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金庫の鍵交換を行うなら?手順や注意点をご紹介

公開日:2021.10.29 更新日:2024.4.1
金庫の鍵交換を行うなら?手順や注意点をご紹介

金庫の鍵交換をする手順や費用などはご存知ない方が大多数だと思われます。

そこでこの記事では、金庫の鍵交換を行う時に気を付けたいポイントや費用の相場を簡単に紹介します。
金庫の鍵の交換は玄関や自動車などの鍵交換とは若干違いますので、注意すべき点や手順などを分かりやすく解説していきます。
また、鍵交換を業者に依頼する場合の相場、優良業者の見分け方なども併せて紹介しますので、判断の参考にして頂ければ幸いです。

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1. 金庫の鍵穴が破損原因とは?

金庫の鍵穴の破損原因として考えられるのが経年劣化、犯罪被害、強引な操作の3点です

金庫のダイヤルキーを回している写真

金庫の鍵穴が破損する原因としてまず考えられるのが経年劣化です。金庫の本体は10年や20年で破損することはありません。ですが鍵穴の中にあるタンブラーは繰り返しの操作やホコリ、グリスの劣化などで少しづつ摩耗していきます。そしてうまく噛み合わなくなった時に破損して鍵穴を交換しなくてはいけない事態になる可能性があります。

一方テンキー式や指紋認証式は直接操作する訳ではないので摩耗とは無縁です。その代わり使用年数が長くなるにつれて配線などが腐食して鍵穴が破損することがあります。中にはショートして鍵穴が破損したケースもあります。

金庫の鍵穴が破損する原因で次に紹介するのが犯罪被害です。窃盗目的での侵入犯が金庫を開ける際に使用する手口のピッキングで鍵穴が破損してしまう事があります。素人の窃盗犯だとバールやハンマーで鍵穴自体を破壊すこともあります。

金庫の鍵穴が破損する原因で最後に紹介するのが強引な操作です。例えばダイヤルに異物が混入して回りにくくなっているのに強引に回そうとしたり、キー自体 に摩耗や歪みがある状態で鍵穴に差し込んで開錠しようとすると鍵穴自体 が破損することもあります。鍵を回そうとして少しでも違和感を感じた場合はそれ以上の操作は控えてメーカーもしくは鍵の専門業者に連絡しましょう。

2. 破損以外で鍵交換が必要になった方の事例紹介

破損以外で金庫の鍵交換が必要になってしまった具体的事例を紹介します

金庫の盗難に遭い途方に暮れている女性

破損以外でも金庫の鍵交換が必要になる事もあります。それは中古の金庫を使用している場合です。

新しく事務所などを開設する時に居抜き物件などを選ぶと、前の会社が使用していた金庫が残っていることがあります。業務用の金庫は盗難防止のために100㎏を超えるものも少なくなく中には400㎏以上ある金庫もあります。それだけに処分料も高額になるため残していったという具合です。

確かに新しく業務用金庫を購入するとなると20万円以上は必要になりますので、使わない手はないのですが防犯上の観点から金庫の鍵交換は必要です。それとスペアキーのない中古の金庫を使用する時も念のため鍵全体の交換をしておきましょう。

破損以外で金庫の鍵交換が必要になったケースとして鍵の紛失があります。もし悪意のある方に鍵を拾われた場合、トラブルに発展することもありますので必ず鍵交換をする必要があります。

破損以外にも金庫の鍵交換が必要になった具体的事例を二点紹介しましたが、実際にはなぜそんなことが、といったケースも数多く報告されています。金庫はいくら頑丈でも鍵が機能していないとただの箱ですので必要を感じたら早めに鍵交換をしておきましょう。

3. 自分で金庫の鍵交換を行う手順

金庫の鍵交換を自分で行う手順と必要になる工具やアイテムを紹介します

金庫の修理を行っている写真

金庫の鍵交換を自分で行う手順を紹介する前にひとつだけ知っておいて頂きたいことがあります。それは今回紹介する手順はダイヤル式金庫とカギ式金庫のみに有効だという事です。

その中でもメーカーや型番によっては素人では分解できない金庫も多数存在します。加えてテンキー式金庫や指紋認証式金庫は自分で鍵交換をすることが限りなく不可能に近いです。

まず自分で鍵交換をする際に必要な工具は各種サイズのドライバー、ノギス(出来れば電子式)、専用グリス、いらない布です。

金庫の扉を開けると裏側にネジがありますので外しましょう。そうすると鍵穴がありますのでパーツを一つ一つ丁寧に外し布で古いグリスをふき取ります。

鍵穴の寸法をノギスで測りインターネットか金庫メーカーに発注します。新しい鍵穴が届いたらグリスを塗りながら元通りに組み上げれば完成です。

金庫の鍵交換の手順を紹介しましたが、使用している金庫の型番が古い場合は新しい鍵穴が手に入らないことがあります。その場合は近いサイズの鍵穴を選び金庫自体 をサンダーなどの工具で加工しなくてはいけません。器用な方でも難しい自分での鍵交換。失敗した場合金庫自体 を廃品にしてしまう可能性があります。少しでも不安を感じられた方は専門業者にお願いすることをお勧めします。

4. 金庫の鍵を交換する際の注意点とは?

金庫の鍵を交換する時に注意して頂きたいポイントをいくつか紹介します

金庫の扉が外れている絵

金庫の鍵を交換する時にまず注意して頂きたいのが防犯性能です。一昔前の金庫はダイヤルとカギだけでしたが最近では防犯性能の高い鍵がいくつも存在します。

交換に必要な金額ばかり気にしていると結果的に防犯性能の低い鍵を選んでしまう事があります。高ければいいという訳ではありませんが値段と性能のバランスがとれている鍵に交換するようにしましょう。

金庫の鍵交換で次に注意して頂きたいのが交換業者の選び方です。金庫の鍵を交換するという事はかなりの緊急事態であることが多いです。価格やサービス内容も確認せず慌てて業者に依頼すると、後からとんでもない金額を請求される可能性があります。そういったトラブルを避けるうえでも慌てず急がず慎重に鍵業者を選びましょう。

交換までの時間が長くなってもいいようであれば金庫メーカーの出張修理を検討するのも一つの方法です(※メーカーが安いとは限りません)。

金庫の鍵交換で三つ目に注意して頂きたいのが暗証番号やダイヤル番号の設定です。ダイヤル番号や暗証番号は金庫の肝ですので誕生日などにしないことはもちろんですが、鍵業者や他の人が見ている前では絶対に設定しないように。以上の注意点を踏まえながら安心・安全に金庫の鍵交換を行いましょう。

5. 鍵交換を業者に依頼する場合の相場

金庫の鍵交換の相場はシリンダーの場合21,600円から27,600円

費用をイメージしている絵

金庫の鍵交換の相場は種類によっていろいろあります。シリンダー式の場合は21,600円から27,600円なのですが、ダイヤル式になると27,600円から50,000円になります。

なぜ金額に幅があるかというと防犯性能が違うからです。例えばシリンダー式でも普通のギザギザした鍵の交換でしたら21,600円が相場ですが、複製されにくいディンプルキーでしたら27,600円が相場になります。

ダイヤル式も同様で座金が3枚でしたら27,600円が相場ですが、防犯性能が高い6枚座金になると50,000円から60,000円が相場になります。これは単純に鍵穴自体の商品代金が高いという事です。

金庫の鍵交換費用は作業料と商品代金で構成されていますので、商品代金が高くなるとそれだけ交換費用の相場も高くなります。今回紹介した金庫の鍵交換の 相場以外にも実際には様々な費用が必要になります。

金庫の鍵交換で相場に含まれない費用としては出張費、夜間料金、深夜料金、早朝料金などがあります。これらの費用は交換を依頼した業者によって様々ですので、事前にホームページなどで確認をしておきましょう。また業者によっては現地での見積もりを依頼するだけで出張料金がかかるケースもあります。逆にインターネットで申し込むと割引になる業者もあります。

6. まとめ

金庫の鍵交換に関する原因、手順、注意点、気になる相場までのまとめ

注意点をイメージした絵

金庫の鍵交換に関する様々な情報をお伝えしましたがここでおさらいします。

まず金庫の鍵交換が必要になるのは必ず原因があります。そして自分で鍵交換できる金庫もあるが失敗すると廃品になる可能性も。

焦ったり慌てた状態で業者に依頼するとトラブルに発展することもあります。相場から大きく外れた鍵業者には依頼しないようにしましょう。

以上の情報が金庫の鍵交換の際のお役に立てたのであれば幸いです。

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