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水道管が破裂したらどうなる?!原因や対処法をご紹介します

公開日:2022.3.16 更新日:2023.12.25
水道管が破裂したらどうなる?!原因や対処法をご紹介します

水道管の破裂は予期していなくとも起こってしまします。「ある朝、水道管から水漏れしていた」ということはよくあります。そんな時はできる限りの応急処置を施しておき、専門業者が来るのを待ちましょう。今回は水道管が破裂する原因や、破裂が起こった場合の応急処置の方法を紹介していきますので、参考にしてみてください。

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1. 水道管が破裂する原因

水道管はさまざまな原因によって破裂することがあります。

とっさの事態に対処するためにもこうした原因を理解しておく必要があります。主な破裂原因としては次のことが挙げられます。

まず考えられるのが水道管自体の劣化です。水道管は使用される年月が経つにつれて次第に劣化していきます。使用されている素材や水道管の太さにもよりますが、水道管の平均寿命は10~15年程度と言われています。こうした水道管の劣化は素人ではチェックがしづらく、専門業者に調査を依頼する必要があります。

冬場によく起こるのが水道管の凍結です。冷え込みが激しくなると、凍結によって水道管が破裂することがあります。水は氷ることによって体積が大きくなり、それによって内部に膨張が起こります。それが引き金となって水道管が破裂します。氷点下4度を下回ると水道管が凍結しやすくなりますので、こうした現象は北海道や東北といった寒い地域のみならず、東京などの首都圏でも起こる可能性があります。

地震などの自然災害によっても水道管は破裂します。特にインフラは老朽化していると災害の影響にさらされやすいです。強い地震だけではなく、ちょっとした揺れだとしても水道管が破裂することがあります。

2. 水道管が破裂するとどうなる?

実際に水道管が破裂するとどのような問題が起きるのでしょうか。

破裂している水道管がそのままになっていますと、水漏れが発生します。そうなるとやがて屋内の床上が水浸しになっていくようになります。水漏れが最初に発生しやすい場所としてはキッチンやトイレ、お風呂などがあります。マンションやアパートにお住まいの場合ですと、下の階にまで被害が拡大するおそれがあります。またトイレで水漏れが発生すると、中にある汚物が逆流してしまうことがあります。

また床上の浸水が拡大していくと、室内にある家財道具が水浸しになる可能性があます。家財道具が浸水によって使えなくなると新しい家具を購入しなければならなくなり、金銭的な負担が増えていきます。水漏れは止水栓を止めることでいったん防ぐことができますが、その分家事で使う水が使用できなくなるなど生活全体に影響が及びます。

マンションやアパートにお住まいですと、階の下にまで水漏れの被害が拡大する可能性があります。そうなってくると被害が及んでいる世帯から補償費用を請求されることにもなります。もしもこういったことが起きたら、集合住宅の管理組合などにアドバイスをもらう必要があります。

3. 水道管が破裂した場合にまずやるべきこと

水道管が破裂した時は慌てずに、落ち着いた対応を取ることが肝心です。

専門業者に水道管の修理をしてもらうことが何よりも大切ですが、作業スタッフが現場へ駆け付けるまでには時間がかかります。それまでの間はご自身で対応するほかありません。専門知識や経験なしでもできる応急処置の方法は次の通りです。

まず最初に行うべきことは止水栓を止めることです。ほどんどの止水栓は水道メーターの近くに設置されています。止水栓の場所を見つけて、ドライバなどを使用して止めておきましょう。これでひとまずは水漏れの拡大を防ぐことができます。もし止水栓の場所を特定できないようでしたら、建物を建てた会社や管理会社に連絡し、場所を調べてもらう必要があります。

水道管の破裂を発見したら、設置会社に対しても連絡を入れておきます。戸建て住宅にお住まいであれば、建物の水道業者に連絡します。マンションやアパートにお住まいの方であれば、管理人や管理会社に対して連絡しておきましょう。

こうした水道管の破裂の修理には専門の資格が必要であり、メンテナンス作業にもある程度の経験が必要です。水道管が破裂していれば、止水栓を止めることを優先するようにしておきましょう。

4. 専門業者に依頼する際の費用相場

水道管破裂が起こった際に気になるのが業者による費用です。

生活全体に関わる問題ですので、ある程度お金がかかるのは仕方がないものの、やはりいくらかかるのかは懸念事項になると言えます。

屋内で発生した水道管の破裂ですと、修繕費用は2万円からになります。また床下など目が届きにくい箇所で破裂していたら3~5万円ほど費用がかかります。また水道管本体を交換するなど大掛かりな作業になってくると、さらに費用がかかります。

水道管の破裂した際の責任ですが、一般的には使用者本人に帰結することになりますが、水道管の修理費はもとより、水漏れした分まで料金が請求されます。

ただし水道管の破裂ですと、水道料金の減免制度を利用できる可能性があります。修理を行う際にお住まいの自治体が指定している業者を選ぶことで減免制度を適用させることができます。ただし、水道管が故意でない原因によって損傷した場合が条件となります。

また火災保険によっても費用の補償を受けられます。保険商品には水道管が凍結した際の修理費用が含まれている場合があります。火災保険を契約されているのであれば、プラン内容をよく確認しておきましょう。これによって負担額を抑えられます。

5. 水道管は日頃からメンテナンスしておくことが大切

前述したように、水道管は使用年月が経過するごとに劣化していきます。

劣化が激しいと些細な衝撃や揺れなどでも破裂するおそれがあります。そのためにも、定期的なメンテナンスをきちんとしておくことが必要です。

基本的に水道管の修理は専門業者に依頼するのが何よりも大切ですが、ご自身でもできることがあります。

まず冬の時期に寒さが厳しくなるという予報が出た際には、前日までに水道の元栓を閉めておきます。そして蛇口から水道管の水を出しておくことで、水道管が凍結するリスクを抑えることができます。もしも水道管がすでに凍結しているようでしたら、すぐに専門業者に連絡するようにしましょう。

水道管のメンテナンスを実施するタイミングは、3年を目安にしておくといいでしょう。水道管の汚れは比較的新しい水道管であっても1~2年程度で汚れが発生してきます。もしもの事態に備えて業者にきちんと洗浄してもらいましょう。また水道管本体は10~15年ほどで寿命を迎えます。そうなった場合には業者に新しいものと交換してもらわなければなりません。

破裂が起きた時だけでなく、普段から水道管に異常がないか確かめることも大切です。水道水の味がおかしいなど水回りで異変があったら、業者に一度相談されるといいでしょう。

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