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【戸建て編】合鍵作成による空き巣被害について解説します

公開日:2021.10.29 更新日:2024.4.3
【戸建て編】合鍵作成による空き巣被害について解説します

合鍵作成による空き巣被害の状況について分かりやすく紹介します。
この被害は年を追うごとに増加傾向にあります。警視庁発表のデータによると平成29年の空き巣被害は戸建て住宅で29,947件、そのうち合鍵による被害が1.9%の約568件となっています。つまり1日に1件以上は合鍵作成による侵入窃盗事件が起こっているという事です。

実際の事例を紹介しながら鍵の合鍵作成被害の原因や対処法を紹介していきますので防犯にお役立てください。

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1. 合鍵作成されて空き巣に入られた!住宅で被害事例①

合鍵作成による住宅での空き巣被害事例集その1。番号だけでも合鍵は作製可能

鍵のイメージ写真

このトラブルの事例として最初に紹介するのが、勝手に合鍵を作製されていたケースです。

一人住まいの母親の所に泥棒が入り、通帳や印鑑、現金(15万円)が盗まれました。

母親に鍵のことを聞いてみたのですが、合鍵を持っているのは兄と娘の私だけという事でした。現場検証していた警察も合鍵による犯行とのことでしたので、腑に落ちないでいたのですが、翌日になって母が警察を名乗る人が来て、鍵の写真を撮っていたというので、再度警察に連絡したところ、勝手に合鍵が作られたことが分かりました。

その後犯人が逮捕されたのでひとまずは安心ですが、鍵の写真だけで合鍵が作れるなんてびっくりです。

このケースにもあるようにシリンダーキーは鍵の番号と写真だけでインターネットで合鍵を作ることは可能です。怖い時代になったものですね。

次に紹介する事例は、以前の住人が犯人だったケースです。

借家にお住まいの方が定期的に家の物が紛失していることに気付き、家の中にビデオカメラを設置していたところ、仕事で家の人間がいない昼間の時間に知らない人が家の中を探している姿が映っていました。急いで警察に相談して捜査してもらったところ、前に住んでいた住人が犯人であることが分かりました。普通は新しく入居者が決まると鍵を交換することになっているのですが、これは大家さんの怠慢が招いたケースですね。

2. 合鍵作成されて空き巣に入られた!住宅で被害事例②

合鍵作成による住宅での空き巣被害事例集その2。再犯には要注意

空き巣被害に遭っている住宅の写真

このトラブルで初めに紹介する事例は、何度も空き巣に侵入されたケースです。

深夜に家の中から物音がしたので電気をつけてみると、空き巣が侵入していました。私が驚いて大きな声を出したのですぐに泥棒は逃げていったのですが、凶器を持っていなくて本当に良かったです。

実は以前から家の中のものがなくなるのでおかしいなと思っていたのですが、どうやら何度も被害にあってたみたいです。

このトラブルで一番恐ろしいのは、犯人とバッティングしてしまう事です。運が悪ければさらに大きな事件に発展する危険性があります。合鍵を使用して家屋に浸入している泥棒は、同じ家に何度も侵入するケースが多いです。一度でも不審に思ったら鍵全体を交換することをお勧めします。

次に紹介する事例は、友人が泥棒だったケースです。正月に帰省して自宅に戻ってみるとびっくり。パソコンやテレビ、オーディオなどの家電がそのまま無くなっていました。トラブル後慌てて警察に連絡し、調べてもらったのですが、窓ガラスは割られていないし、玄関も傷が付いていないため合鍵による侵入ではないかと言われました。

取り合えず被害届を提出し、2ヵ月が経過したころ警察からの電話で犯人が捕まったことが分かりました。どうやら盗んだものを売ろうとして捕まったようです。犯人の氏名を見ると友人の名前だったので再度驚きました。あとで警察から聞いた話ですが、家に来た時に粘土で型をとって合鍵を作ったそうです。

3. 住宅の合鍵作成・悪用されないための対策方法

住宅の鍵の合鍵作成・悪用されないための対策方法は見せない、触らせないことです

鍵を触ることを禁止する絵

このトラブルの対策方法はいくつかあるのですが、まず言えることは見せないことと触らせないことです。

全ての人を疑っていてはきりがありませんし、多くは善人だと思います。ですが、鍵を悪用しようとしている人が身近にいないとも限りません。そのような人を疑わないためにも、見せないことと触らせないことは徹底しましょう。

鍵はスマートフォンや財布などと違い雑な扱いをしがちですが、貴重品ですので大切に管理することも一つの対策です。借家などの戸建て住宅を借りた方はきちんと鍵の交換が行われたかどうか、不動産屋さんや大家さんに確認しておきましょう。

ひったくり被害から鍵をコピーされ泥棒に入られることもありますので、このようなトラブルで鍵を紛失した際は必ず、鍵穴全体を交換するようにしましょう。これは盗まれたバッグや中身が見つかっても安全のために必ず行って下さい。

このトラブルの対策方法で最後に紹介するのが合鍵を作れない、作ることが難しい鍵を使用することです。ディンプルキーをはじめ、近年では様々なコピー対策をした鍵が販売されています。なかには全く複製が出来ないものも存在します。そのような鍵にしておくことで自分自身も気を付けますし、周りへのアピールにもなります。いずれにしても合鍵作成されるという事はこちら側にも一定の責任がありますので、厳重な管理をお願いします。

4. 住宅の鍵の合鍵作成する際の注意点

住宅の鍵の合鍵作成する際に注意すべき3つのポイントを簡単に紹介します

複数の鍵を持っている写真

まず注意すべき第一のポイントとして紹介するのが、複製し過ぎないという事です。

大体は家族分しか作らないはずですが、中には紛失した時のために、家の中にも一つ保管しておきたいからというよくわからない理由で、スペアキーをたくさん作る方がいらっしゃいますが、絶対に控えて下さい。

確かに家の中に予備の鍵を置いておけば紛失した時でも安心な気がしますが、逆に危険です。紛失した状態で同じ鍵を使っていると、拾った方が泥棒に入る可能性がありますし、何より鍵の扱いが雑になってしまいます。

第二の注意点として、合鍵から合鍵を作ることはやめて下さい。本物そっくりに作ってある合鍵でも、マスターキーとはわずかながら誤差があります。その鍵を基に合鍵を作製すると誤差はさらに大きくなります。それを使い続けていると、徐々にシリンダー内部が歪み破壊されることがあります。スペアキーを作る時にはマスターキーからコピーすることをお勧めします。

第三の注意点は、賃貸物件の場合は大家さんに許可をとって下さい。入居が決まればマスターキーを受取りますので、その場で必ず何本まで複製していいのか聞いておきましょう。特に最近の鍵は複製回数が決まっている物もありますので確認は必須です。ここで紹介した以外にも注意すべきことはたくさんあるのですが、最低限この3つだけは注意して合鍵作成しましょう。

5. 合鍵作成についてのまとめ。住宅編

合鍵作成についての情報のまとめと重要なポイントのおさらい。住宅編

鍵を両手で持っている写真

ここまで合鍵作成に関する様々な事例や情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねて大切なポイントを紹介します。

まず自宅の鍵は車や財布と同じように大切な財産ですので、意識して管理するようにしましょう。

いざ鍵がなくなったら元から交換することをお勧めします。後々トラブルの原因になる事がありますので、スペアキーは作りすぎないようにしましょう。

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