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富士宮駅はJR東海の身延線が乗り入れている、静岡県富士宮市の中心市街に位置する駅です。大正2年の開業時は駅名は当時の町名から取った「大宮町駅」でしたが、昭和17年に富士宮市が誕生すると同時に「富士宮駅」に駅名を変更しました。
上り「富士方面」と下り「身延・甲府方面」の運行が行われており、それぞれ乗り換えなしで、富士宮駅へは約20分、身延駅には約55分、甲府駅は約140分となっています。富士宮駅の1日の乗車人数は約2,400人で、身延線の中間駅の中で最多となります。また、静岡駅から身延線を経由し甲府駅に向かう、特別急行列車の「ふじかわ」も停車する事から、富士宮市を代表する駅として交通の要衝を担っています。
駅の北口には橋上駅舎に接続するぺデストリアンデッキ、富士宮駅を発着とするバスターミナルが設置されています。駅北口側は、古くは富士山本宮浅間大社の門前町として栄えた地域です。当時と様相は大きく変わった現在においても、市街地としての要の役割をしており、市役所を始めとした行政機関が北口側に集結しています。南口側は駅前広場が広がっており、周辺には病院やショッピングモールがあります。富士宮駅はホームや駅周辺から、世界遺産の富士山が見える駅として有名です。駅から富士山の表口である「富士山富士宮口五合目」まで行ける乗合バスのも出ており、富士山のお膝元に位置する駅となっています。