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ネズミが出る家の特徴とは?家にネズミが出ないようにする予防法についてもご紹介

公開日:2021.1.19 更新日:2024.4.15
ネズミが出る家の特徴とは?家にネズミが出ないようにする予防法についてもご紹介

ネズミは一見小さくかわいらしい姿をしているものもいますが、自宅に出没すると様々な被害をもたらす厄介者です。
そんなネズミが出る家の特徴とは一体どんなのでしょうか。

この記事では、ネズミが出る家の特徴について解説します。
合わせて家でできるネズミの予防方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にして「ネズミが住み着きづらい家づくり」に役立ててください。

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1.ネズミの特徴とは?

まずはネズミの生体についてご紹介します。

くっついて座る2匹のネズミの写真

ネズミは、学習能力が高く、小さな穴からでも住宅に侵入可能で、繁殖能力も高い厄介者です。

ネズミの特徴としては、学習能力が高く、集団でなわばりを持って行動する点があげられます。また、どんなに小さな穴でも、その前歯を使って穴を広げて住宅に侵入することができます。さらに、繁殖能力も高く、生後2、3ヶ月で繁殖可能となり、あっという間にどんどん増えてしまいます。

住宅に住みつくネズミの種類は、主にクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種類があげられます。それぞれの特徴をご紹介します。

・クマネズミ
体長は15~20㎝ほどの大きさで、暗い青みを帯びた灰色の毛色をしています。大きな耳と長い尻尾が特徴です。
身体能力が高く、湿気の少ない高い場所を好む性質から、ビルや天井裏、壁の中などに生息しています。
エサとしては、米や種など植物質のものや昆虫などを好みます。
臆病な性格で警戒心が強いため罠にかかりづらく、駆除が難しいです。

・ドブネズミ
体長は18~35㎝ほどの大きさで、赤褐色から灰褐色を帯びた毛色をしています。耳が小さく、尻尾も体長よりは短いといった特徴をしています。
あまり高所に登ることができず、湿気の多いところを好む性質から、台所まわりや床下、排水管、公園など、平面な場所に住み着きます。
エサは肉や魚などを好みますが、基本的に人間の食べるものは何でも食べるので生ゴミなども荒らします。
性格はどう猛ですが、警戒心はあまり高くないため駆除は比較的簡単です。

・ハツカネズミ
体長は5~10㎝程度の大きさで、白・茶・黒・ぶちなど毛色には個体差があります。耳が大きく、尻尾は体長より短いといった特徴をしています。
体が小さくわずかな隙間からでも侵入できるので、倉庫や物置小屋、天井裏、キッチンなどに住み着きます。屋内・屋外を問わず生息できますが、冬場は特に寒さをしのぐために人間の住む家に侵入してくる傾向があります。
エサは、穀物や種子、野菜などの植物質のものを好みます。
警戒心はそこまで高くはありませんが、動きが俊敏なため捕獲や駆除は難しいです。

2.ネズミが出る家の特徴とは?

ネズミにとって暮らしやすい家の特徴をご紹介します!

整理整頓がされていない部屋の写真

・ネズミのエサになる食べ物が手に入れやすい家
ネズミが人間の家に住み着く大きな理由は、食べ物がたくさんあるのでエサが入手しやすいためです。
ネズミは小さな体ながらも激しい運動を行うため、一日でたくさんのカロリーを消費します。エサの量としては、体重の四分の一から三分の一ほどのエサを一日に必要とします。
二、三日エサがない状態になると餓死してしまうため、食べ物を手に入れやすい家にはネズミが住み着きやすくなります。

・ネズミが快適に住める巣の材料が豊富にある家
ネズミが人間の家に住み着く理由として、寒さに弱い性質から暖かさを求めて侵入してくる点もあります。
野生のネズミの場合は木や藁を使って巣作りを行いますが、家に住み着くネズミの場合は、ティッシュや段ボールなどの紙、衣類などの布、ビニール袋、断熱材などの柔らかく保湿効果のある素材を使って巣作りを行います。
そのため、そういったものが散らばっていたり、ゴミがたくさんあったりする家は、ネズミが発生しやすい家だといえます。

・侵入口のある家
ネズミは1.5㎝ほどの穴があればそこから侵入をしてき、もっと小さな穴でもまわりをかじって穴を広げて入り込んできます。
そのため、侵入口になりそうな窓、ドア、換気扇、室外機、通気口、配管などの場所に対策を行っていないと、ネズミが侵入するうリスクのある家だといえます。

このような要素がある家で、天井から物音がしたり、家の中の食べ物やコードなどにかじられた跡があったりする場合は、ネズミが発生している恐れがあります。

次項では、ネズミが発生しづらい家にするための予防法をご紹介します。

3.家にネズミが出ないようにする予防法とは?

ネズミが発生しづらい環境を作ることが大切です!

整理整頓がされた部屋の写真

ネズミの予防法とは、前項でご紹介したようなネズミが発生しやすい環境と正反対の環境を作ることです。
ネズミが生息できない環境をつくることが大切になるので、その方法を「食べ物を与えない」、「巣を作らせない」、「侵入させない」といった項目ごとに詳しくご紹介します。

■「食べ物を与えない」
ネズミのエサとなるようなものを片付ける習慣をつけましょう。
具体的には、
・食べ残しを含む食品の管理は、蓋付きのものに入れたり、密閉できる戸棚に入れたりするなどして、放置しない。
・使った食器はすぐ洗う。
・生ゴミは蓋付きのゴミ箱にいれる。排水溝にも残さない。
・台所の床や台所家電、ゴミ箱、排水溝などは常に清潔を保てるように掃除をする。
・お仏壇のお供え物をそのままにしない。
・ペットフードを残したままにしない。
・園芸用の肥料は硬い金属製などの入れ物にいれて保管する。
・花瓶や仏壇のお花、植木鉢などの植物もネズミのエサになるのでなるべく置かない。

以上のことに注意してください。

さらに、生ゴミなどのゴミ箱の周辺にネズミが嫌がるメンソールのにおいを振りまいておくことで、ネズミが寄りつかないような効果が期待できます。
また、すでに食品などが被害に遭っている形跡があれば、その近くにネズミ捕りグッズを仕掛けておきましょう。

■「巣を作らせない」
ネズミが巣を作る際に使用する材料(ティッシュ、新聞紙、衣類、雑巾、タオル、ダンボ-ル、割り箸、ビニール袋など)を与えないようにしましょう。
不要なものは処分をし、今後使う予定はあるがしばらく使わないものは蓋の閉まるプラスチックなどの硬いケースにしまうようにしてください。

また、押し入れやタンスは密閉を心がけ、隙間があればふさぐようにしましょう。
押し入れや物置は、特に巣が作られやすいので時々点検をして、整理整頓をしてネズミが隠れられないような環境を作ってください。

■「侵入させない」
ネズミはどんなに小さな隙間からでも入ってくることができます。そのため、侵入経路を防ぐことが根本的な解決方法となります。
窓や玄関ドアを開けっ放しにしないことはもちろん、侵入経路になり得る換気扇や排水口、雨戸の戸袋、エアコンのホースの導入部分、屋根の隙間、壁のヒビなど、考えられる隙間はすべてふさぎましょう。

隙間をふせぐ際は、ホームセンターでも購入可能なセメントや金網など、ネズミにかじられることのない素材を使用して塞いでください。

ただし、これらの方法ではネズミを駆除することはできません。
次項では、家にネズミが出てしまったときの駆除方法についてご紹介します。

4.家に出たネズミを駆除するには?

根こそぎネズミを駆除したい場合は、プロへ依頼することをおすすめします!

罠にかかったネズミの写真

食べ物やコードがかじられていたり、天井から物音がしたり、ネズミの糞を発見したりと、家の中でネズミの気配を感じたら、駆除などの対策を考えないといけません。
以下に、自分で行える駆除や退治方法をご紹介します。

・忌避剤
ネズミの嫌がるにおいや成分を用いてネズミの追い出しや侵入防止の効果が期待できます。
スプレーや燻煙、置き型タイプなど様々あるので使いたい場所によって選んでみてください。

・殺鼠剤
毒エサと呼ばれるもので、ネズミに直接食べさせることで駆除します。
小さなお子様やペットのいるご家庭の場合は、誤食がないよう取り扱いには十分に気をつける必要があります。

・ネズミ捕り(捕獲カゴ、粘着シート)
ネズミの好物や実際に食べられたものをエサにして捕獲カゴを仕掛けたり、ネズミがよく通りそうな場所に粘着シートなを設置したりすることで、ネズミを捕獲できます。

ただし、ネズミ自体にはたくさんの病原菌が住み着いており、その死骸も例外ではなく、処理する際には絶対に素手では触らないなどの注意が必要です。
また、これらの方法ですべてのネズミを駆除するのも難しいのが現状です。

そのため、ネズミの駆除にお悩みの方は、プロの業者へ相談することをおすすめします。
プロへ依頼することで、すでに家に発生しているネズミの駆除だけでなく、今後の予防としてネズミが侵入できない家づくりのお手伝いもしてくれますよ。

5.まとめ

家にネズミを発生させないための予防に関するさまざまな情報のまとめとポイントのおさらい

住宅のイメージ写真

今回この記事では、ネズミが出る家の特徴についてご紹介しました。

自宅のネズミの予防として、ネズミが住み着きづらい環境作りが重要です。
そのためには、ネズミのエサや巣作りになりそうなものできる限り無くすことと、根本的な解決として侵入経路を防ぐことが大切になります。

とはいえ、素人の目だけでは見逃してしまう隙間なども多いかと思うので、その場合はプロへ依頼することでその問題は解決されるでしょう。

監修

一級建築士事務所 ROY株式会社

建物を熟知したプロだからできるROYオリジナルの駆除工法を武器に、年間1,500件の確かな実績を誇る害獣駆除のエキスパート。
建設業の免許があるため、建物の構造面からの根本的な対策を得意とする。薬剤・毒餌だけに頼らず建物の構造面から害獣駆除施工を行うことにより、不必要な薬剤や材料を使わない安心で的確なサービスを提供。
<資格・著書・受賞歴など>

一級建築士事務所 神奈川県知事 第16860号
特定建設業 国土交通大臣許可 (特-31) 第27424号
神奈川県電気工事業 第20213014号

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