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【フン・食害など】タヌキ被害にお困りの方へ!対策方法をくわしく解説します

公開日:2021.11.1 更新日:2024.4.5
【フン・食害など】タヌキ被害にお困りの方へ!対策方法をくわしく解説します

ぬいぐるみなどでしたら愛らしいタヌキですが、実際は農作物などに被害を及ぼす害獣です。
最近では畑だけでなく住宅街であっても出現することが確認されており問題になっています。

今回この記事では、タヌキによる被害事例や、その対策方法などについて詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。

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1.タヌキの習性を理解しよう

タヌキは夜行性で、特定の複数場所に糞をする傾向が見られます

木のテーブルに立つタヌキの写真

まず最初に紹介する習性はタヌキの行動時間です。
タヌキもイノシシやハクビシンなどと同様に夜行性です。日が暮れるころから活動を始め、夜中に農作物や家庭ごみなどを食い荒らします。
その後は夜が明ける前に巣へと戻っていきます。

タヌキは、本来であればネズミやヤモリなどの小動物、木の実などを好んで食べるのですが、森の荒廃や宅地開発などが進んだ結果、住宅街にまで餌場を求めて出没するようになっています。

次に紹介する習性が、「ため糞」です。
これはタヌキ特有の行動で、自分の気に入った場所や餌場までのルート上の同じ部分に糞をためます。
屋根裏などに侵入して、「ため糞」をすることもあり、最初のうちは臭いに気づきにくいのですが、しばらくすると強烈な異臭を放ちます。

また、「ため糞」という行為については、縄張りを主張するためとされていますが、そうでないという研究者の方もいらっしゃいます。

この「ため糞」ですが、ひとつの群れで少なくても5~6ヵ所、平均では10ヵ所程度の場所で行なっています。つまり害獣によるトラブルが確認された近くにため糞があった場合はタヌキの仕業ということが分かります。

その他の習性としては、凶暴性です。
タヌキは冬が終わるころに妊娠し、春先の5~6月頃に出産します。
その頃のタヌキは非常に気性が荒くなっており、噛みつかれることがありますので、発見しても決して近づかないようにお願いします。

2. タヌキによる被害とは?

ためフンや食害など様々な被害をもたらします.

ザクロが実っている木の写真

前項でもご紹介した通り、タヌキは一カ所にフンをためる「ためふん」といった習性を持っています。同じ場所にふんが溜まったまま放置していると臭いも徐々に強くなり、天井を腐らせる原因にもなります。

また、木のぼりが得意といった特徴があります。木から屋根へつたって住宅に侵入し、屋根裏で出産をして、繁殖してしまうことも・・・。
こうなると、天井での糞害だけではなく騒音被害になることも想定されます。

そのほかにも、ビワ・ミカン・ブドウ・ナシ・リンゴ等のほとんどの果樹で被害が発生しています。
イノシシなどに比べて一回の採食量が少なく、枝折りなどもあまりしませんが、果実をくわえて果樹園から外に持ち出して食べることも多く、被害を把握しにくいです。
テンやアナグマ、アライグマ等の他の中型哺乳類と被害の形態が似るため、区別をつけるのが困難になっています。

また、スイカやイチゴ、サツマイモやダイコン、ニンジン、カボチャやトウモロコシ等の多くの野菜にも被害が発生しています。糖分の多い野菜を好む傾向がある様です。
果実と同様に、耕作地から持ち出される場合もあるが、耕作地内で食べることが多く、イチゴはツルについた状態で、半分程度がかじられることが多いです。トウモロコシは皮の一部を剥いて食べ、口で皮を剥くため、犬歯による穴が皮に残ります。

3. タヌキへの対策方法①

タヌキが住み着きにくい環境づくりが大切!えさとなる生ごみの扱いには要注意!

ゴミをペールに入れている写真

タヌキは少しの隙間からでも住宅へ侵入することができ、寝床を作ってそのまま住み着いてしまう恐れがあります。そのためしっかりと対策を行うことが重要です。

タヌキが住み着いてしまわないように、えさになる生ごみなどの管理には注意が必要です。
ごみ出しの際には、しっかりと曜日や時間を守って捨てるようにしましょう。タヌキは夜行性の習性を持っており、夜間にごみを出してしまうと、あらされてしまう危険性があります。

また、カラスなど他の野生動物がごみを荒らしたあとに、後からタヌキがそのおこぼれをもらいに来るといったこともありえます。そのため、防鳥ネットを付けるなどして生ごみを狙われないようにする工夫を行ってください。

また、フン被害に遭って清掃を行う際には、フンを除去して見た目がきれいになったとしても油断は禁物です。目に見えないほど小さな病原体や匂いが残っている可能性があります。
駆除はできても消毒やそのあとのケアは難しいとされているので、その道のプロである害獣駆除業者へ以来するほうが手っ取り早いかもしれません。

4. タヌキへの対策方法②

タヌキ対策に効果のあるグッズをご紹介します。

電気柵が設置された畑の写真

タヌキ対策に有効なグッズは、電気柵・捕獲器・忌避剤です。電気柵はタヌキが木を登って農作物を襲撃する際、柵に飛びついた瞬間に電流が走るので、農作物を食い荒らす心配がなくなるわけです。

電気柵の設置方法ですが、ポールの間隔を4m以下、ワイヤーの間隔を15cmほどにすると良いみたいです。ただし漏電を防ぐため、一番下のワイヤーは地面から10cmくらい上に設置しましょう。

Newバード・スパイクのような障害物を各所に設置することにより、タヌキを傷付けることなく、寄せ付けなくすることも、極めて有効です。

捕獲器は草むらなどにわざとエサを置き、タヌキに気づかれないように上手く設置方法を考えましょう。また、天敵であるオオカミ等の鳴き声を流すことも、有効です。

タヌキは法律上では野生鳥獣に該当しており、タヌキを勝手に捕獲することは鳥獣保護管理法に違反してしまいます。そのため、原則としてタヌキの捕獲または殺傷は禁止になっているのです。しかしタヌキは狩猟鳥獣にも指定されています。秋から冬の間の狩猟期間中かつ狩猟可能な区域内に限りますが、狩猟免許があれば行政の許可なしでの捕獲が可能です。

5. タヌキの被害と対策まとめ

ここまでご紹介したタヌキによる被害状況と対策方法についての情報のまとめ。

こちらを見ている野生のタヌキの写真

タヌキのふんだけに限らず、害獣のふんによる被害は毎年数多く起こっています。とくにたタヌキはためふんという習性から、屋根裏に棲みついてしまうと衛生面に大きな被害が及ぶでしょう。

そうならないためにも、タヌキが住みつきづらい環境づくりを心がけるのが大切なのです。もしすでにタヌキが住みついてしまった場合は、追い出すという形で対策するようにしましょう。

とはいえ、タヌキを家から追い出すのは手間がかかるうえに困難な行為です。もし自力での駆除が難しいのであれば、業者へ駆除の依頼をすることをおすすめします。

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