凍結したらどうすればよい？
蛇口や水道管の凍結予防は大丈夫!?
冬場、特に12月は水道トラブルのご依頼がとても多くなる時期です。
大掃除の際に普段触らないところを触ったら水漏れした！ちょっとした水漏れだけど、年末年始親戚に見られると恥ずかしいから修理したい！など、年末年始ならではの依頼も多いのですが、やはり一番困るのは、被害の大きい水道管の凍結です。
厳冬になると、気になるのは水道管の凍結です。雪国では様々な凍結対策をしていますが、雪の降らない地域は何もしていないご家庭が多く、凍結による水道管のひび割れ・水漏れが多くなります。
台所の蛇口の水が出ない
トイレの水が流れない
蛇口・水道管にひびが
入り、水漏れ
気温が最も下がる明方に凍結することが多く、目覚めると忙しいのに水が出ない！など、とても不便な状態になります。
また、一番困るのは凍結によるヒビや破裂。水は固体になると体積が増えるため水道管や蛇口を内部から圧迫。その結果圧力に耐えられなくなった蛇口や水道管にひびが入ったり破裂します。こうなると水が使えないだけでなく、水漏れによる二次被害も発生します。
凍結しても慌てず行動しましょう。誤った対応をすると被害が拡大します。
水道管を急激に温めて氷を溶かすと、蛇口や水道管を痛めてしまいます。時間のある方は自然解凍をおすすめします。
急激な温度変化で蛇口や水道管にダメージを与えないため、タオルを巻いてその上からぬるま湯をかけます。
この際気を付けたいのは、早く溶かしたいからと熱湯をかけるのはNG。
急激な温度の変化で水道管が破損。ひび割れてしまいます。
ぬるま湯で溶かしたいけど、水が出ないから出来ない！そんな方には、カイロでの温めをお勧めします。
熱くなりすぎず継続して熱を伝えるので、蛇口や水道管にダメージを与えずに氷を溶かすことが出来ます。
※高温タイプのものは熱すぎるのでご注意ください。
凍結しても慌てず行動しましょう。誤った対応をすると被害が拡大します。
雪国の水道管は保温材を巻いているので凍結に比較的強いですが、雪の降らない地域では水道管がむき出しの所もよくあります。水道管がむき出しの場合には、ホームセンターなどで、水道管向けの保温材を巻き付けると良いです。すぐに入手できない、お金をあまりかけたくない方は、古いタオルなどを巻き付け、ビニールテープで止めると保温効果が高まります。
雪国ではおなじみの手法ですが、水抜き栓の場所がわかる方は、寝る前に水抜きをしましょう。水道管の水を抜くことで、凍結を予防します。
年末年始などで長期間家を空ける場合などにも、おすすめです。
こちらも雪国ではおなじみですが、水をわずかにでも流し続けると、凍結しにくくなります。ただし、あまりにも寒さが厳しいと凍結する可能性はあるので、他の予防策との併用をおすすめします。
適切な対応をしても、繰り返し凍結した箇所や長年使用している水道管は、老朽化によりひび割れや破裂が起きやすいです。
二次被害を抑えるためにも速やかに水道の元栓を締め、水道業者を呼びましょう。
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