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エアコンの埃飛沫を修理するための情報を紹介します

公開日:2023.7.19
エアコンの埃飛沫を修理するための情報を紹介します

エアコンからの埃飛沫に関する事例や対策方法などを紹介していきます。スイッチを入れると風と共に埃が舞ってしまう、エアコンの中から埃が出てくる、などのトラブルは非常によくあります。特にシーズンの使い初めにはそのような現象が起こりやすいです。ただの埃でしたら鼻が痒くなるくらいですが、カビが混じっていることがあるので非常に厄介です。そこで今回は、エアコンの埃飛沫の修理や対策方法などを、事例を交えながら紹介していきますので、参考にしていただければと思います。

1. エアコンの埃飛沫事例①

エアコンからの埃飛沫事例その①スイッチを入れると咳が止まらなくなる

このトラブルで最初に紹介する事例は、花粉ではないのに咳と鼻水が止まらなくなったケースです。花粉症をお持ちの方が窓を開けることができないからと、頻繁にエアコンを使っていたところ、ある日を境に咳と鼻水が止まらなくなりました。

耳鼻科を受診し、主治医にそのことを伝えると、エアコン内の埃やカビが原因ではないかと言われたので、自宅に帰りすぐフィルターを掃除したのですが、まったく症状が治まりませんでした。

このような事例はよくあることで、花粉症やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などの持病がない方でも、咳やくしゃみ、鼻水が止まらなくなることがあります。

今回の事例で紹介した方はフィルターだけ掃除したようですが、空気の吸い込み口や羽の部分、熱交換器などもきれいにしておかないと解決しないことが多いです。

そんな時に役に立つのがエアコンクリーニング専門業者。彼らは長年のノウハウと専用の薬剤を使用して、私たちでは手が届かない部分まで専用の薬剤を塗布し、高圧洗浄機で一気に汚れを落としてくれます。今回の事例の方もエアコン全体をクリーニングしてもらって以降、咳や鼻水、くしゃみがでなくなったようです。使用しているとどうしても埃が溜まるのがエアコンですから、大きなトラブルが発生しないように日頃からメンテナンスして下さい。

2. エアコンの埃飛沫事例②

エアコンからの埃飛沫事例その②埃と一緒に水が散ってきた時には要注意

前項の事例①でも紹介したように、エアコン内に埃やカビが溜まり過ぎると風に乗って放出されることがあります。それに交じって水滴が飛んできた時は注意が必要です。

エアコンというのは冷媒ガスによって空気の温度を変化させ、吹き出し口から風を出しているわけですが、その際にどうしても結露などの水が発生してしまいます。通常であればその水はドレンホースを伝って室外に排出されます。しかし、何らかの理由でドレンホースの差込口が詰まっていたりすると、エアコン内に水分が溢れ、風と一緒に飛散することがあります。

危険な理由としてはおもに2つ。1つは汚れた水を浴びてしまう可能性。もう1つはエアコン内のカビの繁殖スピードが加速する可能性です。どちらにしても人間にとってあまり好ましいものとは言えず、放っておくとエアコンの故障に繋がります。

これに関連することですが、飛散してきた埃の中にサビが混じっていることがあります。エアコンの熱交換器には防錆対策が施されていますが、水分が多い状態が長く続くとどうしてもサビが発生します。それが剥がれて風と一緒に飛散するという事です。現に長年使用したエアコンの前面を開けると、熱交換器が赤茶色に変色していたという事例はよくあります。埃の飛散は、エアコンにとっても人体にとっても良くありませんので、早めに修理することをお勧めします。

3. エアコンから埃飛沫した時の対策と修理方法

エアコンで埃飛沫が起きたときの対策と修理方法をいくつか紹介します

まず大切なのが一にも二にも掃除です。埃が飛沫するということは、エアコン内にも埃がたっぷり詰まっているという事ですので、掃除をして下さい。具体的にはフィルター、カバー、吸い込み口、吐き出し口、熱交換器の表面です。自動クリーニング搭載モデルでしたらダストボックスの埃を一週間に1回は捨てるようにしましょう。

フィルターに関しては中性洗剤で洗った後、しっかりと天日で乾かして下さい。吸い込み口や吐き出し口は一般的なエアコンの場合、中性洗剤を薄めたものにタオルや雑巾を浸し、しっかりと絞った状態で拭き、その後乾拭きすることです。ただし、一部のエアコンでは中性洗剤の使用が禁止されていることがありますから、その際は取扱説明書に書かれている方法できれいにして下さい。

熱交換器に関しては表面を掃除機で吸う程度で問題ありません。エアコン部品の取り付け部分は非常に繊細ですから、力を入れすぎないように。

エアコン内部の埃に関してですが、高圧洗浄機で洗い流すか、分解洗浄するかの二通りです。どちらの方法でも素人には難しいので、専門業者やメーカーにお任せすることをお勧めします。それとお部屋の中に埃がある状態でしたら、いくらエアコンを掃除しても効率的ではありません。週に2,3度は掃除機をかけるようにして下さい。

4. エアコンの埃飛沫に関する豆知識

エアコンからの埃飛沫に関連する豆知識を分かりやすく紹介します

まず最初に紹介する豆知識はフィルターの交換頻度についてです。多くの方が破れるまで使用されるかと思います。人によっては、穴が空いている状態でも使い続ける方も。せっかく埃を防止するためにフィルターが取り付けてある訳ですから、これでは台無しです。

また自動クリーニング搭載エアコンの場合、破れた状態を放置しておくと歯車の部分に巻き付く危険もあります。あくまでも目安ですが、フィルターは破損の有無に関わらず2~3年に一度は新しいものに交換することをお勧めします。家電量販店に依頼するとメーカーから取り寄せてくれますし、1セット(2枚)で1,000円前後とお求め安くなっています。

次に紹介する豆知識は換気扇の必要性です。多くのご家庭で一番埃が溜まりやすいエアコンは台所に面しているもの。調理中に発生する水蒸気には油が混じっていることが多々あります。その水蒸気をエアコンが吸い込んでしまうことで、内部に埃がこびりついてしまいます。

温度の低下した油が接着剤の役割を果たし、ホコリやカビを定着させますから、対策しておく必要があります。そこで活躍するのが換気扇。料理中だけでなく料理後も使用することにより、油の混入した水蒸気がエアコン内に侵入するのを防いでくれます。換気扇を賢く使ってエアコンから埃が飛散しないようにして下さい。

5. まとめ

エアコンからの埃飛沫に関する情報のまとめとポイントのおさらい

ここまでエアコンからの埃飛沫に関連するさまざまな情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

まず埃飛沫の原因としてはエアコン内部か部屋の埃、カビです。他のトラブルと比較して、自分で修理できることが多いのがこのトラブルの特徴です。

専門業者や家電量販店に依頼する前に自分で掃除をしてみて下さい。それでも解決しない様でしたら、プロにお任せしましょう。

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