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苫小牧駅は、北海道道央の胆振地方、太平洋に面する苫小牧市にあるJR北海道の駅です。室蘭本線と日高線に加え、札幌方面に向かう千歳線が室蘭線経由で乗り入れているため、運行上は3路線の接続駅として機能しています。1892年（明治25年）に北海道炭礦鉄道の駅として開業し、1906年（明治39年）に国鉄に移管、1987年（昭和62年）の国鉄民営化により旅客部門はJR北海道に、貨物部門は日本貨物鉄道の駅となりました。その後、貨物駅は1991年に移転し、「苫小牧貨物駅」に名称が変更され、現在の苫小牧駅は旅客専用の駅となっています。1日あたりの平均乗車人員数は約3,600人で、横ばいが続いています。
駅周辺は、苫小牧市の中心市街地で、東方向に線路を跨いで商業地広がっています。南口駅前にはホテルや飲食店が集積し、歩いて立ち寄れる観光スポットが点在しています。中でも、宇宙ステーション「ミール」の実物が展示されている苫小牧市科学センターは、小さいながらも展示物が秀逸で、蒸気機関車C11もあり、大人も子供も楽しめるスポットです。さらに港方向に向かうと、鮮魚店や飲食店が軒を並べる「海の駅ぷらっとみなと市場」があり、苫小牧漁港から水揚げされた新鮮な魚介類を味わうことができます。
また、鳥類をはじめ多様な生態系が守られている湿地帯・ウトナイ湖へは、苫小牧駅からバスで25分です。