引っ越し後すぐの虫対策が有効！よく出る虫一覧と対策方法を紹介

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1.戸建てや集合住宅に関わらず注意したい虫一覧

人や建物に危害を与える害虫には要注意

戸建てや集合住宅でどれだけ掃除をして綺麗に保っていたとしても、害虫が発生することがあります。害虫によっては人や建物に危害を与える種類があるため、注意が必要です。

具体的には以下の害虫が挙げられます。

・ムカデ：噛みつかれた部分が激しく腫れて痛みを伴う。屋内に侵入しやすく湿気の多い場所を好む。
・蚊：刺されるとかゆみを伴う。寝ている間も吸血されることが多い。デング熱や日本脳炎などの病気を媒介することも。
・ダニ：布団やカーペットに潜んでいる。アレルギー疾患やかゆみの原因に。
・スズメバチ：毒性が強く、アナフィキラシーショックを引き起こすことも。
・シロアリ：木材を食べる習性がある。家の柱や床下の構造部分を脆くしてしまう。
・ゴキブリ：暗い場所を好む。繁殖力が強いため、放っておくとすぐに数が増えてしまう。

ムカデや蚊、ダニ、スズメバチは人を狙う害虫なので、気をつけなければならないことをご存知の方も多いでしょう。
しかし、シロアリやゴキブリのように、建物を狙う害虫の発生にも注意が必要です。
気づかないうちに被害が進行して耐震性が低下する恐れがあるため、定期的に建物の耐力診断を依頼すると良いでしょう。

通気性を確保しながらこまめに掃除をすることで、害虫を寄せつけない環境をつくりましょう。

2.引っ越し先への入居時に実施したい虫対策

侵入させない工夫が大切

引っ越し先に入居したら、まずは虫対策を行いましょう。住みはじめてから行うと、すでに家具があったり荷物が置いてあったりするので虫対策がしづらくなるため、入居した瞬間が虫対策の絶好のチャンスです。

害虫の侵入を防ぐポイントは5つあります。

1.エアコンのホースの穴を埋める
家の中と外をつなぐ穴から害虫が侵入しやすいので、その隙間を埋めましょう。代表的なものが、エアコンのホース（ドレンホース）です。
ここは特に害虫が入り込みやすい場所なので、キャップをつけたり、ネットで覆ったりして対策しましょう。
完全に塞いでしまうと水が流れなくなってしまうため、通気性を確保することも忘れないようにしてくださいね。

2.配管周りを埋める
エアコンやキッチン、洗面所の配管部分にある隙間も、よくある侵入経路です。パテでしっかり埋めておきましょう。
賃貸の場合は、退去時に簡単に剥がせるタイプのパテを選ぶのがおすすめです。

3.網戸や換気口からの侵入を防ぐ
網戸や換気口も、侵入経路の一つです。網戸には防虫剤を塗ったり貼ったりすることで、虫が寄り付きにくくなります。

また、換気口には専用フィルターをつけると、害虫だけでなく花粉やホコリの侵入も防げるため、アレルギー対策としてもおすすめです。

4.ホウ酸団子などの駆除剤を設置する
これは、ゴキブリ対策としておすすめです。ゴキブリは湿気の多い場所を好むため、冷蔵庫の下やシンクの下、机の裏などに設置しましょう。
設置場所を忘れてしまわないように、定期的にチェックすることが大切です。

5.くん煙殺虫剤を焚いておく
くん煙殺虫剤の煙が部屋全体に行き渡ることで、隠れている害虫にも効き目があり、入居時の虫対策にピッタリです。
家具を設置してから、くん煙殺虫剤を焚こうとすると、家具を保護する手間がかかってしまいます。
そのため、引っ越し直度でまだ家具を設置していないタイミングで行うのがおすすめです。
使用するときは火災報知器が作動しないようにカバーをして保護しましょう。

3.新築時にできる虫対策

虫が出にくい家にする11のコツ

新築住宅を購入したら、虫が出ない家にしたいですよね。虫対策のために、次の11個を意識してみましょう。

1. 湿気の少ない土地を選ぶ
害虫は湿気の多い場所を好みます。できるだけ乾燥した土地を選ぶことが大切です。

2. 気密性・断熱性を高める
家の隙間を減らして害虫の侵入を防ぎましょう。また、断熱性を向上させれば結露を防げるため、ダニやカビの発生を抑えられます。

3. 玄関ドアや窓の開閉を減らす
虫はドアや窓の開閉時に入り込みやすいものです。玄関にドアをもう一枚設置すると、室内への侵入を大幅に防ぐことができます。

4. 湿気を逃がす換気計画を立てる
空気が滞る場所を作らないように換気口の配置を考えましょう。湿気がこもらない環境をつくることで、害虫が住みにくくなります。

5. 洗濯物は室内で乾燥させる
屋外に干すと、洗濯物と一緒に虫が入り込むことがあります。乾燥機やコインランドリーを利用したり、室内で乾燥したりすると虫が入り込むことを防げます。

6. シロアリ対策として定期的に駆除剤を散布する
シロアリ対策は、5年ごとに駆除剤を散布するのが一般的です。建物を長持ちさせるために、定期的に散布しましょう。

7. 庭の植栽を減らし、整備する
庭に植栽が多いと、害虫が繁殖しやすくなります。定期的に整備することで、虫の発生を抑えられます。

8. 水たまりを作らない
蚊は水たまりに卵を産むため、家の周囲に水がたまらないようにしましょう。庭に傾斜をつけたり、排水設備を整えたりするのがおすすめです。

9. LED照明を使う
虫が寄り付きにくいLED照明を選べば、室内外の害虫対策になります。玄関やベランダの照明は、虫を呼び寄せないものを選びましょう。

10. 設備の隙間を埋める
エアコンの配管や換気口は害虫の侵入経路になりがちなので、パテやカバーを使って塞ぎましょう。

11. 引っ越しの荷物を防虫処理する
前の家で害虫がいた場合は、引越しの荷物に卵や虫がついている可能性もあります。引っ越し前に防虫対策を行って、新居に持ち込まないようにしましょう。

4.引っ越した後に行いたい虫対策

定期的に行いたい虫対策9つ

次に、引っ越した後に定期的に行っていただきたい虫対策を9つご紹介します。

1. 網戸の位置を確認する
網戸がしっかり閉まっていないと、隙間から虫が入り込んでしまいます。網戸がズレていないかを頻繁に確認しましょう。

2. 網戸とサッシの隙間を埋める
サッシとの間に隙間があると、小さな虫はどんどん侵入してきます。防虫テープなどを使ってしっかり防ぎましょう。

3. 換気扇にフィルターをつける
換気扇の隙間は、外からの害虫が入りやすい場所。フィルターを取り付けると、虫の侵入を防ぐことができます。

4. 週に2回、掃除機をかける
害虫はホコリや食べこぼしを好みます。家具の下や隅など、見落としやすい場所まで丁寧に掃除しましょう。

5. ゴキブリが潜みやすい場所に防虫スプレーを使う
冷蔵庫の下やシンクの隙間などのゴキブリが好む場所に防虫スプレーを吹きかけておくと、寄り付きにくくなります。

6. 排水管と床の隙間を埋める
キッチンや洗面所の排水管の隙間は、害虫が侵入してきます。パテなどを使ってしっかり塞ぎましょう。

7. 布団は天日干しをする
ダニ対策には、布団をこまめに天日干しするのがおすすめです。干せない場合は、布団乾燥機を使いましょう。

8. 排水口をこまめに掃除する
排水口にぬめりが溜まると、コバエなどが発生しやすくなります。週に1回は掃除をして、清潔な状態を保ちましょう。

9. 洗濯物を取り込むときはよく確認する
外干しした洗濯物には、虫がついていることがあります。取り込む前にしっかり確認し、必要なら軽く払ってから室内に入れましょう。

5.害虫駆除業者による定期的なチェックや防除もおすすめ

相見積もりで長く付き合える業者を見つけましょう

害虫対策を万全にするためには、専門業者に依頼するのがおすすめです。
害虫の中でも特にシロアリは、気づかないうちに建物の内部で被害が進んでいることもあるため、早めに相談するようにしましょう。

業者が害虫対策で行う内容は3つあります。

まず、シロアリの調査です。
無料で行う業者が多く、費用をかけずに家の状態・状況を把握できるため、現状を詳しく知りたい方におすすめです。
大切な自宅を守るために、定期的に受けましょう。

また、シロアリ対策として予防工事も行っています。
新築から5年が経過した建物や、前回の対策から5年以上経っている場合は、被害が出る前に予防処理をしておくことで、あらかじめ被害を防げます。

そして、すでにシロアリが発生してしまっている場合は、駆除工事を行っています。
駆除にはいくつかの方法があり、薬剤を散布・注入する方法や、毒餌を使って巣ごと駆除する方法などがあります。害虫駆除の業者は、このような方法で害虫から家を守ります。

そんな害虫駆除業者を選ぶ際は、必ず相見積もりをしましょう。
同じサービスでも、業者によって料金が異なります。相場や施工内容を比較しながら、納得できる業者を選ぶようにしましょう。

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