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神奈川駅は、神奈川県横浜市神奈川区青木町にある「京浜急行電鉄本線」の駅です。各駅停車のみが停車し、横浜駅までは徒歩圏内（徒歩約9分）のため乗降客数は京急線全72駅の中でも少なく、改札が1ヶ所の小さな駅です。朝夕は近くの予備校生、専門学校生を中心に一定の利用客があります。国道1号線と国道15号線がぶつかる交差点の近くにあり交通量が多い場所です。1992年には「神奈川宿歴史の道」にあわせて清水の舞台をイメージした駅舎に改築し、1999年「関東の駅百選」に選出されました。
「神奈川駅」は、京急が品川～神奈川間を開通させた時の終着駅として設置されました。横浜駅乗り入れを控えた1929年に横浜駅が現在位置に移転したため廃止され、1930年3月29日、現在の位置に移転して「青木橋駅」として開業し、1930年4月には駅名を引き継ぐ形で「京浜神奈川駅」に改称され、1956年4月に「神奈川駅」になりました。
駅周辺はかつて東海道の宿場町、神奈川宿として栄えました。横浜開港に伴い、神奈川宿の寺院は各国の領事館として接収され、駅からすぐにある本覚寺はアメリカ領事館にあてられました。神奈川や横浜沿岸が一望できる高台にあり、現在、本覚寺山門前には「アメリカ領事館跡」の石碑が立っています。