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海外の古銭の種類とは?作られた時代背景なども詳しく紹介

公開日:2021.11.18 更新日:2024.4.5
海外の古銭の種類とは?作られた時代背景なども詳しく紹介

古銭の種類は沢山ありますので、その特徴について簡単に紹介します。今回は小判や銀板、記念コインや海外金貨などの特徴や製造された時代背景などについて触れていきます。

この記事では海外の古銭の種類や作られた時代背景などを紹介していきますので、保管や売却の参考にして下さい。

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1.海外金貨とはどんな種類の古銭

海外金貨にはたくさんの種類がありますので個別に特徴などを紹介します

2003年パンダ記念金貨の写真

この古銭は加工しやすく、腐食や劣化が少ないため、海外を中心に貨幣として流通してきました。

4世紀から用いられてきた金貨が全盛を迎えたのが、13世紀のイタリアです。フィレンツェのフローリン金貨や、ヴェネツィアのゼッキーノ金貨によって、金本位制が広く行き渡りました。

現在でも世界中で多くの金貨が製造されており、貨幣としても資産としても大人気となっています。中国のパンダ金貨やオーストラリアのカンガルー金貨、イギリスのブリタニア金貨、カナダのメイプルリーフ金貨などは、コレクターの間でも人気の金貨となっています。

比較的レアリティが高い金貨では、1892年から8年だけ南アフリカで発行されたクルーガーランド金貨や発行数の少ないアメリカのファーストレディ10ドル金貨などがあります。

海外の金貨は大きく分けて産金国で発行されている地金型金貨と、国際的なイベント時に発行される収集型金貨に分類されています。

前者は相場によって金貨の金額が上下しており、後者の金貨は価格が比較的安定している特徴があります。現在では純度99.9%の金貨が一般的ですが、貨幣として流通していたころはコインの形状を維持するために、金に銀や銅を混ぜ込んで製造されていました。今回紹介した種類以外にも、金貨は世界各国で発売されていますので、コインアルバムを購入して眺めてみても面白いですよ。

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2.海外硬貨とはどんな種類の古銭?

海外硬貨とはどんな種類の硬貨なのかを紹介します。

海外硬貨の写真

海外硬貨とは世界中のさまざまな国で発行された硬貨のことです。そのなかには、現在流通して使われているものもあれば、もう流通していない古いものもあります。また、記念コイン・記念硬貨と呼ばれるものも存在します。さらに、メイプルリーフ金貨など、各国の造幣局などが発行している地金型金貨も海外硬貨の一種です。地金型の銀貨と同じくプラチナコインもあります。

日本の買取市場で取引されている海外硬貨は地金型金貨と収集型金貨が中心です。地金型金貨とは造幣局が投資用に製造、発行している金貨です。人気があるのは純度99.99パーセント以上の純金製コインで、それらは金地金の時価相当分に少額の金額を上乗せした時価で売買されます。

一方、収集型金貨は記念コインなどの形で発行される金貨の総称です。地金型金貨が投資の対象とされるのに対して、こちらはコレクションの対象とされます。

海外金貨とか海外硬貨は、少し前まではコレクターからの人気が非常に高くなっていました。しかし海外金貨や硬貨の収集ブームが過ぎると、買取価格は少しずつ減少しています。買取価格相場というのは、その時々で変化するものです。特に何か国際的に大きな行事があるときには、価格が上昇することがあります。東京オリンピックが近くなってきているため、海外金貨や硬貨に注目が集まっています。

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3.中国貨幣とはどんな種類の古銭?

中国貨幣とはどんな古銭なのかについてご紹介します。

中国貨幣の写真

代表的な中国貨幣の種類として周王朝の頃に誕生した青銅貨幣、秦王朝の頃に誕生した半両銭、宋王朝の頃に誕生した交子・会子があります。

青銅貨幣は春秋・戦国時代に青銅の鋳造がはじまり、貨幣として流通したものです。秦では日本の5円玉に似た形をした環銭が、楚では蟻の顔に似た形をした蟻鼻銭が使用されていました。また斉や燕では小刀に似た形をした刀銭が、韓や魏、趙の形をした布貨が使用されていました。

半両銭は紀元前221年に秦の始皇帝が中国全土を統一した際、各地で異なる貨幣が使用されていたのを統一することになった際に流通したものです。

そして、交子・会子は宋の時代に商人達の間で出回っていた手形がもとになっているものです。のちに政府発行の紙幣として流通するようになりました。これが中国で初となり、世界でも初となる紙幣です。

さらに、原価の高い素材が使用されていないことに加えて、コレクター人気が高いとはいえない点が災いして、買取市場での価値は低めですが、小刀の形に似た刀銭については、青銅貨幣の中でも高価買取が期待できる中国貨幣といえます。程度によって買取価格は変わってくるものの、100,000円以上の値が付くこともあるかもしれません。

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4.海外の古銭の種類の情報まとめ

古銭の種類に関連する情報のまとめとアドバイスをお伝えします!

8枚の海外古銭の写真

ここまで海外の古銭の種類に関する様々な情報をお伝えしてきましたが、最後にアドバイスも兼ねておさらいします。

まず家の中で古銭を見つけた場合は、とんでもない価値があるかもしれませんので、廃棄せず専門の業者に鑑定を依頼しましょう。
一方で購入される方は贋作が非常に多いので、お得だからと飛びつかないように。

いずれにしても古銭は新たに製作することはできませんので丁寧に保管して下さい。

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