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キャビネットの鍵交換がしたい!手順や注意点などを詳しくご紹介します

公開日:2021.10.29 更新日:2024.4.2
キャビネットの鍵交換がしたい!手順や注意点などを詳しくご紹介します

「キャビネットから書類を取り出したい時に鍵が無い」「キャビネットの鍵穴に刺した鍵が折れてしまった…」
そのようなトラブルが起こった際は鍵の交換が必要です。

この記事では、自分でキャビネットの鍵を交換する手順や注意点、業者の選び方から費用相場まで、丸ごと解説していきます。
ぜひトラブル解決の参考になさって下さい。破損原因についても紹介しますので予防のお役に立てれば幸いです。

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1. キャビネットの鍵穴が破損原因とは?

キャビネットの鍵穴が破損する主な原因は経年劣化!定期的なメンテナンスが必須

キャビネットに刺さった鍵の写真

このトラブルは経年劣化によるものがほとんどです。

キャビネットのマスターキーは合金で出来ている物が多いのですが、合鍵には真鍮が用いられています。毎日の抜き差しによりギザギザの山の部分が少しずつすり減り、シリンダー内部のピンを引き上げることが出来なくなります。

ピンを引き上げることが出来ないというのは、合わない鍵を差し込んで回している状態ですので、無理をすれば内部で折れることがありますし、シリンダー内部を破壊してしまう事もあります。

鍵の山がすり減っているかどうかの判断は目視でも可能ですが、差し込みや回す時の感覚でも判断できます。ゆっくりと鍵を差し込むとカチカチとした感覚があるのですが、山が減ってくるとスッと入るようになります。回す時にグラグラした場合も鍵が劣化している可能性が高いです。

そのような事態を放っておくとトラブルになりますので、早めに交換することをお勧めします。また、キャビネットの鍵穴には定期的に専用のグリスを吹きかけるようにしましょう。

その他で考えられる原因としては、扉の歪みがあります。キャビネットの扉は非常に薄いので、少しの衝撃でも歪んでしまいます。それと連動して鍵のロック部分の金属が曲がり破損してしまう事もあります。

2. 自分でキャビネットの鍵交換を行う手順

キャビネットの鍵交換を自分で行う際の必要工具や手順を紹介します

マイナスドライバーの先端の写真

意外と簡単ですが、注意して行わないとキャビネット本体をダメにしてしまう可能性もありますので、無理だと判断した場合は専門業者に依頼しましょう。

自分でキャビネットの鍵交換を行う際に必要になる工具はマイナスドライバーと新しいシリンダーのみです。

横開け式のキャビネットの場合シリンダーはネジで固定されているだけですので、古いものを外して新しい鍵を取り付ければ完了です。

引き出し式のキャビネットの場合は裏面のネジを外すことで交換が可能となっています。

ここで困るのは鍵の紛失や破壊によって開けることが出来なくなった場合の交換方法です。ネジを外そうにも扉が開かないのではどうしようもありません。

そこで役立つのがピッキングです。必要な道具はマイナスドライバーとペーパークリップです。まずマイナスドライバーの先端を鍵穴に入れ、開錠する方向に軽くテンションをかけます。伸ばしたクリップを隙間に入れてカチャカチャすると開錠します。

鍵がシリンダーの中で折れている場合は、それを取り除いてからの交換になります。深く刺さってない状態でしたら、ピンセットで取り出すことが出来ます。折れた箇所が奥の場合は、ピンバイス(極小のドライバー)を使用しなくてはいけません。

手順としては、刺さっている鍵の真ん中にピンバイスをねじ込んで引き抜くだけです(かなり上級者向け)。折れた鍵が抜けたら、スペアキーやピッキングで開錠して交換作業に移りましょう。

3. キャビネットの鍵を交換する際の注意点とは?

キャビネットの鍵を交換する際の注意点はメーカーと型番を合わせることです

鍵と部品の写真

この作業で注意して頂きたいことをいくつか紹介しますので参考になさって下さい。

まずはメーカーと型番を合わせることです。キャビネットはメーカーや型番によってシリンダーの大きさや扉の厚みなどに若干の差があります。適正な物と交換しないとぐらつきなどの症状が現れ鍵として機能しなくなる恐れがあります。

市場には互換性を謳っている安価な商品もありますが、安心して長く使用したいのであれば純正品をお勧めします。

その他の注意点としては強引な作業はしない点が挙げられます。

先ほどピッキングについて紹介しましたが、鍵の構造を理解しないまま、強引にガチャガチャしているとシリンダーだけでなく周辺の金属板を歪めてしまう事もあります。そうなってしまうと新しい鍵を取り付けることが出来なくなり、キャビネット全体を交換しなくてはいけない事態に陥る危険性があります。

もし重要な書類などを保管している場合は、防犯性能にもご注意下さい。通常キャビネットは金庫などと比較して単純な造りの鍵が使用されています。素人がピッキングしても開錠するのに10分とかかりません。

学習机のキャビネットでしたら、それでもいいのでしょうが、オフィスによっては大事なデータが保管されている場合がありますね。

鍵を交換する際は、キャビネットの防犯性能を高めるチャンスですので、その辺りにも注意して新しく取り付ける商品をお選び下さい。

4. 鍵交換を業者に依頼する場合の相場

キャビネットの鍵交換の費用相場は3,000円から15,000円です

見積もり書と電卓の写真

ここでの相場は種類により費用が大きく異なります。基本的にはどの業者も作業費+商品代金という料金体系になっていますので、昔からあるギザギザの鍵の交換でしたら安価ですし、防犯性能の高いディンプルキーの場合は高額になります。

近年ではキャビネットにも電子式の鍵が採用されていることがあります。その場合の交換費用は相場の上限である15,000円よりも高額になります。

ここで注意して頂きたいのがどの業者も〇〇円~となっている点です。つまり見積もりをしないと正確な料金は分からないという事です。見積もりだけでしたら無料が一般的ですが、なかには見積もり費用が必要な業者も存在します。

さらには見積もり後に断るとキャンセル料を請求してくる業者もいます。今回紹介した相場の金額には出張費は含まれていますが、夜間早朝割増などの費用は含まれていません。割増料金は3,000円から5,000円が一般的です。

消費者と業者の間で一番多いトラブルが、料金に関連した事です。鍵を交換した後で言った言わないの水掛け論にならないように見積書を提出して貰いましょう。

また費用やアフターサービスを比較する意味で、2社以上からの見積もりをお勧めします。その際は今回紹介した相場を意識して優良業者をお選び下さい。

5. まとめ

キャビネットの鍵交換に関する情報のまとめとポイントのおさらい

キャビネットに刺さった鍵の写真

ここまで紹介した情報の中でも大切なポイントに絞っておさらいします。

まずキャビネットの鍵は劣化する物なので、少しでも異常を感じたらトラブルが起こる前に早めに交換しましょう。

自分で鍵の交換をすることも可能ですが、無理だと判断したら専門業者に依頼すること。その際は相場を意識して相見積もりを取りましょう。一番重要なことはトラブルが起こっても落ち着いて対処することです。

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