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窓ガラスの防犯はどうする? 具体的な対策と防犯ガラスの交換費用

公開日:2023.4.13 更新日:2024.4.10
窓ガラスの防犯はどうする? 具体的な対策と防犯ガラスの交換費用

空き巣の侵入経路になりやすいことから、窓ガラスの防犯対策は非常に重要。しかし、具体的にどうすればいいのか分からない方も多いと思います。

そこで今回は窓ガラスを防犯する上でやっておくべきことをご紹介します。これでご自宅の防犯対策はバッチリ。

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1. 空き巣の侵入方法

空き巣の侵入経路として要注意なのが窓ガラス。もちろん、ガラスを割って入るという手口ですが、実に巧妙な手段で割って入ってきます。

窓ガラスをこじ開けている空き巣の写真

通常窓ガラスが割れる場合は大きな音が響くというイメージを思い浮かべるかもしれません。しかし、空き巣の手口ですと割れたという事実に気づきにくいという性質があります。

空き巣が利用する主な手段は次の通りです。
・こじ破り
窓の枠とガラスの隙間がありますが、そこにドライバーを差し込んでヒビを入れていくという手法。3カ所程度ヒビを入れていけば、それだけでガラスは割れてしまいます。

・焼き破り
窓ガラスに直接バーナーで火を当てるという手法。火によって温度が上昇したガラスに水をかけることで急激な温度変化が起こります。するとガラスが割れてしまいます。

・突き破り
クレセント錠に近いところにアイスピックで穴を開けるという手法。穴を開けたら、そこからアイスピックを使ってクレセント錠レバーを動かします。

このように、通常の空き巣はハンマーなどを使って叩き割るというやり方は用いません。むしろ周りに気づかれないように、ガラスに細工を施して入ろうとします。

こうしたことから、窓ガラス自体の対策をしておくことが防犯につながるのです。

2. 具体的な窓ガラスの防犯対策

防犯対策と言っても、何か特別なことをしなければならないというわけではありません。日常生活におけるちょっとした心がけや防犯アイテムの活用によってきちんとした対策ができます。

不正に開けられた窓ガラスの写真

やっておくべき防犯対策は次の通りです。
・防犯フィルムを貼っておく
一般的な住宅で使用されている窓ガラスですと、手慣れたプロによる犯行であれば数秒ほどで割れてしまいます。ですが、窓ガラスに防犯フィルムを貼っておくことで、ガラスを割るまでに5分以上時間がかかるようになります。

ただしフィルムですと、厚さが350μ以上あるものでないと効果を発揮してくれません。購入される際は、厚めのフィルムを選ぶようにしましょう。

・補助鍵を取り付ける
玄関ドアだけではなく、窓にも鍵の追加が可能です。二重鍵があることで、通常よりも多くの箇所に穴を開けなければなりません。そのため、二重鍵は空き巣にとって非常にやっかいな存在です。作業がしづらいということで犯行を諦める、といった効果もあります。

・防犯ブザーを取り付ける
防犯ブザーの設置も空き巣を寄せ付けないために有効です。ほとんどの場合、大きい音が鳴ってしまえば、空き巣は犯行を諦めてくれます。なお購入される際は、なるべく大音量のものを選びましょう。

3. 防犯ガラスへの交換もおすすめ

窓ガラスの防犯対策において最も有効なのが、ガラス本体を取り替えてしまうこと。最近ではさまざまな種類のガラスが登場しています。

トンカチで窓ガラスが割られている写真

防犯ガラスと呼ばれているガラスは、厚みのある中間膜とポリカーボネート板という板がガラスとガラスの間に挟んであります。ガラス自体の厚みを増すことで、ドライバーやバールによる衝撃に耐えられるようになります。

また防犯ガラスによっては耐熱性の高いものもありますので、バーナーによる焼き破りもしっかりと防いでくれます。

膜を挟んでいると複層ガラス(複層ガラス)と同じではないか、と思われるかもしれませんが、防犯ガラスと複層ガラスは全くの別物。

複層ガラスは、ガラスとガラスの間にガスの層が挟み込んであるのが特徴で、これによって熱の移動を防いでくれます。室内の温度管理には役に立ちますが、防犯という観点ではあまり役に立ちません。

この他、強化ガラスというガラスもありますが、強度に関しては防犯ガラスの方がしっかりしています。強化ガラスはあくまで一般的なガラスを粉にして固めただけのものなので、強度に関してはあまり期待できません。

以上のことから、窓ガラスの防犯対策をしていく上では防犯ガラスが一番役に立ちます。

4. 防犯ガラスの交換費用

基本的には、ガラスの交換費用はガラス本体と工事費用の合計で決まります。またこれ以外にも作業スタッフの出張費やその他オプションがかかってくる場合があります。

窓ガラスの交換を行っている写真

防犯ガラスの大きさごとの交換費用の目安は次の通りです。
・W900mm×H900mm:25,000~35,000円
・W900mm×H1200mm:28,000~40,000円
・W900mm×H1800mm:30,000~60,000円

このように、ガラスのサイズが大きいほどガラス交換にかかる費用は高くなります。また上記の料金以外でも早朝や深夜など特定の時間帯によっては費用がさらに高くなることがあります。

そんな高額になりやすい防犯ガラスですが、工夫次第では費用をより安く抑えることが可能です。それは事前にしっかりと見積もりを取ることです。最近では無料で見積もりを行っている業者が数多くあります。

お時間に余裕があるようでしたら、複数の業者の料金を比較しておきます。ある業者の窓ガラス交換が35,000円だったのが、別の業者の見積もりだと30,000円だったということもあります。

また見積もりの料金体系に疑問があれば、業者に相談してみることも大切。相談内容によっては見積もり金額より安くなることもあります。できるだけ業者と相談してみるのも時には必要となります。

ご自宅の事情や防犯ガラスの特性などあらゆる面で相談した上で、納得のいく交換作業をしてもらいましょう。

5. 防犯ガラスへの交換は専門業者にお任せ

防犯ガラスの交換はご自身の手でできないわけということはありません。

割られた窓ガラスの写真

もちろん自宅に取り入れたい防犯ガラスや作業工具を揃えておけば、ガラス交換を行うことができます。ただし、窓ガラスのリフォームにはきちんとした専門知識と経験が伴います。作業に慣れていないと、怪我につながることも。

こうしたことから、防犯ガラスの交換は業者に依頼されるのが得策です。専門業者にはガラスの交換作業に精通したスタッフが揃っています。出張費や作業費用などさまざまな費用がかかってはくるものの、安全かつ確実に作業をしてもらえます。

知識と経験豊富なスタッフなら窓ガラスのリフォームについて的確なアドバイスを受けることもできます。住宅事情からどんな防犯ガラスが適しているのか、サッシとの組み合わせはどうするかなど、あらゆる相談に対応しています。

また業者によってはショールームにて防止ガラスの性能を実感できるところもあります。実際に目で見て性能をチェックすることも有効です。

なお業者に依頼する際は、自宅に近いエリアの業者に依頼された方が望ましいです。その方が出張費用を安く済ませられますし、交換作業もスムーズに進められます。

まずはインターネットで最寄りの業者を調べてみましょう。

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