木にストレスを与えるため、適度な剪定を心がけましょう。

・全体の1/3以下: 一度に剪定する枝の量は、全体の1/3以下に抑えると良いでしょう。
・毎年少しずつ:毎年少しずつ剪定を行い、理想的な形を維持します。

4. 高さの調整
樹木の高さを調整する際には、上部の枝を剪定し、全体のバランスを考慮します。

・上部を中心に剪定:高さを抑えたい場合は、上部の枝を中心に剪定します。
・バランスを考慮:樹形全体のバランスを考え、均等に剪定します。

4.庭木剪定のトラブルと対策

芽摘みの特徴とは?芽摘みの特徴についての情報をご紹介します。

芽摘みがされていない松の木の写真

1. 過剰剪定
過剰に剪定してしまうと、樹木にストレスを与え、成長が鈍る可能性があります。そのため適度な剪定を心がけましょう。
剪定量を全体の1/3以下に抑え、毎年少しずつ行うことで過剰剪定を防ぎます。

2. 切り口からの病害
切り口から病原菌が入り込むことを防ぐために、切り口の処理が重要です。
切り口に保護剤を塗布し、病原菌の侵入を防ぎましょう。また、剪定道具を清潔に保ち、病原菌の伝播を防ぎます。

3. 道具の故障
剪定道具が故障すると、剪定作業が難航し、樹木にもダメージを与える可能性があります。
剪定道具のメンテナンスを定期的に行い、鋭利な状態を保ちます。また、予備の剪定ばさみやのこぎりを用意し、万が一の故障時に備えましょう。

5.庭木剪定の基本やコツまとめ

ここまでご紹介した庭木剪定の基本やコツについての情報をまとめてご紹介します。

庭木の剪定を行っている写真

ここまで様々な種類の庭木剪定の方法や種類、種類によっての特徴や方法などをご紹介しました。それぞれしっかりとした意味があり、植物が健康的に育つためにとても大切なことだということがわかっていただけたと思います。

なのでしっかりと植物の剪定を行う際は、その植物に合った剪定方法を知っておく必要があります。是非ご紹介した情報を参考にしてください。

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