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ガスコンロの寿命はどのくらい?買い換え時期の目安もご紹介!

公開日:2023.7.21 更新日:2024.4.12
ガスコンロの寿命はどのくらい?買い換え時期の目安もご紹介!

「火がつかなくなった」「火がついても勝手に消えてしまう」「ガスコンロを使用していないのにガス臭い」
など、毎日使用するガスコンロに不調がみられたら、それはガスコンロが寿命を迎えている合図かもしれません。
ガスコンロには安全に使用するための耐用年数が決まっています。それを超えて使用し続けていると、ある日いきなり火が使えなくなって困った!といった事態に陥る可能性や、一酸化炭素中毒や火災といった大惨事に発展してしまう恐れがあります。
今回は、テーブルコンロ・ビルトインコンロの寿命や、買い換え時期の目安、故障があった場合の対処方法についてご紹介しています。
ガスコンロを長く使用するためのお手入れ方法についてもあわせてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

1.ガスコンロの寿命は何年?

ガスコンロは消耗品!使用から5年、10年と経過している場合は、新しい物への交換をおすすめします!

鍋が置かれたガスコンロの写真

ガスコンロには、テーブルコンロとも呼ばれるコンロ台に置いて使える『据え置き型コンロ』と、システムキッチンなどに組み込まれている『ビルトインコンロ』の2種類があります。

それぞれ耐用年数が異なり、『据え置き型コンロ』の平均寿命は一般的に6年相当『『ビルトインコンロ』の平均寿命は10年相当といわれています。
ただし、6年や10年といった数字はあくまで目安のものとなっており、使用環境や頻度、お手入れ方法などによってガスコンロの寿命は変わってきます。そのため、実際には10年以上問題なく使用されているご家庭も多いかと思います。

けれども、10年以上使用し続けていると、メンテナンスなどの際に交換が必要になってくる部品の生産が終了しており、もし故障してしまった場合でも修理ができないといったケースが多くあります。
仮に修理ができたとしても、部品の取り寄せなどで時間や費用がかさんだり、またすぐに他の部分が故障して再度修理が必要になったりといった恐れも考えられます。

もし、今現在使っているガスコンロを5年10年と長く使用していてまだ一度も修理やメンテナンスを行っていない場合は、「いきなり火がつかなくなった」「点火しても火が勝手に消えてしまう」といったトラブルがいつ引き起こってもおかしくない状況です。

寿命を過ぎたガスコンロは、安全に使用するためにも、早めに新しい物への交換を検討することをおすすめします。
最近では様々な便利機能が搭載されたガスコンロが販売されています。新しいガスコンロにすることで、より安全で快適なくらしを過ごせることにもつながりますよ!

2.買い換え時期のチェックポイント

不調のサインに気付いたら修理か交換かを検討をおすすめします!

買い換えたガスコンロの写真

ガスコンロの修理や買い換え時期の目安として考えることができる不調のサインのチェックポイントをご紹介します!

■チェックポイント
・火がつかない
火がつかない場合の多くは、「電池切れ」『バーナーキャップのズレや汚れ」「センサー又は点火プラグが濡れている」といった原因が考えられます。それらを直しても火がつかない場合はガスコンロ自体が故障している恐れがあります。

・異音がする
点火時の「チチチ」や「カチッ」といった音や、「ピー」というブザー音、火が消えるときの「ボンッ」という破裂音は、それぞれ点火プラグに火花が飛ぶ音や、電池切れのお知らせや安全装置の作動音、バーナーのつまりによるガス量の減少などが考えられます。
それ以外に、爆発音やゴーといった大きな燃焼音、今まで聞いたことのないような音が聞こえた場合は部品の劣化などの故障をしている可能性があります。

・異臭がする
ガス機器を使用していないのにガスの臭いがする場合は、経年劣化によるゴム管の亀裂やバーナー部分のサビ・腐食などからガス漏れをしている可能性があります。
また、ガス漏れをしているかもと感じたら、窓を開けて新鮮な空気を入れ、業者へ連絡をするようにしてください。

・炎が不安定
「立消え安全装置」や「温度センサー」などの位置がズレていたり、劣化や故障をしていたりといった原因が考えられます。また、ガス弁や電装基板の故障の可能性もあります。

・炎の色がオレンジ色
通常なら青色のはずの炎が、オレンジや赤色に見える場合は、不完全燃焼が起こっていて、非情に危険です。そのまま放置していると一酸化炭素中毒を引き起こす恐れがあります。
特に炎の色が赤やオレンジ色になる場合は不完全燃焼が起きており大変危険です。 バーナーキャップを掃除しても直らない場合は、すぐに使用をやめてください。

・エラーコードが表示される
エラーコードが表示される=何らかのエラーが起こっているサインです。
ご使用の製品のメーカー名と表示されているエラーコードをネットで検索すると、どんなトラブルが起こっているかを調べることができます。

このような症状に気付いたら、完全に故障してしまう前に、修理か交換かの対処をしましょう!

3.火がつかない!ガスコンロ故障の対処方法

ガスコンロの火がつかないときの対処方法をご紹介します!

火がついているガスコンロの写真

まずは、点火しない原因がガスコンロの故障にあるのかどうかを確かめるために、以下を確認してみてください。
・電池が切れていないか
・バーナーキャップが汚れて目詰まりしていないか
・バーナーキャップが浮いたりせず、正しくセットされているか
・テーブルコンロの場合、ゴムホースに亀裂などの損傷はないか

以上を確認して、それでも火がつかない場合は、修理が必要な可能性が高いので業者へ相談してください。

もし、お住まいのお家が賃貸で、ガスコンロが入居前から設置されていた場合は、大家さんか管理会社に連絡をしましょう。勝手に修理や交換をしてしまうとトラブルに発展する恐れがあります。
使い方に問題がなく、経年劣化による故障の場合は、修理・交換費用は大家さんがほとんどのケースで負担してくれます。

長年使用していて不調がみえてきたガスコンロをそのまま使い続けると、不便なだけでなく、ガス漏れや火災などの大きな事故を引き起こす可能性があり大変危険です。
ガスコンロの調子が悪いと感じたら、不調を放置せず専門の業者へ相談するようにしましょう。

修理がいいのか、新しい物に交換した方がいいのかでお悩みの方は、先述で紹介した寿命を目安に検討してみてください。

また、2008年3月以前に製造されたガスコンロには、「Siセンサー」と呼ばれる安全装置が搭載されていない可能性があります。それ以降に製造された物であれば、国の義務により「調理油加熱防止装置」「立ち消え安全装置」「コンロ・グリル消し忘れ消火機能」の3つが安全のために標準搭載されています。

もし、現在使用しているガスコンロに「Siセンサー」が搭載されていない場合で、ガスコンロの不調を感じたなら、この機会に買い換えることをおすすめします。

4.ガスコンロのお手入れ方法

ガスコンロを大切に使用し続けるために定期的なお手入れは必須!

ガスコンロの五徳を掃除している写真

ガスコンロを少しでも長く大切に使用するためには、使い方や日頃のお手入れが大切になってきます。
大前提として、調理の際に鍋をふきこぼさないこと、排気口を塞がないこと、ガス台に重いものをのせないことに注意しながら使用してください。

吹きこぼれ跡やコゲを放置していると、火が出る穴であるバーナーキャップが目詰まりを起こし、故障の原因となります。ガスコンロの使用後は、バナーキャップや天板の汚れを拭き取ることを日々の習慣とすることで、ガスコンロの寿命を延ばすことができます。

また、数カ月に1回はバーナーキャップや排気口、点火プラグの油やコゲなどのこびりついた汚れをしっかりと除去するよう掃除をしましょう。
掃除の後に濡れたまま火をつけようとすると、着火しなくなってしまうので、しっかりと乾燥させてから使用するようにしてください。

お手入れを行っている中で、ガスホースの破損などの異変に気付いたらすぐに業者へ連絡するようにしましょう!

5.まとめ

ガスコンロについての情報をまとめてご紹介します。

鍋が置かれたガスコンロの写真

テーブルコンロ・ビルトインコンロの寿命や、故障前のチェックポイント、火がつかない場合の対処方法などをご紹介しました。

毎日使用するガスコンロは、日々のくらしに欠かせない大切な生活の一部です。そんなガスコンロは消耗品のため、使用し始めてからテーブルコンロであれば6年、ビルトインコンロであれば10年を寿命の目安と考えて、「いきなり火がつかなくなった!」といったトラブルが起こらないように、修理や交換を検討してください。

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