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《凍結・破裂》冬は水道の防寒対策をしよう!予防法や解決方法などをご紹介します

公開日:2023.3.9 更新日:2023.12.25
《凍結・破裂》冬は水道の防寒対策をしよう!予防法や解決方法などをご紹介します

寒い冬場は水道管にとって天敵です。気温が急激に下がることによって水道管が凍結すると、水が使えないとトイレやお風呂の使用ができなくなります。
場合によっては水道管が破裂してしまうこともあります。

そこで今回は寒くなる時期にやっておくべき水道管の防寒対策をご紹介します。

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1. 冬は水道管の凍結や破裂に要注意!

気温が低い時期に「水道管がいつの間にか凍っていた」という経験はありませんか。

水道管は冬の寒さに関してはめっぽう弱いインフラです。
凍結により水道管が使えなくなると、台所やお風呂などあらゆる水回りが利用できなくなります。

近年は断熱性を重視した住宅建築が一般化し、昔よりも凍結が起こりにくくなっていますが、それでも一定のリスクはあります。

通常ですと屋外の気温がマイナス4℃を下回るようになった場合、水道管は凍りやすくなると言われています。

このような気温ですと外では雪が降っていることが多いですが、降雪があるからといって必ず水道管が凍結するとは限りません。

ただし、降ってきた雪が蓄積するような状況は要注意です。雪がそのまま水道管に付着している状態が続くと、凍結が起こりやすくなります。
水道管が屋外に設置されていて、外に露出しているような状況であればなおさら凍結に気を付けなければなりません。

また、配管場所によっては気温の影響を強く受けます。
まずは水道管が配管されている場所をご自身でチェックしてみることから始めましょう。日陰や強風にさらされる場所など、気温が他の所よりも低いと感じられる場所があれば、水道管の凍結のリスクが高い場所であるといえます。

日頃から水道菅の防寒対策を徹底させ、水道をいつでも使える状態に保ちましょう。

2. 水道管凍結に伴う影響とは?

水道管の凍結は日常生活の中でさまざまな悪影響を及ぼします。

水道管は日常生活を営んでいく上で欠かすことのできないインフラです。そのため、水道管の凍結は生活においてさまざまな影響を与えることになります。

水道管の凍結により水が使用できなくなると、調理や洗濯などの家事に支障がでるほか、トイレや洗面所を使用することができなくなります。
水道管の凍結リスクは、外気温が下がる夜から早朝にかけてが最も高いです。
忙しい朝に水道が使用できないとなると多大な影響が出てしまいます。

また、水は液体から固体になると体積が増える性質を持っているため、管内の水が凍結すると水道管が破裂してしまうことがあります。
こうなってしまうと水道管工事をしなければならず、金銭的な負担まで伸し掛かってくることになるのです。

水道管の凍結や破裂は金銭面にも影響してきます。
修理業者に依頼される場合の費用相場としては3~5万円ほどになります。
ただし、被害状況によってはこれ以上の費用がかかったり、工事に数日の時間を要したりする場合もあります。

こうしたことから、日頃より凍結予防として水道管の防寒対策をしておくことに越したことはありません。

3. もし水道管が凍結・破裂したらどうする?

万が一水道管が凍結してしまったり、破裂してしまったりしても適切な処置を施すことで被害を最小限にとどめることができます。

水道管が凍ってしまった際には、決して力任せに蛇口をひねらないようにしましょう。
無理に水道を使用しようとすると、水の量を調整するために使用されるパッキンを傷つけ、場合によっては破損につながることがあります。

また、水道管が凍っているからと言って、熱いお湯で無理に温めてはいけません。
熱いお湯を水道管にかけてしまうと熱膨張を引き起こし、水道管の破裂につながるリスクが高まります。

凍結した水道管を解凍するには、まず水道管にタオルを被せておきます。そうしたらタオルで覆われた箇所に人肌程度のぬるま湯をかけます。

もし付近にコンセントが配置されるのであれば、ドライヤーを使ってゆっくり解凍させることもできます。

また、水道管の解凍作業を行った後は、水道管破裂の有無もしっかりとチェックしておきましょう。
水が使用できるようになったら、一度自宅内のすべての蛇口を閉めた状態で水道メーターを確認してください。メーターに動きがあれば、どこからか水漏れが起こっていることになります。
その場合は、ただちに元栓を閉めて業者に修理を依頼しましょう。

4. 日頃からやっておくべき水道の防寒対策

最近では北日本地域のみならず、関東や関西などでも寒さが厳しくなっています。

地域に関わらず水道管の凍結対策をしっかりやっておく必要があります。

まず水道に関しては適度に動かしておく必要があります。

具体的には水道の蛇口をひねり、水を出しておくことです。
寒い時期になると、水は同じ場所にとどまることで凍っていきます。そのため、時々様子を見て水道から水を出しておけば、水道管が凍結するリスクを低減させることができます。
ただし、水道から水を出しっぱなしにしてしまうと水道料金がかさんでしまいます。ですので、水道からは少量の水を出しておくだけで構いません。

そのほか、水道管の防寒対策としては、外気に触れることがないように保温材となるカバーをつけておくといいでしょう。
身近にあるものですと、タオルや発泡スチロールなどが役に立ちます。
ホームセンターやインターネットサイトで購入できるパイプカバーや保温テープなどを利用してみてもいいでしょう。
カバーを被せる際には、隙間ができないように密着させることが肝心です。

北海道や東北地方など寒さが厳しい地域では、サーモスタット(凍結防止帯)が効果的です。
温度を調節してくれる装置であり、これを密着させることで水道管が凍結しにくくなります。

5. 水道管の防寒対策には専門業者がおすすめ

冬場の水道管の凍結対策は大切ですが、うっかりして忘れてしまうこともあるでしょう。

そうした時に頼りになるのが水道修理のプロ。
水道管凍結・破裂の際の修理はもちろん、あらゆる水のトラブルに速やかに対応してくれます。

お住まいの地域にもよりますが、業者は通常30分以内で現場まで駆けつけてくれます。
実際に依頼される場合には、前もっておおよその作業時間の目安を確認されることをおすすめします。
また、作業によっては数日から1週間ほどの期間を要する場合があります。

また、業者に依頼した際に気になるのが作業にかかる料金です。
業務の依頼費用には、作業料金に加え、基本料金と出張費がかかります。作業にそこまでの時間を要さないのであれば、費用を安く抑えることができます。

現在では多くの業者がインターネット上で作業料金の目安を公開しています。
作業を実施する前に、あらかじめ業者のホームページで作業内容や料金の詳細をチェックされるといいでしょう。

もし多少の手間がかかっても費用を安く抑えたいようでしたら、見積もりを取ることをおすすめします。
現在では多くの水道業者が無料で見積もりを取っています。複数の業者の料金を比較することで、作業費用を安く抑えることができます。

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