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昭和駅はJR東日本の鶴見線が乗り入れている、神奈川県川崎市川崎区扇町にある無人駅です。昭和肥料の工場が近くにある事から「昭和駅」という駅名になりました。昭和肥料は昭和電工として現在も駅の近くに位置しています。1日の運行本数は2時間に1本程度となっており非常に少ない為、駅の利用者は500人前後となっています。川崎駅へは25分程で辿り着けますが運行本数の少なさから、鉄道よりもバスを利用する人が圧倒的に多くなっています。駅周辺は川崎港に隣接した工業地帯となっており、複数の工場・倉庫や埠頭が立ち並んでいます。周辺にある食堂・商店・郵便局などは、この地域で働く人たちの生活を支えています。県道101号扇帳川崎停車場線が通っている事から、車やバスでのアクセスに優れているのも特徴です。海沿いの景色と廃線や廃止された線路がそのまま残っている独自の雰囲気が、鉄道ファンの間で人気を博しており昭和駅を訪れる人も少なくありません。静かでゆったりとした駅の雰囲気や駅付近の扇橋から臨む運河など、訪れた人を癒す風景が広がっています。令和への元号改元時には、当駅と大阪府の「大正駅」と熊本県の「平成駅」の3つを巡り、平成最後の思い出として写真や撮る人や昭和駅の切符を求める人で賑わいメディアなどの注目を集めていました。