本文へ移動

ロータリーディスクタンブラー錠とはどんな鍵?メリットや鍵の取り付け方法などをご紹介!

公開日:2022.2.16 更新日:2024.4.3
ロータリーディスクタンブラー錠とはどんな鍵?メリットや鍵の取り付け方法などをご紹介!

ロータリーディスクタンブラー錠の鍵穴の特徴は、キーが挿入されていないとシリンダー内のタンブラーが回転しないといった仕組みにあります。
その仕組みの秘密は構造にあり、解錠するためのピンの他にロッキングバーというものが取り付けてあります。そのため、ピッキングで開けるにはかなりの時間を要します。

この記事では、ロータリーディスクタンブラー錠のメリットや料金、取り付け方法などを紹介していきます。
ぜひ鍵選びの参考にして下さい。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

カギ110番

1. ロータリーディスクタンブラー錠は主にどんな用途がある?最適な場所は?

ロータリーディスクタンブラー錠は主にどんな用途がある?最適な場所は?

ロータリーディスクタンブラー錠の写真

この鍵穴を使用する上で最適な場所は、オフィス以外です。この鍵穴は美和ロックが開発したもので防犯性能が高い割には、価格が安いのでどんな場所でも活躍してくれます。

錠前メーカーとして有名なのが、美和ロック(MIWA)やゴール(GOAL)、ユーシン・ショウワ(SHOWA)などですが、その中でも美和ロックは古くから利用されています。恐らく鍵の持ち手部分にMIWAのロゴを見たことがある方は多いでしょう。

この鍵穴は、従来の鍵と互換性が非常に高いので、簡単に取り換えることが出来ます。それらの条件から最も汎用性が高い鍵穴と言えますので、取り付けに適している場所は『どこでも』です。

この鍵も発売当初はドライバーで簡単に破壊できたので、あまり性能は高くなかったのですが、繰り返し研究開発することで現在のモデル(U9シリーズ)は高い防犯性能となっています。

現在使用している鍵がこの鍵穴かどうかは一目見るとすぐに分かります。ギザギザの鍵を縦向きに差し込む形でしたら、従来のディスクシリンダー錠で、差し込む向きが横でしたら、ロータリーディスクタンブラー錠です。以前の鍵をお使いの方は、いつ泥棒被害に合われてもおかしくありませんので、早めにこの鍵に交換しておくことをおすすめします。

2. 鍵の種類をロータリーディスクタンブラー錠に交換するメリット

鍵の種類をロータリーディスクタンブラー錠にするメリットは防犯性能が高いこと

ロータリーディスクタンブラー錠をピッキングしている写真

この鍵穴のメリットは沢山あるのですが、中でも最たるものはピッキングに強いことです。

この鍵穴は間違った鍵やピックを挿入した時に、シリンダーの中のタンブラーがロックされるようにロッキングバーというパーツが取り付けられています。そのバーが一つでしたら泥棒も簡単にピッキング出来るのですが、複数のダミーが含まれていますので、本物のロッキングバーを探り当てるまでに相当の時間がかかります。そのため泥棒も諦めて逃げるしかなくなります。

次のメリットは、時間をかけると解錠できる点です。もし鍵を紛失した際に開けられないとなると一大事ですね。最新式の電子錠などはそのような事態になった場合、窓ガラスを割るしか方法が無いことも。その点ロータリーディスクタンブラー錠でしたら、専門業者に依頼すればいつかは開くので安心です。

次のメリットは鍵破壊にも対応している点です。この鍵穴の現在のモデルは、ドライバーはおろか、電動ドリルを使用しても破壊に時間がかかります。近年の侵入犯は、手口が凶悪化しており、ピッキングよりもバールやドリルを使用して鍵そのものを破壊するケースが増えています。そのような場合でもこの鍵穴でしたら、簡単に破壊されることはありませんので安心です。

3. 鍵の種類をロータリーディスクタンブラー錠に交換する方法

鍵の種類をロータリーディスクタンブラー錠にする方法と注意点を紹介します

プラスドライバーとマイナスドライバーの写真

この鍵穴を取り付ける方法は意外と簡単ですので、初めての方もチャレンジしてみましょう。

作業に必要な工具は、プラスドライバーとマイナスドライバーのみです。この鍵を取り付けるためには古い鍵を外すことから始めましょう。

現在お使いの錠前によって取り外し方は若干異なるのですが、ディスクシリンダー錠を例に説明します。

鍵穴の部分やドアノブの根元には化粧蓋が取り付けてありますので、マイナスドライバーを使ってドアから剥がしましょう。するとネジが現れますので、緩めたあとラッチ部分(閂)のネジも外します。

これで古い鍵は完全にフリーの状態になっていますので、慎重に引き抜きます。この時に部品やネジがドアの隙間に落ちないように注意して下さい。外した後に汚れが目立つようでしたら、不要な布などで拭いておきましょう。先ほどとは逆の工程で、新しいロータリーディスクタンブラー錠を取り付ければ作業完了です。

この鍵穴を取り付ける方法を説明しましたが、どうしても自分で出来ないという方は専門業者に依頼しましょう。そのぶん料金は高くなりますが、不完全な状態で取り付けられていては鍵としての意味がありませんので、相談だけしてみるのも一つの方法です。見積金額に納得した方のみ、業者と契約することをおすすめします。

4. ロータリーディスクタンブラー錠への交換にかかる費用相場はいくら?

ロータリーディスクタンブラー錠にする料金は4,590円から9,500円

費用相場のイメージ写真

この鍵穴に交換する料金を個別に紹介します。

まず単品でしたら4,590円です。ダブルロック用の2個セットは9,396円、ドアノブ付きの場合は9,500円です。レバータイプがお好みの方は7,990円で販売されています。ダブルの方がお得になっていますので、これを機にワンドアツーロックにすることをおすすめします。

合鍵は3本付いているのですが、購入時に同時注文で一本当たり400円です。後から追加注文の場合は1,080円から1,285円となります。

ここまでの金額はあくまで取り付けを自分で行う場合の金額です。また同じロータリーディスクタンブラー錠でもグレードが複数ありますので、選択する種類によってはさらに5,000円程度が加算されることがあります。

次に紹介するのは取り付けを業者に依頼した場合の料金です。この鍵穴本体と工事費込みでU9タイプは10,500円、URタイプでしたら15,000円です。U9とは、鍵を差し込む向きが決まっているタイプ、URはリバーシブルタイプです。

この金額はあくまでも標準取り付け工事の際の料金ですので、取り付ける場所の条件や、依頼する業者によってはさらに高額になる事もあります。取り付けから業者にお願いする際は、今回紹介した金額を踏まえて、見積もりを依頼しましょう。

5. ロータリーディスクタンブラー錠についての情報まとめ

ロータリーディスクタンブラー錠に関するさまざまな情報のまとめとポイントのおさらい

5本の鍵の写真

この鍵穴に関連する様々な情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントを紹介します。

この鍵穴はさまざまな場所に取り付けることが出来て価格もリーズナブルです。

取り付け作業は簡単ですし、防犯性能も高いので古い鍵穴を使用している方にとってはぴったりの商品です。ただし出入りの記録が残るわけではありませんので、オフィスや店舗での使用は控えましょう。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

カギ110番

玄関・住宅の鍵交換・鍵修理の新着記事

おすすめ記事