本文へ移動

中国貨幣とはどんなもの?特徴や買取相場などをご紹介します

公開日:2021.11.1 更新日:2024.4.4
中国貨幣とはどんなもの?特徴や買取相場などをご紹介します

中国貨幣の歴史は古く、紀元前221年の秦の時代には銅貨が使用されていたとされています。その後、統治者が変わる度にさまざまな硬貨や紙幣が発行され流通していました。
日本の平安時代に中国の宋の硬貨が使用されていたのは有名な話ですね。さらにモンゴル帝国の影響も受けていますので、その種類は多種多様。
この記事では中国貨幣の特徴や相場などの情報を詳しくお伝えしますので、ぜひ参考にして下さい。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

バイセル

1. 中国貨幣の特徴を紹介します

中国貨幣の特徴は銅銭や鉄銭が充実しているところ。世界初の紙幣も中国

中国古銭の写真

この古銭の特徴として最初に紹介するのは紙幣についてです。西暦618年から907年にかけて唐という王朝があり、そこで世界初の紙幣が登場しました。当時は飛銭と呼ばれており、現在の手形のような位置づけでしたが、発行してしばらく経つとインフレーションを起こして流通しなくなり、また新しい貨幣が作られるといった状態だったようです。

穴銭のルーツと言われているのが秦が鋳造した貨幣です。形状は丸い円の中に四角い穴が開いており、見た目はまさに日本の和同開珎と酷似しています。同じ時代には金や銀も使われ始めたのですが、政権が不安定だったため定着はしませんでした。

中国で本格的に貨幣制度が整備され始めたのが隋の時代です。先ほど紹介した飛銭や金、銀、銅銭、鉄銭が貿易や日頃の経済活動で使われるようになり、それらの文化が日本をはじめ当時の色々な国に影響を与えています。

中国で現在のような貨幣経済になり始めたのが中華民国以前の明や清の時代です。光緒元宝という貨幣なのですが、これも日中戦争などでインフレになってしまい安定しませんでした。そのため、中国共産党によって人民元が発行され現在に至ります。このように中国は絶えず変化してきた国なので、古銭である貨幣の種類も多く存在しています。

2. 中国貨幣の役割とは?

中国貨幣の役割は経済のコントロールと統治者の権威を内外に示すことです

中国古銭を触っている写真

この貨幣の役割は大きく分けて2つ存在します。ひとつは中央政府による経済のコントロール、もう一つは権威の象徴です。もちろんその他にも円滑な経済活動や交易、歴史を紐解く材料などがありますが、重要なのは上記の2つです。

最初の経済のコントロールについて紹介します。中国の国土は日本の約26倍もありますし、人口も10倍以上です。もちろんこれは現在のデータですが、秦が興った時代でも日本よりは確実に人口が多かったのは事実です。

さらに中国には漢民族だけでなく55の少数民族が存在しますので、統治するにも日本の何倍も難しいのです。そこで大切になってくるのが法と経済のコントロールです。

春秋戦国時代の末期、秦が中国を統一して貨幣を発行したのはそんな狙いから来ています。少し移動するだけで通貨が変わっていては争いのもとですし経済が安定しません。中国貨幣として最初の半両銭にもそのような役割がありました。

この貨幣のもう一つの役割が権威の象徴です。統一した貨幣を発行して流通させるには、政府(皇帝)に力や信用が無いと出来ません。皇帝や王朝が変わると力を示すために新しい貨幣を発行し流通させていました。平安時代の日本国内で宋銭が使用できたのも宋王朝に力と信用があったからです。貨幣が本来の役割を果たせなくなるとその王朝は終わりが近いということです。

3. 中国貨幣の買取相場はいくら?

中国貨幣の相場は種類によって大きく異なりますので個別に紹介します

買取相場のイメージ写真

この貨幣の相場として最初に紹介するのは、太平天国の乱が起きた1851年から1861年にかけて鋳造された鉄銭の咸豊通宝一百です。保存状態により異なりますが、250,000円から350,000円が相場となっています。

1912年の中華民国で製造された中央造幣局金錠(31.1g)でしたら相場は180,000円です。紀元前379年から211年の長きにわたって流通していた三字刀は150,000円、同じ年代の空首布でしたら40,000円、永通萬国の場合は30,000円が相場となっています。ちなみに三字刀と空首布は刀の形をしているので刀銭と呼ばれています。

世界で最も古い紙幣とされている宋時代の紙幣である公子・会子の相場は1,000円から10,000円です。孫文がデザインされている壹圓銀貨でしたら、26,000円が相場の金額です。

この古銭にはその他にも雍正通宝や環銭などがありますが、多くは1,000円から5,000円が相場です。さらに驚くほどの偽物がありますので、専門家でも鑑定意見が割れることがあります。さらに上記で5,000円と紹介した雍正通宝も龍鳳という種類でしたら、相場が700,000円になりますので、家の中で何か分からない古銭が出てきたら複数の買取業者に鑑定をお願いしてみましょう。

4. 中国貨幣にまつわる豆知識

中国貨幣に関するさまざまな知って得する豆知識を簡単に紹介します

銀本位制のイメージ写真

この古銭の豆知識として最初に紹介するのは、銀本位制についてです。海外の古銭にはナポレオン金貨やダカット金貨など多くの金貨が残っています。

しかし中国貨幣には現在発行されているパンダ金貨があるだけです。なぜかというと清朝以前の中国では銀本位制だったからです。銀本位制と言うのは税や物の価値などを銀を基準に決定して経済を回していく方法で、反対の意味として使われる言葉で金本位制があります。

現在の経済は安定しやすい金本位制なのですが、中国では貿易によって世界の銀が流入していたので、当時は銀が根幹をなしていたようです。

次に紹介する豆知識は貨幣の変遷です。紀元前の殷王朝では貝殻が貨幣の代わりをしていました。周りから春秋戦国時代にかけて青銅を加工する技術が発達し、刀銭などの青銅貨になり、中華統一を果たした秦国で使われていた環銭が全土で使用されるように決定されました。

唐朝になると、現在の紙幣や小切手の原型である飛銭が登場し、宋朝になったところで正式な紙幣が発行されました。元朝になると銅銭が普及し始め、明朝では豊富に銀が手に入ったため、銀貨に移行しました。この過程を知ると貨幣の仕組みを把握できますし、お金にまつわる漢字に貝の字が使われている理由もわかりますね。

5. 中国貨幣の情報まとめ

中国貨幣に関する情報のまとめとアドバイスを分かりやすく紹介します

パンダのイラストが描かれている中国貨幣の写真

この古銭にまつわるさまざまな情報をお伝えしてきましたが、最後にアドバイスも兼ねてポイントをまとめます。

中国貨幣は我が国の貨幣のルーツでもありますし、価格的にも入手しやすいので初心者コレクターにも人気があります。ただし、中国貨幣の古銭は偽物が非常に多いので、きちんと鑑定されたものを購入するように。引っ越しの際などに中国貨幣が見つかった場合は自分で判断せず鑑定してもらいましょう。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

バイセル

古銭・記念硬貨・記念メダルの買取の新着記事

おすすめ記事