暗証番号式の鍵に関連するさまざまな情報を分かりやすくお伝えします。
この鍵は現在多くの場所で設置されており、近年では店舗やオフィスだけでなく一般家庭にも普及しつつあります。これを使う事で鍵の管理が不要になるだけでなく、ピッキング対策や社内犯罪も抑制される効果が期待できます。
そこで今回は、暗証番号式の鍵の特性や設置に最適な場所、メリット、取り付けにかかる費用相場などの情報をご紹介します。ぜひ鍵選びの際の参考にしてください。
この鍵の取り付け場所として最適なのが、オフィスや事務所などの仕事場です。暗証番号式の鍵は簡単に操作できるだけでなく、記録が残せる機種もありますので、何時、誰が、何分滞在したのかが分かります。
それにより、あってはならないことですが、社員による顧客データ持ち出し等の犯罪を抑止することが出来ます。同時に全ての場所に取り付ければ行動も把握できますので、仕事の効率化にも役立てることが出来ます。
この鍵は操作も簡単ですので、ご自宅の玄関にも最適です。小さいお子様がいらっしゃるご家庭でも、鍵を持たせなくて済みますし、親のスマートフォンとリンクさせておけば、何時に帰宅したかが分かりますので安心です。
この鍵を使用されたことが無い方で操作中の暗証番号を読み取られるのではないかと心配される声がありますが、最近の機種ではそれを防止するための機能がしっかりと付いています。
この鍵は、カード錠と共に、これから主流になると考えられますので、現在設置を検討されている方は早めの導入をお勧めします。またお年を重ねた親御さまと離れて暮らしていらっしゃる方にも、気軽に安否確認が出来るこの鍵はおすすめです。セキュリティ面で考えても、ピッキングやバンピングされることが無い暗証番号式の鍵は、いろいろな場所の入り口にうって付けの鍵と言えます。
この鍵のメリットとして最初に紹介するのが見た目です。
暗証番号式の鍵を玄関などの入り口につけておけば、明らかに目立ちます。泥棒と言うのは常にいろいろな地域を巡回しながら入りやすそうな家をピックアップしています。
その後いい物件があれば住人の生活パターンを把握し、侵入に備えます。その時点でホームセキュリティを導入している家や暗証番号式の鍵を取り付けている家はリストから除外します。
暗証番号式の鍵は機能的にも防犯性能が高い鍵なのですが、見た目で犯罪を抑止できるのです。
この鍵のメリットとして次に紹介するのが、いろいろな鍵と併用できる点です。暗証番号だけで解錠できる機種はもちろんのこと、カードや指紋などと併用できる機種が多く販売されています。ですので暗証番号を忘れるかもという方にもこれでしたら安心ですね。
その他のメリットとしては、停電時や電池切れの時も、外部電源を引き込む事が出来ることや、マジックナンバーでカモフラージュできる点が挙げられます。
この鍵のメリットとして最後に紹介するのが、鍵交換が不要なことです。賃貸物件では入居者が変わる度に鍵を交換しなくてはいけません。昨今空き部屋が多いこの時代に、鍵交換の費用まで加算してしまうと借り手がいなくなるので、オーナーが負担しているケースもままあります。暗証番号式の鍵でしたら、専用のIDを使って番号を変更するだけなので交換費用を節約できます。
この鍵の取り付けは自分で行う方法と業者に依頼する方法がありますので個別に紹介していきます。
まず自分で取り付ける際に必要になる工具は電動ドリル、ドライバー、ホールソー、マーカーペン(鉛筆でも可)です。ちなみにホールソーは一般的には32㎜ですが取り付ける指紋認証錠の種類によって直径が変わることがあるので、届いてから購入しましょう。
まずきちんと取り付けることが出来るのかどうか判断するために、説明書にある寸法通りにマーカーで印をつけていきます。
次に取り付けたい場所にホールソーで表と裏から穴を開けます。この時穴が斜めにならないようにしっかりと両手で作業して下さい。穴が開いたら表面に両面テープで操作盤を取り付けます。裏面に本体を取り付けるための台座を取り付け、表面から出ているコードを本体に接続します。
そして台座に本体を固定すると次はストライクの設置です。本体の電源を入れロックした状態にし、どこにも干渉しないことを確認してからストライクを固定すれば作業完了です。
この鍵の取り付けを業者に依頼する方法ですが、インターネットなどで見つけた業者といきなり契約することはしないで下さい。暗証番号式の鍵の取り付け価格は、業者によりすごく差がありますし、本体の値段も違います。一般的には本体代金＋20,000円が相場ですので、それをふまえた上で業者と相談しましょう。出来ることでしたら、3社以上から見積もりを取ることをお勧めします。
この鍵の料金はメーカーや機種、取り付け方法によって大きく違いますので、個別に紹介していきます。
まず、自転車やバイク用の暗証番号式の鍵でしたら1,000円から2,000円前後で販売されています。
暗証番号の他に、カード状のスマートキーが付いているサムソンスマート(SHS-2920)でしたら13,800円です。
暗証番号がプッシュ式になっている長沢製作所製のキーレックス500は11,664円、カバー付きは12,300円となります。同じキーレックスでも防犯性能が高くなっている800シリーズは20,000円前後、レバーやノブ付きのタイプは25,800円です。
スタンガンなどの攻撃にも耐えうるゲートマンV10の料金は43,200円から45,000円となっています。
ここでの金額の差は機能の差に直結しています。差がつく機能としてはスマートキー、カードキー、暗証番号の桁数、ワンタイムパスワードの有無などが挙げられます。
この鍵の料金として本体以外に必要なものは、業者に依頼した際の作業費用です。工具さえあれば自分で取り付けが出来る機種でしたら作業費も20,000円前後ですが、そうでない場合は50,000円から80,000円作業費が発生することもあります。法人の場合でしたら、複数の購入による割引サービスがあることも考えられますので、しっかりと交渉してみましょう。個人の方は本体の相場をしっかりと把握して、依頼しましょう。
この鍵に関しての色々な情報をお伝えしてきましたが、おさらいも兼ねて重要ポイントをもう一度紹介します。
暗証番号式の鍵は、ますます普及していくものと考えますが、お使いの際は特性をしっかりと把握して適所に取り付けましょう。
価格が高ければ高いほど機能も充実していますが、人気のモデルは50,000円前後の商品です。暗証番号式の鍵は一度取り付けると離れることが出来ないほど便利な鍵ですので、迷われている方は購入をお勧めします。
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