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【刀剣・鎧・鉄瓶・仏像など】骨董品の買取について種類別に紹介します

公開日:2022.11.14 更新日:2024.4.10
【刀剣・鎧・鉄瓶・仏像など】骨董品の買取について種類別に紹介します

骨董の世界を表す時に、よく海千山千や玉石混交という四字熟語が用いられることがあります。
まさにその通りで、海のものとも山のものとも知れない、玉(宝石)と石がごちゃ混ぜになっている世界、それが骨董。
某番組でも紹介されているように、本物と偽物を見分ける目が必要です。

そこで今回は、刀剣・鎧・鉄瓶・仏像など骨董品の買取に関する情報をできるだけ分かりやすくご紹介します。
買取依頼をお考えの際は参考にして下さい。

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1.刀剣について紹介します

骨董の世界の中で今最もブームがきているのが刀剣。銃砲刀剣類登録証が必須です

刀剣の模型の写真

骨董品の中でも人気急上昇中なのが刀剣です。昔から男性には人気のあった刀剣ですが、現在ではアニメのおかげで女性にも大人気。全国各地の美術館で刀剣の展示会が開催されています。

刀剣の本来の役割については後述しますが、一番有名なのが日本刀ですね。純度の高い鋼を繰り返し鍛錬することで、しなやかでありながら力強い作品が多くの方に愛されています。また製作した刀匠によって刀の形や反り、刃紋なども全く違うため、長い時間見ていても飽きることはありません。

現代ではあまりありませんが、50年くらい前でしたら、蔵や物置の中から軍刀や日本刀が発見されることも珍しいことではありませんでした。

ちなみにですが、刀剣を無許可で所持していると銃刀法違反になります。既に所持している、家の中で発見した、という場合は、必ず都道府県の教育委員会が発行している銃砲刀剣類登録証を取得して下さい。

ここまでは日本刀について紹介しましたが、それ以外にも斬馬刀や槍、大太刀、西洋で使用されて剣なども、骨董品として取り扱われています。さらに刀装具である鍔や目貫などの中にも名品がたくさんありますので、価値の分からない物をお持ちの方は、とりあえず骨董商などに鑑定してもらうことをおすすめします。

2.鎧について紹介します

一番人気が高いのは戦国時代の鎧兜。各パーツごとに取引されることも

屏風の前に飾られた鎧の写真

骨董品の鎧と聞いたら、多くの方が戦国時代の鎧兜をイメージされることと思います。それ以外で多いのがマンガや映画などで出てくる西洋の甲冑です。

あまり知られてはいませんが、中国の南北朝時代の鎧なども取り引きされることがあります。一式そろえるとかなりの大きさですので、飾っているだけでも大迫力。昔はすごく裕福な家や旧家などの床の間に鎧が飾られていましたが、現在ではあまり見かけることはありません。というか、友人宅にお邪魔した時に鎧兜や甲冑が飾ってあると若干引きますよね。

通常鎧は鎧櫃(よろいびつ)という専用の箱に入れられて保管されていますので、自宅に蔵があるという方は探してみるのも一興です。

骨董品としての鎧の価値ですが、状態によりかなり価格が変化します。もちろんフルセットで残っている方が買い取り相場も高くなりますが、肝心なのは保存状態です。カビが生えていたり、腐っていたりすると、古いものでも買取金額はさほど高くありません。鎧の買取で保存状態と同じくポイントとなるのが、製作者である甲冑師と具足師の存在です。名工と謳われている方の作品は、多少傷んでいても高額で取引されています。もしも自宅に不要な鎧兜がある場合は、買取専門の業者に鑑定を依頼してみましょう。

3.鉄瓶について紹介します

鉄瓶は比較的歴史が浅く芸術性と実用性を兼ね備えた骨董品と言えます

鉄瓶の写真

この骨董品の歴史は江戸末期から始まります。刀剣や鎧などが平安時代以前から始まっていることを考えると、比較的最近のものと言えます。また、骨董品の多くは海外にルーツがあるのに対し、鉄瓶は国内で発生したという事も特徴的です。

刀や鎧は今では実用的なものではありませんし、仏像や絵画は実用すら出来ません。それに引き換え鉄瓶は実生活でも用いることができ、現在でも名産品として製造されています。

中でも最も有名なのが、南部鉄瓶。深い色合いと表面のブツブツが特徴的な逸品です。鉄瓶でお湯を沸かすと水がまろやかになると言われており、現在でも愛好している方が大勢いらっしゃいます。さらに沸騰までの時間も短く、火を消しても温かさが長持ちしますので、光熱費の節約にもなりますね。

そんな鉄瓶ですが、骨董としての価値も非常に高くなりつつあります。その要因は外国人の存在です。日本文化に興味を持った欧米人や中国人に対する需要により、下落傾向だった相場が上昇傾向へと変化しています。他の骨董品と違い、鉄瓶はわりと雑に扱われてきた存在ですので、実家の倉庫の奥などにサビたまま眠っていることもよくあります。ひょっとすると価値のあるものかも知れませんので、発見した場合は鑑定だけでもしてもらうことをお勧めします。

4.仏像について紹介します

骨董品としての仏像は種類も多く制作年度による価値が分かりにくい!!

屋外に置かれた仏像の写真

西暦538年に百済(現在の韓国)から仏教が伝来して以来、多くの仏像が制作されてきました。仏像を制作する人のことを『仏師』と呼び、実力者には朝廷から僧位が与えられ、宗派に関係なく活動することが許されていたようです。

仏師の中でも有名なのが運慶・快慶です。彼らの作品の多くは国宝に指定されており、稀に海外オークションに出品されても億以上の価格で取引されています。木彫りの仏像をたくさん制作したことでも有名な円空、近代の仏師の高村光雲の作品も高額で取引されています。

一方で仏像の骨董品は贋作が多いことでも有名です。特に先ほど紹介した円空や高村光雲の偽物は多数出回っています。また唐や明、清の時代に中国で作られたと言われる偽物も多いので、購入する際はお気をつけ下さい。ちなみに1911年以前に中国で作られた仏像は、政府によって輸出禁止に指定されています。

このように、骨董品としての仏像は、仏師、素材、制作された国や年度、保存状態によって大きく異なりますし、真贋の見極めも非常に難しいので、売る時も買う時も専門家にしっかりと確認してもらいましょう。

仏様の身代りである仏像を売買することは不謹慎なようですが、倉庫や金庫の奥にしまっておくよりは人の目に触れた方が良いと思います。もしもご自宅の仏像の扱いに困っていられる場合は、買取業者に査定を依頼することをおすすめします。

5.骨董品買取の情報まとめ

骨董品買取に関するさまざまな情報のまとめとポイントのおさらい

鞘から出された刀剣の写真

ここまで、刀剣、鎧、鉄瓶、仏像の買取に関連する情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

倉庫や蔵を整理している時に骨董品を発見した場合は、売却する意思がなくても鑑定や査定だけはしてもらいましょう。価値があるものであれば、それ相応に保管する必要があります。

それと、騙されるリスクや誤った鑑定を防止する上でも、必ず3社以上で鑑定・査定してもらって下さい。

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