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ソファの修理に必要な情報を詳しく解説

公開日:2022.9.26 更新日:2024.4.9
ソファの修理に必要な情報を詳しく解説

ソファの修理に関するさまざまな情報を分かりやすく紹介していきます。長く使用し続けることで不具合が出てくるのがソファ。お気に入りのものでしたら、簡単に捨てることができませんね。そこで必要になってくるのが修理です。一部の種類を除いて、ペットによって引き裂かれたカバーや内部にあるウレタンを交換することが可能です。そこで今回はソファの修理が必要になる具体的症状や対策方法、業者に依頼した際の相場などを紹介していきますので参考にして下さい。

1. ソファの修理が必要な症状とは?①

ソファの修理が必要な症状その①バネが飛び出したら交換しましょう

ソファからバネが飛び出している写真

腰を下ろした時にいつもと違う音がした時は修理のサインです。種類により若干異なりますが、ソファの内部には弾力を保つためにウレタンフォームと複数のバネが取り付けられています。通常は無音かキシキシという音がするのですが、バネが破損しているとギシギシという音に変化します。さらにひどくなると、折れた金属バネの端が飛び出すことも。

この症状が表れてしまうと、座り心地が悪くなりますし、金属が皮膚に刺さる危険も考えられます。例えて言えば、ふかふかだったソファが公園の木製ベンチに腰掛けた感覚に変化します。

ウレタンフォームが劣化した場合には音の変化はありませんが、バネの破損と同様に座り心地はまるで公園やバス停のベンチです。そのまま使用を続けても改善することはありませんし、腰を痛める要因にもなりかねませんので早めに修理しましょう。

ここでの修理は自分で行うことも出来ますが、成功の可能性としては限りなくゼロに近いです。ソファのバネはウレタンの内部や下部に埋め込まれる形で取り付けられていますので、きれいに取り出すことすら困難ですし、同じ部品を自分で調達できないでしょう。そういった時は家具メーカー等の専門業者に依頼して修理してもらうことをお勧めします。

2. ソファの修理が必要な症状とは?②

ソファの修理が必要な症状その②カバーの糸がほつれた時は放置厳禁

猫がソファで爪を研いでいる写真

ペットを飼っているご家庭のソファで多いトラブル症状がカバーの傷ですね。そのまま放置しておくと、ほつれた糸でも遊ぶようになり、結果的にボロボロになってしまいます。

特に猫は定期的にツメを切っていてもソファをガリガリやってしまうので、あっという間に修理が必要な状況になっていしまいます。少しのほつれでしたら裁縫が苦手な方でも修理できるのですが、被害箇所が大きくなればなるほど修理が困難になります。

また革製のカバーの糸のほつれは合成繊維のものと比べて修理しにくいので、場合によっては交換が必要になることも。

もちろんペット以外でも経年劣化によってカバーが破れることがありますし、未就学児くらいの年齢のお子様がハサミで切ってしまうこともあります。そのままの状態にしておくと、内部のウレタンが飛び出してくることもありますので早めに解決して下さい。

ボロボロのソファが部屋の中にあると、来客者からだらしないイメージを持たれてしまいますし、家全体が汚い印象になります。見た目を気にしないのであれば、あらかじめキルトなどの厚手の布でカバーしておくことで症状を抑えることが出来ます。その際はソファの中に湿気がこもりがちになりますから、定期的に剥がして掃除したり天日干して乾燥させましょう。

3. ソファの破損に対処する方法

ソファの修理を自分でおこなう方法や必要道具を分かりやすく紹介します

ソファのマットレスをミシンで直している写真

まず紹介するのはソファのマットレスの修理方法です。この修理に必要な道具は速乾スプレーのり、ミシン、メジャー、裁縫用ハサミ、糸、マチバリ、新しいカバーとなる生地、ウレタンです。同じ厚みのウレタンがない場合は薄いものを何枚か重ねて調整して下さい。

まず古い生地を剥ぎウレタンを取り出します。厚みを調整したウレタンを覆うための生地をミシンで縫って下さい。あとはそれを取り付ければ修理完了です。

ここでひとつ注意して頂きたいのが厚み。古いマットレスと厚みを合わせておかないと、見た目や座り心地が悪くなりますので気をつけましょう。また新しいウレタンやカバーの生地は四方を5㎝程度余らせて裁断しておくと、万が一失敗したとしてもリカバリーすることが出来ます。全体のカバーを丸ごと交換修理するときはタッカーという工具も必要になります。

ソファのカバーがレザーの場合も上記の方法で対処することが出来ますが、布と違って縫製が若干難しいので、慣れていない方は専門業者に依頼して下さい。内部のバネの修理方法も無い訳ではないですが、自分で行うとバランスが崩れたり費用的に高くつきますので、あまりおすすめは出来ません。ソファは思い出に残る家具ですので、きちんと修理して長く愛用してあげて下さい。

4. ソファの修理相場

ソファの修理相場は3人掛けで70,000円から90,000円です

費用相場のイメージ写真

この家具の修理に必要な料金は、大きさや使用する生地の材質によって大きく変化します。まず一般的な3人掛けのソファの修理相場は70,000円から90,000円です。中のウレタンを交換する際は、上記の費用にプラスして約20,000円が必要になります。ですので最終的な相場としては、90,000円から110,000円+運送費です。

運送費に関してはお近くでしたら無料な場合もありますし、遠方でしたら20,000円以上必要になることがありますので事前に確認しておきましょう。

1人掛けのソファの相場は63,000円から78,000円+運送費、2.5人掛けソファでしたら83,000円から102,500円+運送費が相場となります。ちなみにソファの素材が本革だった場合の修理相場は一人掛けで159,000円、3人掛けで248,000円+運賃です。

ソファのスプリング修理は、その時の状態により作業内容が大きく異なりますので相場というものは存在しません。修理できるか出来ないかも含めて見積もりとなります。ちなみに家具の修理では見積もり費がかかることが一般的です。一般的な修理業者の見積もり費としては5,000円から10,000円程度です。いずれにしても高額になりますので、費用やアフターサービスなどを確認したうえで契約して下さい。

5. ソファの修理情報まとめ

ソファの修理に関するさまざまな情報のまとめとポイントのおさらい

ソファのカバーを手縫いで直している写真

この家具の修理に関連する情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

まず少しでも糸がほつれていたり、バネが機能していない時は、早めに修理するようにしましょう。

バネ以外の修理は自身で行うことが出来ますし、費用も7,000円程度です。ただしアンティークソファや本革ソファなどの修理は、信頼できる専門業者に依頼することをおすすめします。

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