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【絵画・茶道具・陶器・掛軸など】骨董品の買取を種類別に紹介します

公開日:2022.11.14 更新日:2024.4.10
【絵画・茶道具・陶器・掛軸など】骨董品の買取を種類別に紹介します

家の中を掃除している時に出自の分からないものを発見すると、ひょっとしてお宝ではないかとワクワクすると思います。
実際に蔵の隅から発見された素朴な小皿が35万円と鑑定されたことも。

そこで今回は、絵画や茶道具・陶器・掛軸といった骨董品の買取に関連するさまざまな情報を紹介していきますので、参考にしていただければ幸いです。

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絵画について紹介します

絵画の骨董品は世界中で大人気!!オークションも盛んに行われています

花瓶の花が描かれた額縁入りの絵画の写真

確かなデータがある訳ではないですが、骨董品の中で最も人気があるのが絵画でしょう。その要因はさまざまな作者、画風、価格があることです。

割と有名な画家の作品でもリトグラフであれば数万円で購入することも出来ますし、お部屋の雰囲気に合わせて画風を選ぶことも可能です。

また画家ごとにファンがいることもこの骨董品ならでは。写実的でありながらも変わった構図の絵が多いダリや、力強いタッチのゴッホ、その他にもモネやピカソ、フェルメールなど、名前を上げればきりがありません。もちろん国内でも横山大観や竹内栖鳳、岸田劉生など偉大な画家はたくさんいます。

また、お持ちの絵画が前述したような有名画家の作品でなくても、将来高額になる可能性もあります。若い頃に10万円で買った絵画が、10倍以上の価格になっていることも珍しいことでもありません。一方でそれだけ人気がある骨董品という事は、偽物が多いということでもあります。某国では村単位でゴッホの贋作を制作していたとも噂されています。ゴッホに限らず本物であれば、何十億とする作品が山ほどありますから、複製や贋作が多い理由も分かる気がします。絵画は保存状態によってすぐに劣化しますので、もし価値の分からない絵画を所有している時は、一度鑑定してもらうことをおすすめします。

茶道具について紹介します

茶道具は日本だけでなく世界から注目されつつある骨董品です!!

茶道具の写真

一口に茶道具と言っても、茶道をしたことがない方にとっては茶碗くらいしか分かりませんね。茶道具は、お茶を入れる茶碗、湯を沸かすための茶釜、茶道具を囲うようにして置く風呂先、釜から湯をとる柄杓、その他にも茶巾や茶筅、茶入、水指、茶杓など色々な種類があります。そのどれもに骨董品と言われる名品があります。

以前の茶道具は国内だけで取引されていたのですが、日本文化の広がりによって世界中で盛んに行われるようになっています。数ある茶道具の中でも人気があるのが茶碗、茶入、茶釜の3種類。特に茶碗は海外の方にも人気が高く、オークションで12億円の値が付いた銘品も存在します。

さらに面白いのが茶道具の価値。例えばゴッホの絵は彼の死後に評価されるようになりました。一方で茶器には室町時代の末期から評価額というものが存在しています。安土桃山時代には一国以上の価値がある茶碗もありました。

織田信長に取られるくらいならと、松永久秀が茶釜『古天明平蜘蛛』と共に爆発した逸話は有名です。それくらい昔から茶道具には価値があったという事です。しかし、こちらも絵画と同様に贋作が非常に多いことでも知られています。何百万の借財の担保となった茶碗が、何千円の価値しかないなどのエピソードを多くの方が聞いたことがあると思います。茶道具を取引する際はしっかりとした鑑定・査定が必要です。

掛軸について紹介します

掛軸を所持している家は意外と多い!!納屋の奥から発見されることも!?

和室に飾られた掛け軸の写真

今でこそ掛軸は珍しいもののように扱われていますが、昔はどこのお宅でも飾ってありました。その証拠に、日本建築には床の間があり、掛軸と生け花を飾るスペースが設けられています。旅館であれば現在でも掛軸が飾られていることが多いですね。

値段の安い高いにかかわらず、多くの方が所有していましたので、現在でも倉庫や納屋の奥、蔵の中から木箱に収められた掛軸が発見されることがままあります。

掛軸の価値を見る時のポイントはズバリ作者と状態。ただし他の骨董品と同様に、有名な方の作品であればあるほど偽物も多いです。ひどいものになると印刷した掛軸を水墨画と偽って販売されていることも。

買い取る際には客観的な評価の証拠である鑑定書がある商品を選ぶようにして下さい。ただし、作者名や作品の良し悪しは素人には分かりませんので、とりあえず複数の業者に鑑定・査定してもらうことをおすすめします。

先ほども紹介した通りこの骨董品の価値は保存状態によっても左右されます。保存している環境によっては、虫食いやカビの発生が十分考えられますので、価値が分かるまで風通しの良い場所に置いておきましょう。そのあとで、不要であれば買取に出しても良いですし、スペースがあれば表装し直して飾っておくのも良いのではないでしょうか。

陶磁器について紹介します

骨董品としての陶磁器を日本のものから海外のものまで分かりやすくご紹介

花の柄の陶磁器の写真

この骨董品にはたくさんの種類がありますので、個別に紹介していきます。

まず価値が高いことでも有名な古九谷焼。現在の石川県に存在した加賀藩で製造された陶磁器で、鮮やかなデザインが特徴的です。製造年数がわずか40年と短いので、品数も少なく高額で取引されています。

古九谷と双璧をなすのが古伊万里焼です。佐賀県から長崎県で製造されている陶磁器で高級品として知られています。その中でも、白磁に藍が映える初期の作品や朱色が特徴的な酒井田柿右衛門の作品は、海外のオークションでも人気があります。

西暦1500年代から美濃国(現在の岐阜県)で焼かれていた志野焼も人気がある一品。中でも素朴な灰色に趣が感じられる鼠志野は現存数が少ないので、年々価値が上昇しています。

海外の陶磁器として有名なのがマイセン。1710年に王立磁器工場が操業を開始して以来、ヨーロッパの頂点に君臨し続けている焼物です。

海外の陶磁器として人気が高いのが、現在の中国や韓国で製造されてきた青磁と白磁。特に宋時代の青磁は質が高いことでも知られており、シンプルながらも透き通った青が特徴的な陶磁器です。陶磁器で大切なことは、保存状態と制作された場所です。それにより作者や年代が分かりますので、価値が分からないものについては、しっかりと鑑定してもらって下さい。

骨董品や絵画買取の情報まとめvol.2

絵画や茶道具等の買取に関する情報のまとめとポイントのおさらい

茶道で使う抹茶茶碗の写真

ここまで絵画や陶器、茶道具、掛軸の買取についての情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

まず、見た目が汚れていても価値が分からないものは、必ず鑑定・査定してもらいましょう。その際は複数の方に依頼する方が正確な価値を把握する事ができます。

その他の骨董品もそうですが、人気が高いという事はそれだけ贋作が多いという事ですので、収集する時には十分お気を付けください。

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