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マンション暮らしなら知っておきたい!カードキーが開かない場合にすべきこと

公開日:2023.7.7 更新日:2024.4.2
マンション暮らしなら知っておきたい!カードキーが開かない場合にすべきこと

近年、防犯性の高さからカードキーを採用したマンションが多く見られます。
カードキーは通常の鍵と違い内部に磁力が使われています。そのため何らかの原因で鍵が反応せずに玄関が開かないといったトラブルに見舞われることも…。
また、鍵を紛失した場合も通常の鍵とは違う対応が必要になることも想定されます。


この記事では、鍵の紛失や反応しない等のトラブルで、マンションのカードキーが開かないときの対処法をご紹介していきます。

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1. マンションのカードキーを紛失したときの対処法

マンションのカードキーを失くしてしまった場合は、すぐに以下のふたつの対処を行いましょう。

電話している女性の写真

・警察に遺失届を提出する
カードキーの紛失に気が付いた時点で慌ててしまいがちですが、まずは冷静になってもう一度自分の持ち物を確認しましょう。
また、外出してから紛失に気が付くまでに行った店や利用した公共交通機関へ連絡を取ったりして確認をします。
それでも見つからないときは最寄りの派出所か警察署に行き、遺失物としてカードキーが届けられていないかを確認し、届いていなければその場で「遺失届」を提出します。
近くに警察がないなど訪れるのが難しい場合は電話やインターネットで受け付けができる場合もあります。

・大家さんまたは管理会社に連絡する
賃貸マンションなどでは、カードキーをはじめ、すべての鍵は「鍵を交換するには貸主の許諾が必要」とされているため、部屋を借りているマンションの大家さんか、物件の管理会社に必ず連絡を入れましょう。
自分で合鍵を持っていない場合は大家さんなどが持つマスターキーで部屋の中に入れる場合もあります。
また、大家さん側でマスターキーを持っていない場合でも、鍵を開けるためにどういった対応を行えばいいかを教えてもらえます。
契約内容によっては、勝手に鍵開けを行うと規約違反となる場合もあるので、そのような事態にならないためにも必ず大家さんへ連絡しておきましょう。

そのほか、マンションなどのカードキーを失くした場合は、拾った人物が強盗目的で部屋に侵入しようとするなどの危険性もありますので、カードキーの交換もお願いする必要があります。

2. マンションのカードキーが反応しない場合の対処法

カードキーが反応しない場合はカードキーの種類によって次の対処法を取らなければなりません。

カードをかざして解錠するカードキーの写真

・磁気カードキーの場合
古くから使われているカードキーは磁気カードのものが多い傾向にあります。磁気カードキーで反応が悪くなるのは「磁気が弱くなっている」という原因が多いですが、サイフなどに他のカードと一緒に入っていて反応しないという場合は、磁気カード同士が干渉している場合もあるのでカードキーを取り出して反応するかを確認します。磁気が弱くなったことで反応しなくなったのであれば、磁気カードキーを再発行してもらうしかありません。

・ICカードキーの場合
ICカードキーはICチップが表面に見えているものと内蔵されているもののふたつに分けることができますが、ICチップが見えているカードキーの場合は、まずICチップの表面が汚れていないかを確認します。汚れていない場合は交換になることが多い傾向にありますが、自分だけでなくほかの人も反応しない場合は情報を読み取るカードリーダーが壊れている場合もあります。
ICが内蔵されているカードキーの場合はIC自体が壊れているか、アンテナの接触部分に何か問題があることがほとんどなのでカードキーを交換しなければなりません。

マンションなどのカードキーは使用頻度が高いので、使っているうちに反応が鈍くなることも考えられますので、そのような場合は早めに交換をすることをおすすめします。

3. マンションのカードキーの新規発行にかかる費用はいくら?

カードキーを紛失してしまった場合はもちろん、磁気カードの時期が弱くなってしまった場合などカードキーを新規発行してもらうというケースは少なくありません。

カードキーに使われるカードの絵

カードキーの新規発行にかかる費用相場は、5,000円~7,000円ほど。
鍵の紛失時などでシリンダーそのものを交換する場合は、10,000~50,000円ほどと費用が高くなります。
また、上記の費用に加えて、出張費や技術料といった費用が加算される場合もあります。

マンションなどの賃貸住宅で、鍵の紛失などで交換費用が発生した場合は、原則として紛失した借主側の負担となります。
ただし、鍵の経年劣化などが原因で鍵交換が必要になった場合は、大家さんまたは管理会社側の負担となることがあるので、一度契約内容を確認しておきましょう。

また、カードキーの新規発行時の注意点ですが、新しいカードキーが届いたら新規登録をするためにほかに使用しているカードキーをすべて1カ所に集めなければいけないケースもあります。その場合ですと、もし1枚でも足りない場合は登録ができないことがあるので注意が必要です。

4. マンションのカードキーを長く使うために注意すること

カードキーを長く使うためには以下のことに注意をする必要があります。

女性がカードをかざして解錠している写真

・水に濡らさないようにする
ICカードキーはスマートフォンやICレコーダーなどと同じように「精密機械」として扱う必要があるものです。
そのため、水に濡れてしまうとデータが壊れてしまい、カードキーとして使うことができなくなります。
雨はもちろん、飲み物をこぼしてしまうなど水に濡れてしまう危険性のある場所の近くにはICカードキーを置かないようにしましょう。

・粗雑に扱わない
カードキーは薄くてコンパクトなので持ち歩きのしやすいものですが、雑に扱うと壊れやすいものでもあります。
磁気カードキーの場合はICカードキーに比べて磁気や金属に弱く、サイフの中で他の磁気カードと重ねることや、小銭と同じ場所に入れたりすると壊れる可能性も高くなります。
また、磁石に近づけることは磁気カードが壊れる原因になりやすいので、イヤホンなど磁石が使われているものも近づけないようにしなければなりません。

マンションのカードキーは、扱い方によっては壊れやすく、その都度新規発行するための手数料がかかってしまうこともあります。
高いセキュリティを保つためにもカードキーを長く使えるように日常的に扱い方に気を付ける必要があるでしょう。

5. マンションのカードキーが開かない場合の対処法まとめ

いかがでしょうか。

カードキーのカードの絵

今回はマンションのカードキーを紛失したときや、反応しない場合の対処法、新規発行の手数料など、困ったときに役立つ内容をご紹介しました。

防犯やセキュリティの意識が高くなっている現在では、オートロックシステムを採用してカードキーを使っているマンションが増加傾向にあります。
複製やピッキングにも強く、持ち歩きもしやすいというメリットの大きいカードキーですが、一方で紛失しやすいというデメリットもあります。
万が一紛失してしまった場合にはどのような対処法を取らなければならないかを知っていないと、高いセキュリティも無意味なものになってしまいます。

また水濡れや磁石に近づけてしまうといった、日常的な行動の中でついつい起きてしまいがちなアクシデントもカードキーを壊してしまう大きな原因となってしまい、カードキーの再発行や、登録作業などの手間も出てきてしまうので、取り扱いには注意しましょう。

マンションのカードキーが開かないトラブルに見舞われた場合は、今回ご紹介した対処法に沿った行動を取り、必ず悪用されないようにしましょう。

監修

カギのトラブル救急車

創業2003年、累計実績37万件超。これまで数多くのお客様から感謝の言葉と信頼をいただいており、リピーターのお客様が多いことが自慢。対応可能エリアも広範囲にわたり、建物・金庫・車・バイクなどあらゆる鍵の緊急トラブルを解決することで、お客様の生活の安心のサポートを行う。
研修を受けた専門のオペレーターが、朝7時から深夜12時まで年中無休でカギのトラブルで困っているお客様の電話を受付中。
<資格・著書・受賞歴など>

~代表 小嶋豊の所有資格~
「1級錠施工技師」 日本ロックセキュリティ協同組合(内閣総理大臣認可)
「錠前技工士1級」 一般社団法人あんしん住宅設備協会
「防犯設備士」 日本防犯設備協会(警察庁所管 公益法人)

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