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給湯器を種類別に紹介しますvol.2

公開日:2022.1.31
給湯器を種類別に紹介しますvol.2

給湯器には、ガス・電気・石油を燃料とする一般的なもの等、様々な種類があります。その中でも近年注目されつつあるエコ給湯器など、実にさまざまな種類があります。給湯器を選ぶためには、まずは熱源別の種類を知っておくことが重要です。それぞれの特徴や、メリット・デメリット、ランニングコスト、注意点などを把握しておきましょう。また、給湯器のシステムには、大きく分けると貯湯式と瞬間式とがあるので、合わせて覚えておきましょう。

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マンションでの給湯器を紹介します

マンションの場合、設置条件が限られて主に壁掛けタイプやPS設置タイプになります。

壁掛けタイプはベランダの壁に固定されているタイプの給湯器です。狭小スペースでも設置できるスリム型もあります。

特にマンションでよく見られるのがPS標準設置タイプと呼ばれるものです。これは玄関脇にあるパイプシャフト、もしくはパイプスペース内に設置されている給湯器で、外から給湯器本体が見えています。こちらも、狭小スペースでも設置できるスリム型もあります。

また、PS扉内設置タイプというものもあり、これは玄関脇にあるパイプシャフト、もしくはパイプスペース内に設置されている給湯器で、扉で覆われていて給湯器本体が外側から見えません。

排気タイプが前方・上方・後方の3種類あります。マンションで使用される給湯器はだいたいこの三種類に分けられます。

また、給湯器は4種類あり、それぞれに特徴が違います。燃料となるものはガス・石油・電気のいずれかで、マンションの給湯器などに採用されることの多い給湯器がガス給湯器です。ガス給湯器は、台所や浴室などに設置されることの多い給湯器で、とても普及率の高い給湯器のひとつです。

ガス給湯器の仕組みは、水を流したパイプをバーナーで加熱することで、そこを通過する水の温度を上げてお湯にするのがガス給湯器の仕組みです。

ベランダにある壁掛タイプ給湯器を紹介します

壁掛けタイプの給湯器は戸建て住宅、マンション、両方に設置可能になっています。

ベランダにある壁掛けタイプの給湯器は、一軒家などの戸建住宅の屋外の壁や、マンションや集合住宅などのベランダなどの壁に設置・取り付けができる、屋外壁掛けタイプになります。

屋外壁掛けタイプの特徴は、給湯器の下から配管がでていることです。給湯器の下に配管カバーや、設置台が取り付けられている場合もございますが、給湯器の横から配管が出ていなければ、屋外壁掛けタイプになります。

また、これと似て、屋外設置タイプがあります。しかし、このタイプは一軒家などの戸建住宅の屋外にのみ設置可能で、地面や石のブロックの上に設置・取り付けができます。

屋外設置タイプの特徴は、配管が給湯器の側面から出ていることです。さらに、屋外設置タイプの場合は、お風呂の浴槽にお湯が通る穴が1つだけあるのも大きな特徴です。

給湯器にはいろいろなサイズがあります。最も小さいものはキッチンにつけるガス瞬間湯沸かし器です。また、大型のものになると給湯だけでなく、床暖房までカバーしているものもあります。家族やライフスタイルに合わせた給湯器のサイズを使うことが大切で、小さすぎたり大きすぎたりする給湯器を使うと、光熱費が余計にかかるでしょう。

PS標準設置タイプ給湯器を紹介します

壁掛けタイプの給湯器と違い、PSタイプにはスペースの問題が付いて回ります。

PS標準設置タイプは、マンションの玄関横などにあるパイプスペースとよばる場所に設置・取付できます。扉がついておらず、給湯器本体が見えるようになっているのが、PS標準設置タイプになります。

PS標準設置タイプの特徴は、設置する給湯器のサイズが限定されることです。PS設置の場合、設置する場所のスペースが給湯器選びの際にとても重要です。

設置スペースより小さい給湯器を設置する場合は、そのスペース・隙間を埋めるためにアダプターと呼ばれるものを別途設置する必要があります。

このタイプは扉がなく、給湯器が外から見えている状態なので、メリットとしては、給湯器の掃除がしやすい、排気がPS内に滞留しないので、給湯器の不完全燃焼を避けられる、といったことが挙げられます。

PSの給湯器を交換する時の注意点としては、まずPSの縦幅・横幅・奥行きは決まっていますので、そのサイズを超す大きな給湯器はもちろん入りません。

また、現在設置されている給湯器より更に小さな給湯器にサイズダウンする場合には空いたスペースを埋めるアダプターと呼ばれる部品を別途用意し、補強する必要があります。新しく給湯器を取付けるときには、取付枠と給湯器が合っているか、事前のチェックが欠かせません。

PS扉内設置タイプ給湯器を紹介します

扉が付いており、給湯器の排気部分だけが見えるようになっています。

PS扉内設置タイプの特徴は、PS標準設置タイプと同様、設置する給湯器のサイズが限定されることです。PS設置の場合、設置する場所のスペースが給湯器選びの際にとても重要です。設置スペースより小さい給湯器を設置する場合は、そのスペース・隙間を埋めるためにアダプターと呼ばれるものを別途設置する必要があります。

PS扉内設置の場合はさらに、排気管の方向、設置場所も考慮して給湯器を選ぶ必要があります。

また、PS標準設置タイプとの違いとしてPS扉内設置タイプは、設置された給湯器に鋼鉄製の扉などをつけ、給湯器が見えないようになっているタイプです。

メリットとしては、外観がいい事や、給湯器に汚れがつきにくい事、の2点が挙げられます。主にマンションに設置可能で、給湯器選びの際にはサイズ、排気管の場所に気を付けましょう。

PS設置の2つのタイプの使い分けとして、ひとつの大きな基準になるのが、階段とPSの距離です。ガス機器の設置基準では、階段、屋外避難階段などから周囲2mの範囲は扉内設置タイプを設置することになっています。安全上の観点から、階段から2m以内は、扉のついていない標準設置タイプは設置不可なのです。階段の形状や状況によって様々な設置例がありますが、2m内は扉つきが目安になっています。

給湯器の種類のまとめvol.2

給湯器には燃料やシステムの違いがあり、戸建てやマンションで設置タイプが変わります。

給湯器に関しては、どれを選べば正解ということはありません。家族のライフスタイルや、家全体での光熱費の考え方など、様々な角度から決めなくてはいけません。

いずれの給湯器にも共通しているのは、どれだけのお湯を使うのかを考えて、給湯器を選ぶということです。この計算をしっかりしておかないと、容量が小さすぎて後悔するケースや、必要以上に高い給湯器を買ってしまうことになります。

まずは、家族がどれくらいのお湯を使っているのかを推定し、それに見合う給湯器を選定するようにしましょう。

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