外国硬貨で高く売れるものは？種類と相場を解説

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1. そもそも外国硬貨とは？

外国硬貨とは、その名の通り日本以外の国で発行された硬貨を表します。

現在においても発行されているものもあれば、古くてすでに発行されていないものもあります。また、記念コインや記念硬貨と呼ばれる珍しい硬貨も存在します。メイプルリーフ金貨に代表される、各国の造幣局が発行している金貨も外国硬貨になります。他にもプラチナコインのような特殊なタイプの硬貨もあります。このように一口に外国硬貨とは言えども、実にさまざまな種類の硬貨が存在しています。

数ある外国硬貨の中で日本の買取市場において取引されることの多い硬貨としては、地金型金貨と収集型金貨が中心になります。

地金型金貨とは、メイプルリーフ金貨のような各国の造幣局が投資用として製造・発行している金貨のことです。特に純度99パーセント以上を誇る純金製のものは非常に人気があり、それらは金地金の時価相当分に少額の金額を上乗せした価格で取引されています。

一方、収集型金貨は記念コインなどの形で発行される金貨のことを言います。地金型金貨が投資目的で取引されるのに対し、こちらはあくまでもコレクションが目的となります。それゆえ硬貨の希少性やデザイン、その硬貨が持つ歴史的価値などの要因によって価値が決まってきます。

2. 高額買取されやすい外国硬貨と相場

数ある外国硬貨の中でも高額で取引されやすい硬貨は次の通りです。

イーグル金貨は、アメリカ合衆国政府によって発行された10ドル硬貨のことです。厳密に言うと1986年から発行された硬貨を指します。イーグル金貨には1オンス、1/2オンス、1/4オンス、1/10オンスの4種類が存在します。買取相場は1オンス= 125,000～145,000円となります。

ソブリン金貨は、1817年から現在までイギリスの法廷貨幣から発行されている金貨のことです。表にイギリス国王がデザインされ、金貨の裏には竜退治のデザインが描かれています。20世紀初頭までイギリスの貨幣制度を支えていたこともあり、ファンが多いです。1825～1830年発行の月桂冠のないジョージ4世の硬貨ですと、買取相場は5～6万円ほどになります。

ウィーン金貨は、オーストリア造幣局によって発行されているる硬貨です。1989年以降、毎年発行されています。2004年には15枚の限定品で1000トロイオンスのウィーン金貨が発売されました。買取相場は1オンス=14～15万円となっています。

ナポレオン金貨は、1852～1870年にかけてフランスで発行された「ナポレオン三世」がデザインされた硬貨です。5フランから100フランまで幅広い額面のものがあります。買取相場は1万円～12万円となります。またプレミア付きのものであれば、1枚100万円以上になることもあります。

3. 紙幣でも買取は可能？

外国硬貨の買取を行っている古銭買取業者では、外国硬貨のみならず、古紙幣の買取も受け付けています。

古紙幣の定義は明確にはありませんが、現在発行されていない紙幣に関しては古紙幣として扱われています。海外の場合ですと古くから紙幣が製造されていることから、さまざまな古紙幣が流通しています。

外国紙幣では現在存在しない国の紙幣が高額で取引されることが多いです。ソビエト連邦の紙幣は現在製造されていないだけではなく、既に国家も存在しないために、珍しい紙幣として高い価値が付いています。ハンガリーのペンゲー紙幣やユーゴスラビアのディナール紙幣など、インフレを背景として一時的に発行された紙幣にも高い価値が付いています。

国内でも「大黒100円」や「旧国立銀行券」といった、旧紙幣の中でも特に古い時代に流通していたものは高額になる傾向があります。中には買取相場が数十万円以上にもなっている紙幣も存在します。

また現行紙幣であってもエラー銭やゾロ目など、印刷の都合上、通常の紙幣とは異なる特徴を持った紙幣であれば額面の数十倍以上の買取価格で取引されることが多いです。ですので、現行紙幣とは言えど、価値が低いというわけではありません。

4. 外国硬貨を高く買い取ってもらうコツ

価値のある外国硬貨ですと、そのままでも買い取ってもらうことが可能です。

ただし、条件次第ではより高額な査定が期待できます。外国硬貨を高額で買取してもらうための条件は次の通りです。

まず保存状態が良いことが高額買取の条件となります。汚れがあっても査定の対象にはなりますが、できるだけ余計な汚れがつかないように丁寧に扱う必要があります。ただし汚れているからといって無理に汚れを落とそうとするのは逆に硬貨を傷つけてしまう原因になりかねません。ですので、汚れを落とす場合は綺麗な布で軽く拭く程度にしておくことが無難です。

外国コインにはケース等の付属品がついているケースが多いです。外国コイン買取の査定時に付属品のケース等を一緒に買取に出すと高価買取されやすいですよ。もし付属品が無くても買取は可能です。ただし硬貨自体の価値が非常に高い場合であれば、品質証明となる付属品が無くても高額で買い取ってもらうことができます。

インターネットによる査定であれば写真も重要です。古銭の写真は片面でも大丈夫ですが、両面を撮影した方がきちんと査定してもらうことができます。ですので、買取を希望される硬貨の見栄えがいいに越したことはありません。

5. 外国硬貨の買取なら専門業者がおすすめ

外国コインの買取申込を行うのであれば、外国硬貨の専門業者に依頼されることをおすすめします。

まず専門業者には専門知識を持った査定士が在籍しています。古銭の知識があまりない場合には、専門業者に依頼された方が無難です。古銭は種類が多く、知識が無ければ正しい価値を見極めることは難しいです。価値があるかもしれない外国硬貨を安く売ってしまうことが無いように、正しい価値を見極めることができる業者に査定を依頼することが大切です。

専門業者ではきちんと査定を行っています。外国硬貨の買取を希望される際には、必ず2社以上の買取専門業者に依頼するようにしましょう。買取専門業者は、1円でも他社よりも高く買い値段の査定額をつけるようにしています。ですので複数の業者に査定を依頼された方が、高く買い取ってもらいやすくなります。多くの業者を頼りに、納得のいく買取価格を実現しましょう。

また古銭買取業者ではより確実かつ高額で転売を行うために、独自の古銭販売ルートを確保しています。日本国内のみならず、世界各国に数多くの古銭コレクターがいます。ですので、販売経路が国内だけでなく、海外にも広い専門業者に買取を依頼されると高価買取が期待できます。

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