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絵を売りたい!絵画を高く売却するためのコツを解説

公開日:2023.2.24 更新日:2024.4.10
絵を売りたい!絵画を高く売却するためのコツを解説

「家の押し入れから絵画が出てきた」「遺品を整理していたらペラペラの紙に描かれた絵を発見した」
そのような時に絵に全く精通していない方でしたら、どんな価値があるのか分かりませんね。
仮に持っておくにしても、どうやって保管していいのか分からないのが実情です。
そこで今回は、絵画の価値を下げないための保管方法や正しいお手入れ方法について、分かりやすく紹介していきます。絵画の売却の際の参考にして下さい。

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1. 絵画が高く売却できる状態とは?

絵画が高く売れる状態とは絵の具が剥がれていないことと加筆されていないこと

絵画に加筆している写真

ここで最初に紹介するのが加筆についてです。古い絵画に意外に多いのが加筆。有名画家の作品に偽装するためにサインを入れてみたり、絵の具が剥がれた部分を新しく塗り直したりしていることがあります。

例えば150年前の無名画家の作品があったとします。それだけでしたら、数十万円の価値があるものを、有名画家のサインを書いてしまったために1万円以下になったというケースがあります。

なかには小学生の子供が、剥がれた部分に自分で色を塗ってしまったケースも。有名無名問わず絵画に手が加えられると価値が下がることが多いです。逆に少し絵の具が剥がれていても、一切手が加えられていない絵画の方が高く売れる状態と言えます。これには例外があって、公認の修復師が直したものは、手が加えられたとは言いません。

また、ある程度評価されている画家の作品であれば、昔から最高の状態で保管されていることが多いのですが、人の手を転々とした作品は状態が悪いことがあります。特に、油絵は状態を保つのが困難かつ絵の具も剥げやすいので、高く売却したいのであれば正しく保管しておく必要があります。もしお手持ちの絵画が悪い状態でしたら、修復専門の業者に一度相談して下さい。

2. 絵画を高く売却するためのお手入れ方法①

絵画を高く売るためのお手入れ方法その①普段から素手で触らないように

絵画の額縁を布で拭いている写真

通常の絵画は額縁とガラスなどの板で覆われていますね。これはリトグラフも同じなのですが、飾ったり大切にしまっておくためには丁寧に扱い正しく保管することが重要です。

絵画のお手入れ方法として最初に紹介するのは、素手で触らないこと。表面のガラス板やアクリル板は拭くことで指紋や皮脂を取り除くことができます。しかし木製の額縁は拭いただけでは完全に皮脂を取り除くことができません。昔の絵画には絵の評価は低いものの、額縁に数万円の値がつくことがあります。ですので素手で触ることは控えましょう。

アクリル板やガラス板を拭く際は、専用のクロスが販売されていますので、そちらをご使用ください。普段のお手入れはホコリをはらうくらいで十分です。あまりないケースですが、絵画が水に濡れてしまった時は、自分で手入れしようとせず専門の業者か購入した画廊に相談してください。

絵画においては、茶器や食器のように普段使いするものではありませんので、お手入れはそんなに気を使う必要がありません。ただし冒頭でも紹介した通り、素手で触らないこと、額から出して見ることだけは絶対に止めてください。もし額装されていない絵画をお持ちの方は、できるだけ早く額に入れて保管しましょう。

3. 絵画を高く売却するためのお手入れ方法②

絵画を高く売るためのお手入れ方法その②こまめなチェックが大切です

適切にお手入れされた絵画の写真

ここでのお手入れ方法として、次に紹介するのは日頃からのチェックです。額に入れて最適な温度・湿度で保管していても、何らかの拍子でカビが生えてしまうことがあります。

当たり前の話になりますが、カビは一度でも発生してしまうと時間と共に繁殖していきますので、気づいた時には5円玉くらいの大きさになっていたり、あちこちに黒い斑点が出来てしまうことがあります。

そこで一番大切なのが日頃のチェック。絵画を隅々までしっかりと見て、カビが発生していないかチェックして下さい。それと同時に額に結露がついていないかも確認すること。そうしておけばカビが小さいうちに発見できますので、絵画へのダメージも少なくなりますし、修復費用も安くなります。これをしておくのとしないのとでは、売却する時の価格が大きく変化します。

ここまで絵画のお手入れ方法をお伝えしてきましたが、もう一つだけ紹介します。柔らかいクロスでしたら額の隅のホコリが取りづらいですね。そこで活躍するのがカメラレンズの掃除でも使用されているブロワーです。隅に向けて吹くだけでホコリを取り除くことができます。カメラ屋さんやインターネットショップで500円前後で購入することができますので、かなりおすすめです。

4. 絵画を高く売却するためには正しい保管方法で

絵画を正しく保管する際に必要になる情報を分かりやすく紹介します

絵画を適切な場所に移動しようとしている写真

ここで大切になるのが、温度・湿度・日光です。美術館でしたら、常に最適な温度や湿度で保管されていますので何も問題ありませんが、個人で保管しておくにはかなりの注意が必要です。

まず温度ですが、18℃~20℃にして下さい。エアコンの温度調節機能をもってすれば簡単です。湿度は45%~55%以下。これも加湿器と除湿器があれば簡単です。しかし、実際にこれらの機械をフル稼働していたら、とんでもない電気料金が必要になりますね。そこで温度計と湿度計を持って家の中で最適な場所を探してみましょう。例えば押し入れの中やクローゼットの隅、階段脇の戸棚など、どこか最適の場所があるはず。そこを見つけたら、保管して定期的に異常がないかチェックしておけば大丈夫です。

ただし、窓や玄関のそばは温度変化が激しいので、あまりおすすめ出来ません。あと直射日光の当たる場所も変色の危険があるのでNGです。

あと、お煙草を吸われる方がいらっしゃるご家庭でしたら、絵画のある部屋では禁煙にして下さい。額縁やガラス板にヤニ(タール)がたくさんつきますし、額の隙間から煙が入り絵画を傷めてしまうことがあります。絵画を吊り下げて保管している方は、壁の固定具やナイロンコートワイヤーを年に一度は点検して下さい。

5. 絵画を高く売却するための情報まとめ

絵画を高く売るためのさまざまな情報のまとめとポイントのおさらい

絵画を飾っている女性の写真

ここまで絵画を高く売るための状態やお手入れ、保管方法についての情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

絵画を保管する時は温度・湿度・日光に注意する必要があります。万が一絵の具が剥がれたりカビが発生した時は、プロの業者に修復を依頼して下さい。

お手持ちの絵画の価値が不明な時は、一度無料査定してもらうことをお勧めします。

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