ガラスフィルムで台風・地震対策(飛散防止)断熱・結露対策を!

ガラス

ガラスのデザインや機能性を高めるための選択肢に、ガラスフィルムを貼る方法があります。
どんな機能性やデザインが、あるのでしょうか。
ガラスフィルムのメリットやデメリットなどもご紹介します。

オシャレなガラスフィルムのデザインについて

オシャレなガラスフィルムデザイン

部屋の模様替えやリノベーションで、ガラスも気軽に変えられたらと考える方も少なくありません。
最近はガラスフィルムもとても洗練されていて、おしゃれなデザインが通販でも簡単に入手可能です。

● アンティーク風
● ステンドガラス風
● すりガラス調
● マジックミラー
● 竹などの和柄
● 花柄
● 透明(クリア)

お部屋の雰囲気に合わせて、様々なデザインの中から選ぶことができます。
窓ガラスの雰囲気を変えるだけで、お部屋の印象も変わるため気分転換にもお勧めです。
北欧調のアンティークを使えば、オシャレなカフェ風のお部屋に模様替えできます。
また昭和レトロな雰囲気を出したり、好みに応じて色んな種類から気軽に選べます。

断熱性がアップして冷暖房の効きが良くなる!

ガラスフィルム 断熱性アップ

ガラスフィルムの良いところは、デザイン性を高めながら機能性もアップできるところです。
フィルムを貼ることで、どんなふうにガラスの機能性が高められるのでしょうか。

一般的な一枚ガラス(フロートガラス)は、簡単に熱を通してしまいます。
ですから夏には熱い外気が入り込み、冬には暖かい空気が窓ガラスを通して外へ逃げていってしまいます。
窓ガラスは外壁よりもとても薄いので、もっとも熱の流入が大きくなります。
一枚ガラス(フロートガラス)に断熱性がアップするタイプのガラスフィルムを貼ると、夏は涼しく冬は暖かい環境を作ることができます。
冷暖房の効きも良くなるので、電気代を抑える効果も期待できるでしょう。
ただしサッシが古くて気密性が低いと、ガラスフィルムだけでは不十分に感じる場合もあります。

遮熱効果で日差しのジリジリ感を解消!

ガラスフィルム 遮熱効果

遮熱効果のあるガラスフィルムを貼ると、直射日光のジリジリした焼けるような感じを緩和できます
断熱性と遮熱性は混同しがちですが、確かに似た点もありますが別の要素です。

直射日光が強すぎて部屋が暑い場合には、遮熱性のアップするタイプを検討してみましょう。
主に西向きや東向きなどの部屋に最適です。
北向きの窓で、日当たりが悪かったり寒い部屋に使うのは逆効果になるので注意が必要です。
日当たりを弱めたくない場合には、断熱性があっても遮熱効果のないタイプが最適です。

結露対策でカビやダニの繁殖も抑える!

ガラス 結露対策

断熱性とリンクしていますが、結露対策にも効果的です。
気密性がアップすることで、ガラスに結露が付きにくくなります

結露が発生すると湿気で室内にカビが生えたり、ダニの生育しやすい環境になります。
ですから結露が気になるガラス窓には、断熱性のアップするタイプのガラスフィルムが最適です。
ただしサッシが古くて隙間が空いていると、サッシに結露したり十分な効果が得られない場合があります。
ガラスフィルムだけでは効果が感じられない場合には、サッシとガラスの両方をリフォームするのが最適です。

UVカットで有害な紫外線をシャットアウト!

断熱性や遮熱性と混同しがちですが、紫外線をカットしたい場合はしっかりUVカットと明記してある商品を選びましょう

紫外線にはA波とB波、C波がありますが、C波はオゾン層に阻まれて地表までは届きません。

B波は日焼けの原因になる紫外線ですが、どんなガラスでも通らない性質です。
よってガラスを通ってしまうUV-Aだけをカットすれば良いのですが、一般的にガラスやフィルムにUVカットと明記してあればA波を通さないタイプです。

A波は肌の奥まで届き、シミやしわの原因になる嫌な紫外線です。
ですからUVカットガラスフィルムを使うことで、お肌のアンチエイジングに役立ちます。
また家具やフローリングなどの日焼けを防ぐことも可能です。
どれだけのUVカット効果があるかは、ガラスやフィルムによって違いますので購入前にチェックしておきましょう。

目隠し効果で外部からの視線をシャットアウト!

目隠し効果で外部からの視線をシャットアウト

透明のガラスで外からの視線が気になる場合に、手軽にプチリフォームで目隠しが可能です

すりガラス調は透明ガラスだけれど、外の景色を見る必要もない場合にも最適です。

マジックミラータイプは、部屋内からは外が見られますが、外から部屋の中は見ることができません。
外の景色は楽しみながら、部屋の内部が見られたくない場合にも有効です。

貼ったりはがしたりできるので、賃貸マンションなどでも利用できます。

 

飛散しにくくして防犯や震災目的に!

ガラスフィルム 防犯や震災対策

震災や防犯に使えるガラスフィルムもあります。
一枚ガラス(フロートガラス)はとても割れやすい上に、割れると大きな尖った破片がそこら中に散乱してしまいます。

防犯ガラスフィルムは衝撃に強いポリカーボネートなどでできていて、ハンマーでたたき割ろうとしても、なかなか割ることができません
震災など万が一の場合にも、飛散しにくくなります。
揺れの最中にガラスが割れて怪我をしたり、避難時に尖った破片を踏んで怪我をするリスクが少なくなります。

また空き巣は、玄関よりもガラス破りで侵入することが大半なのです。
ガラスを強化しておくことで割れにくくして、侵入をあきらめさせる効果も期待できます。

防虫効果で嫌な虫が寄ってこない!

ガラスフィルム 防虫効果

窓ガラスに虫が集まってくると、ガラス掃除や網戸掃除が大変になります。
特に虫嫌いの方には、電気を点けて虫が集まってくるのは本当に憂鬱です。
透過しないタイプのフィルムを選ぶことで、害虫の飛来予防も可能です

全ての機能がどのガラスフィルムにもついているわけではありません。
デザインだけではなく、自分のガラスとの相性や欲しい機能などについても、しっかり確認した上で決めましょう。

失敗しない!?自分で簡単に貼れるフィルムの特徴

ガラスフィルム 貼り方

ガラスフィルムを自分で貼るのは、なんだか難しそうと感じる方も多いと思います。

いろんなタイプのフィルムがあるため、貼り方の難易度もそれぞれです
実際のところガラスフィルムを自分で貼った方は、どのように感じているのでしょうか。

 

水で貼れるタイプは簡単?それとも難しい?

ガラスフィルム 水で貼るタイプ

小窓なら比較的簡単でも、大きな掃き出し窓などは難しいと感じる方も多いです。
大きい窓なら状況的に可能であれば、2~3人で貼ると楽できれいに貼ることができます。

難しいか簡単かは個人差があって、ネットの口コミでも感想が分かれます
簡単だったという方もいれば、同じフィルムでも難しくてきれいに貼れなかった方もいます。

水を使うタイプの基本的な貼り方

水を使うタイプの基本的な貼り方

ガラスフィルムの貼り方の一例をご紹介します。

下準備として防水養生をして、中性洗剤で石鹸水を作り、ガラスやサッシを拭いてほこりやゴミを除去しておきます。
窓の寸法を測ってガラスフィルムをカットします。
ガラスを石鹸水スプレーで濡らします。
カットしておいたガラスフィルムを慎重にはがしてガラスに貼ります。
スキージーを使って水と空気を抜いて余分な部分を窓枠に添ってカットします。
最後に水抜きをして完了です。

貼りつけた後は水分がまだ残っていますが、1~2週間すると乾いて透明度が高くなります。
まだ完全に乾いていない間に強く擦ったりすると、剥がれる場合があるので注意しましょう。
カットする細かい作業と、広い面積に張り付ける作業があるため、苦手な方は手伝ってくれる方がいると綺麗に貼れます。
また下準備もかなり大切ですから、時間のたっぷりとれるときに作業を行いましょう

ガラスフィルムを専門業者に依頼して貼ってもらう

ガラスフィルムを専門業者に依頼して貼ってもらう

思ったよりガラスフィルムの扱いは簡単ではないと感じる方も少なくありません。
特に窓のサイズが大きかったり、貼る窓の数が多ければとても苦労することにも。
ガラスにピッタリのサイズにフィルムをカットしたり、隙間なく貼り付けるのは意外と難しいです。

作業が好きな方なら簡単に感じても、フィルムを買ってから途方に暮れて後悔する場合もあるでしょう。
せっかくガラスフィルムを用意しても上手に貼れないのでは、それからの生活がかなり違ってきてしまいます。
しわの寄ったガラスフィルムを見てはため息がでますし、来客しても変に思われないかなど気が気ではありません。

自分で貼る以外の選択肢では、業者に依頼をする方法もあります。
業者によって異なりますが、自分で用意したフィルムを貼ってくれる業者もあります。
オシャレで希少性のあるフィルム、自分で貼ろうと買ってしまったフィルムなどを活かすこともできます。
フィルム選びで失敗したくないのであれば、相談して取り扱っている商品の中から、より良いフィルムを教えてもらうのも良いでしょう。

人件費の分、自分で貼るよりは高くなる場合が多いですが、満足度は高いです。
いつもフィルムを貼っている熟練の技術者が貼ってくれるので、仕上がりがとても綺麗です。
性能に関してもどれを貼ってよいのか分からない場合に、アドバイスをもらえて失敗するリスクを減らせます

ガラスフィルムのメリットとデメリット 選んで正解だった!ガラスフィルムを貼るメリット

ガラスフィルムのメリット

ガラスやサッシを交換するリフォームと比べて、フィルムを貼るのはどんな差があるのでしょうか。

ガラスフィルムを選んで良かったと感じるメリットをご紹介します。

● デザインが色々あるのでインテリアや内装に合わせられる
● 自分で貼れるので安価で済む
● 断熱性や防犯性などの欲しい性能がアップした
● 業者に依頼できるので綺麗に貼れた
● 大掛かりなリフォーム流行りたくなかったので簡単に済ませることができた

ガラスを取り替えるリフォームは二の足を踏んでしまう方も、気軽な気持ちで出来て満足度も高いケースが多いです。

ガラスフィルムを貼るデメリットはあるの?

ガラスフィルムのデメリット

誰かが来ても子供にはドアを開けさせないことも大切。

ガラスフィルムを選んだことで、思いもよらなかったデメリットが起こることも。

● 思ったより貼るのが難しくきれいに貼れず格好悪くなった
● 貼るのが面倒に感じた
● ガラス外側に貼るタイプだったので劣化が早く数年で色あせて剥がれてきた
● 結露対策のはずがフィルムの上に結露した
● 網入りガラスが熱割れを起こした
● 古いサッシも起因しているので思ったほどの断熱性が得られなかった

ガラスフィルムはノーマルなガラスに、後から付加価値を付けることができるので、とても使い勝手が良いです。
大きなデメリットとしては、網入りガラスなどの特殊ガラスは、熱がこもることで熱割れを起こしやすくなります。
また消防法で網入りガラスの設置が義務の場合など、勝手にフィルムを貼ることができないケースもあります。
しっかり長所と短所を理解した上で、貼るかどうかを決めましょう。

ガラスフィルムは簡単にはがせるのか?

ガラスフィルムは簡単にはがせるのか?

ガラスフィルムは飽きたら張り替えて、イメージチェンジができると使い勝手が良いですね。
古くなったガラスフィルムの剥がし方についてご紹介します。

ドライヤーなどでガラス全体を温めて剥がしやすい状態にします。
温水に浸した古新聞をフィルムの上から窓ガラスに貼りつけて30分以上ふやかします。
ガラスフィルムの上の角部分をカッターでつまめる程度に引き起こしてゆっくりと剥がします。
フィルムが剥がれにくいときは、上部に縦にカッターで切り込みを入れて剥がしやすくします。

温めてふやかすことで剥がれやすくなります。
剥がし終わったら、ガラスに残った糊をきれいに取り除きます。

水で薄めた中性洗剤をスプレーボトルでガラスに吹き付けてしばらく放置します。
再びスプレーをしながらスクレーパーを使って糊をそぎ落としていきます。
最後に全体の窓掃除をして終了です。

引っ張れば剥がれるというほど、簡単な作業ではありません。
そのため、剥がすことも想定してから貼るのがお勧めです。
また賃貸の場合は、退去時に必ず原状回復しなければなりません。
自己所有の場合も経年劣化で張り替えが必要になれば、剥がす必要が出てくるでしょう。
日当たりなどの条件にも左右されますが、目安として外側に貼れば4~5年、内側なら10年前後で劣化します。
強化ガラスや熱線反射ガラスなど特殊なガラスは、特に傷が付きやすいのでスクレーパーを使う際には注意が必要です。
もしも自分で剥がすのが難しい場合は、専門業者に依頼することも可能です。
少し手間はかかりますが、イメージチェンジや経年劣化による貼り直しも自分たちで行うことが可能です

フィルムは物足りないならガラスリフォームがお勧め!デザイン合わせガラスにリフォームしよう

ガラスリフォーム

フィルムを替えるだけでは性能に満足できない場合には、ガラスやサッシのそのものをリフォームする方法があります。

オシャレなガラスをオーダーしたり、セミオーダーもできます。
特に合わせガラスなら防犯性を高めながら、オシャレなデザインを取り入れることも。
合わせガラスとは、中層部に特殊なフィルムを挟み込んだガラスです。
ガラス+フィルム+ガラスの三層構造になっていて、割れて飛散しにくいので防犯ガラスなどにも使われています。
中間層のフィルムにデザインを持たせることで、オシャレな本格的なガラスにリフォームすることも可能です。
デザイン例は下記の通りです。

● 和柄の和紙を挟み込んだデザイン
● 半透明のロゴやイラストなどのモチーフ
● すりガラス調
● フリーデザインで好きな柄にすることも

このように好みに応じて、中間層のデザインを変えることも可能です。
オーダーデザインで世界に一枚しかないオリジナルを作ることもできますので、こだわりのある方にもお勧めです。

二重窓(内窓)を設置する

手軽で成果の大きい窓のリフォームなら、二重窓(内窓)を選択する方も非常に多いです。
今までのサッシの内側に二重窓(内窓)をもう一つ取り付ける方法です。
サッシが二つになる分、気密性が高くなり、冷暖房が効きやすく結露対策にも有効です。

比較的簡単に取り付けが可能なので、DIYで設置する方もいるほどです。
ただし取り付ける場合には、必要な奥行きがあるかどうかや、邪魔になるものがないかなど条件をクリアしないと設置できません。
ガラスと違って割れにくいので、気軽にリフォームできます。

また防犯ガラスや防音ガラスなど、必要な付加価値のあるガラスを選ぶことも可能です。
デメリットとしては、狭い部屋に二重窓(内窓)を設置すると、圧迫感が生じて狭く感じる場合もあります。

ガラスフィルムは気軽に自分でも貼ることができて、ガラスを思い通りのデザインにイメージチェンジできます。
反面、熱割れのリスクが高まる場合もありますので、ガラスに合ったフィルムなのか、貼っても大丈夫かをしっかり把握しましょう。
自分で行うのが難しいと感じた場合には、専門業者に依頼して貼ったり剥がしたりすることもできます

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