1. 茶道具の特徴を紹介します
茶道具の特徴は種類の多さ!!一般的には知られていない骨董品もあります
この骨董品の特徴はなんと言っても種類の多さでしょう。茶道をした事がない方でも、茶碗の存在は知っていることが多いです。戦国時代をモチーフにしたドラマには、必ずと言っていいほど小道具として使われていますし、日本史や美術の教科書にも掲載されています。
しかし一度も茶道をしたことが無い、お茶席に行ったことが無いという方は、水指や柄杓、茶杓、火入などは聞いたことも見たこともないと思われます。
茶道具はそれぞれに特徴があるのですが、共通していることと言えば場の雰囲気を損なわないという事です。全ての茶道具が一杯のお茶を愉しむために制作されています。
茶道具の多くは竹や陶磁器ですので、カビによる腐食は少ないものの破損しやすいのも特徴のひとつです。それと重要なのが箱。有名な茶道具は必ずと言っていいほど木箱の中に収められています。
茶道具の特徴として最後に紹介するのが、箱書きと中身が違うものが多い点です。箱書きは本物なのに肝心の中身が贋作といったケースもままあります。非常に稀ですが、逆のパターンも存在します。ですので、もし倉庫の奥や実家で茶道具らしきものを発見した時は、茶道具に特化した買取業者に査定を依頼しましょう。
2. 茶道具の役割とは?
茶道具の役割は使うことだけではありません。心を推し量ることも可能です
この骨董品は種類が非常に多いので、個別に役割を紹介していきます。
茶碗の役割としては、お茶を入れる・美術品として眺めることです。武士の間に茶の湯の文化が浸透した戦国時代では、褒美や贈答品の役割もありました。
釜の役割はお湯を沸かすことです。火おこしの役割は炭に火をつけること。風呂先屏風には茶道具を鮮やかに引き立ててくれる役割があります。
茶入れから茶碗に抹茶を取り出すスプーンのような竹の棒は茶杓といいます。お湯を入れたあと抹茶を混ぜるのは茶筅の役割。釜の中の水が少なくなったり、熱くなり過ぎた時には水を少し入れる必要があります。その水が入っているのが水指で、柄杓ですくって釜に入れます。
茶席には匂いも重要です。その元となる香を入れておく器を香合といいます。その他にも花入れや炭斗(すみとり)、建水などもそれぞれに役割を持っています。
タイトルで茶道具の役割として、心を推し量ると紹介しました。これはお点前や使われている茶道具、茶室の雰囲気によって、主人の気持ちを察するということです。SNSが発達した今では難しいことかも知れませんが、昔の人は一服の茶を飲むことで、会話がなくてもコミュニケーションを取ることが可能でしたし、現代でもお茶席ではしばしば見られる光景です。
3. 茶道具の買取相場はいくら?
茶道具の買取相場に関する情報をアイテム別に分かりやすく紹介します
まず最初に紹介するのは茶碗の買取相場です。これは時代と産地、作者が高額買取のポイントとなります。北王子魯山人の「三島手保里茶碗」は150万円、「鼡志野檜垣文茶碗」は250万円が相場となっています。同じ北王子魯山人でも「粉引手茶碗」でしたら相場は20万円前後です。無銘でも、そこそこ時代が古い茶碗でしたら、1万円~3万円が買取相場となっています。
香合の買取相場は銘があれば10万円~40万円、無銘でしたら5千円~1万円です。ちなみに香合と一緒に木片が保存されていたら香木の可能性がありますので、ゴミと間違えて絶対に捨てないように。高いものになると100万円以上する香木もあります。
つぎに紹介するのは茶杓です。明治から昭和にかけて活躍した即中斎宗匠の作品であれば、相場は15万円~40万円となっています。釜は明治以前の有名なものでしたら200万円以上、明治以降でしたら20万円~100万円が相場です。
茶道には三千家という有名な3つの流派が存在します。表千家・裏千家・武者小路千家です。それぞれに独自の茶道具がありますので、買取査定してもらう際は、それぞれの流派に特化した業者を選ぶことが高く売却するコツです。特に裏千家は人気がありますので、複数の業者に査定を依頼することをおすすめします。
4. 茶道具に関する豆知識
茶道具に関するさまざまな知って得する豆知識を分かりやすく紹介します
まず最初に紹介する豆知識は茶道具の収納ボックスについてです。当たり前ですが、茶室には台所も食器棚もありませんね。では、使い終わった茶道具をどこに収めるのかというと、茶室の隣に水屋という準備室があり、そこにある棚に収めています。その棚のことを水屋棚と言い、現在でもお年を召した方は食器棚のことを水屋と呼んでいます。
次に紹介する豆知識は名物についてです。刀剣の世界でも優れたものには業物という称号のような言葉が贈られます。茶道具にも同じように大名物、名物という二種類の呼び名があります。何が違うのかというと、千利休の以前か以後かです。千利休以降に選定された茶道具は名物、それ以前のものは大名物といいます。
豆知識として最後に紹介するのは、茶の湯や茶室の役割です。千利休が侘茶を完成させる以前のお茶文化は、どちらかというと野点のようにみんなで集まってワイワイ騒ぐことが目的でした。千利休が織田信長に重用され始めた頃は戦国時代。小さい部屋にこもり、密談や密約をすることが目的になっていきました。現代では外国の方でもお茶が楽しめるようになっていますね。もし茶道具を買取りに出すのでしたら、海外オークションにも強い業者に相談して見るのも一つの方法です。
5. 茶道具買取の情報まとめ
茶道具の買取に関連するさまざまな情報のまとめとポイントのおさらい
この骨董品に関する情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。
まず、茶道具と言っても色々な種類がありますので、自宅で発見した時は自分で判断せず査定か鑑定をしてもらいましょう。
茶道具は昭和前半に作られたものでも数百万の値が付くこともあります。もし高く買い取ってもらえない時は、普段使いにするのも個人的にはおすすめです。
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