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穴銭とはどんな古銭?特徴や買取相場などを解説します

公開日:2021.11.1 更新日:2024.4.3
穴銭とはどんな古銭?特徴や買取相場などを解説します

穴銭は一部の地域で大量に発見することもある一般的な硬貨です。
その素材の多くは銅で、状況や状態により売却値段や購入金額もさまざま。
今回この記事では、穴銭の特徴や役割、買取相場などの情報を出来るだけ簡単にお伝えしていきます。
コレクターの方も、たまたまお家で穴銭を発見して買取を検討している方も、ぜひ参考にしてみてください。

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1. 穴銭の特徴を紹介します

穴銭の年代別・種類別の具体的な特徴を分かりやすく紹介していきます

自立している五円玉の写真

この古銭の特徴で最初に紹介するのは穴が開いているということです。古銭ではないですが、現在の5円玉や50円玉も穴銭の一種です。穴銭と類似している古銭に絵銭という種類があります。この古銭は庶民が作り出したもので、子供の遊び道具として使われていました。当時は貨幣としての価値はなかったものの、現在では千円から10万円の間で取引されています。
前項でも紹介した通り、穴銭の歴史は古く西暦708年には使用されていたのですが、貨幣として最も流通したのは江戸時代でしょう。寛永通宝に始まり慶長通宝、文久通宝、天保通宝など様々な穴銭が発行されています。

安土桃山時代の穴銭は希少価値が高いので、高額で取引されているのですが、江戸時代の穴銭は現存する量が多いので、比較的リーズナブルな価格で購入することが出来ます。中国との貿易に使われた永楽通宝や元豊通宝も古銭としての価値はあまり高くありません。

貿易に使われた穴銭の中でも希少価値が高いのが長崎貿易銭です。これが使用された江戸時代は鎖国をしていましたので、国内での流通量はさほど多くありません。長崎貿易銭は8種類ありますので、発見した場合は古銭のプロに依頼して鑑定してもらいましょう。その他の穴銭としては戦国時代に発行された地方貨幣があります。形や紋様が変わっているのでレア度が高そうですが、数百円で手に入れることが出来ます。

2. 穴銭の役割とは?

穴銭の役割は経済のコントロールと庶民の暮らしを便利にすることです

寛永通宝と天保通宝の写真

この古銭の最も重要な役割として貿易も含めた経済のコントロールがあります。穴銭が登場する前は物々交換が主流でした。物や人をコントロールするために、朝廷が発行したのが穴銭です。

現代では考えられませんが、政治主導者が貨幣を管理することにより、思いのままに振舞っていたようです。もちろん穴銭の価値は朝廷の信頼度で変化しますので、現在で言うインフレは度々起こっていました。

また価値の低い唐銭を混ぜて使用することもあり、贋銭(偽の穴銭)も多く出回っていました。

このような経緯から西暦1000年頃には穴銭は使われなくなり、以前の米や絹で何かを買う物品貨幣制度に逆戻りしてしまいました。そのころ国内の一部では宋銭や元銭は使用されていたようです。

本格的に穴銭が役割を果たすようになったのが西暦1608年です。経済の安定には穴銭を含む貨幣の安定が重要だと考えた徳川家康によって、各地の銅山や銀山、金山が厳重に管理されました。穴銭が普及した要因として、徳川幕府の安定的な支配が挙げられます。時代劇などでは小判をよく目にしますが、庶民が小判や二分金を持つことは稀でしたので、生活には穴銭である一文銭や四文銭が用いられました。支払いには便利な役目を担った穴銭ですが、まとめて持ち歩く必要があったので、かなりの重量になったようです。

3. 穴銭の相場はいくら?

穴銭の相場は100円から10,000円。種類別に詳しく紹介します

相場のイメージ写真

この古銭には大まかな相場はあるものの高額になるか、そうでないかは状態によります。高額になる条件は文字がはっきりしていること、流通量が少ないことです。

穴銭として最初に鋳造された和同開珎の相場は数万円から10万円です。文字の一部に跳ねがある通称「三つ跳」などは100万円以上、その他の皇朝十二銭の相場は1万円から5万円なのですが、長年大寶や饒益神寶は100万円を超えるものも珍しくはありません。

安土桃山時代から江戸時代初期まで使用されていた紹聖元宝は100円、永楽通宝や天正通宝は30万円前後、文禄通宝は100万円以上が相場です。

江戸時代の穴銭である慶長通宝は5千円から1万円、元和通寳は3万円、一般的な寛永通宝は数百円から数千円、小判型の天保通宝は1,000円となっています。最後に鋳造された文久栄宝は数百円です。地方で発行された穴銭の中でも特に価値が高いのが銀代通宝で、相場は15万円から18万円です。

この古銭は同じ種類でも、製造された地域によって価格が変動します。例えば一般的な天保通宝の相場は1,000円ですが、秋田藩が鋳造したものは1万円以上になります。その他の価値が上がる条件としては母銭があります。母銭とはその貨幣の鋳造のもとになった穴銭のことです。書体によってもかなり価値が変わるものもありますので、見つけた際は専門家に鑑定を依頼して下さい。

4. 穴銭に関する豆知識

穴銭に関連するさまざまな知って得する豆知識を簡単に紹介します

複数枚の穴銭の写真

この古銭には時代や種類により様々な素材が使用されています。大きく分けて、鉛、銅、銀、金なのですが、それにより買い取り金額も異なります。ひとつの種類で銀と金がある場合は、金の方が価値が高くなる傾向にあります。

もう一つ価値があるのはエラー銭です。エラー銭と言うのは、鋳造途中の何らかのトラブルで裏面に何も書いていなかったり、表面の文字に間違いがあるコインのことです。穴が開いていない、両面に同じ文字が刻印されている穴銭はあまり市場に出回らないため価値が上がることがあります。

江戸時代に鋳造された穴銭として有名な寛永通宝の裏面には、いくつか種類があるのをご存知ですか。裏面に、文、足、小、仙、三の一字が入っているものや、波模様が描かれているものなどがあります。そのパターンはなんと200種類以上。なかには現存数が1~2枚という超レアな寛永通宝もあります。

古銭である穴銭を収集したり、売買する時に気を付けなければいけないのが贋物ですね。見分ける際に厄介なのが、当時から偽コインがあったという事です。粗悪ながらも素材は当時のものを使用していますので、素人目で見ればどれが偽物か全くわかりません。プロでも鑑定を間違えることがありますので、何人かに見てもらうことをお勧めします。

5. 穴銭の情報まとめ

穴銭に関連する情報のまとめとアドバイス、ポイントを簡単にお伝えします

開元通宝の写真

この古銭に関連する様々な情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてアドバイスやポイントを紹介します。

穴銭にはいろいろな種類がありますので、発見した場合は数人のプロに鑑定を依頼しましょう。なかには100万円以上で取引されているものもありますので、ゴミと間違えて捨てないで下さい。数百円から購入できる穴銭は初心者コレクターにはぴったりの古銭です。

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