古銭の歴史とは?貨幣文化の流れと今の価値
公開日:2021.11.1 更新日:2024.4.9
みなさんはお金の歴史についてご存知でしょうか。日本では古くからさまざまな貨幣が流通し、現在でも古銭としてコレクターの間で根強い人気があります。今回はそんな古銭にまつわる歴史の流れと現在の価値についてご紹介します。お金の歴史を知ることで古銭買取の知識も身に付きます。
みなさんはお金の歴史についてご存知でしょうか。日本では古くからさまざまな貨幣が流通し、現在でも古銭としてコレクターの間で根強い人気があります。今回はそんな古銭にまつわる歴史の流れと現在の価値についてご紹介します。お金の歴史を知ることで古銭買取の知識も身に付きます。
例えば漁村に住んでいて米が欲しい漁師は米農家に魚を渡して、その反対に米農家は持っている米を渡して魚を受け取ります。こうした物々交換はお互いの欲しいものが揃っていなければ取引が成立しないため、取引としては極めて非効率でした。
そんな状況を打開して、社会で共通する価値を取引できる手段として誕生したのが貨幣です。7世紀前半に中国の唐で開元通宝が誕生し、日本の貨幣文化に影響を与えることになります。
日本で最初に鋳造された貨幣が、飛鳥時代に登場した富本銭になります。銅から作られた本格的なお金であり、時の天武天皇は積極的にお金を使うように命じています。
奈良時代には開元通宝を参考にして作られた和同開珎が流通するようになります。このお金は当時の日本経済に大きな影響を与え、都の移転や建物の建築費などの費用を捻出する際に活用されました。
このことで日本国内において貨幣文化が浸透するきっかけとなり、多くの硬貨が誕生します。皇朝十二銭を始めとする数多くの硬貨が鋳造されています。
以上のことから、日本における貨幣文化の進展は中国との交流がきっかけとなっているのです。
その原因は国内における銅の不足です。当時は需要の増加はもちろん、採掘技術が発達していなかったために、供給が追いついていない状況でした。銅の代わりに安く手に入る材料が硬貨に混ぜられ、粗悪な貨幣が大量に出回っていきます。その後、10世紀後半の乾元大宝を機に国内における貨幣発行は停止してしまいます。
停止されている間は以前と同様、中国から貨幣を輸入するようになります。時の平清盛は宋との交易で宋銭の取引を促進させています。室町時代では明で造られていた永楽通宝が日本国内でも普及しています。ただ大陸から入ってくるお金は良いものばかりではありません。鐚銭(びたせん)と言われる質が低いお金も大量に出回るようになります。
安土桃山時代では海外貿易が停止された関係から、国内でも粗悪な貨幣が鋳造されます。そんな状況が大きく変化したのが江戸時代です。徳川家康によって三貨制度という貨幣制度が整えられます。この制度によって現在でも広く知られる小判や丁銀などが時代によって鋳造されていきます。
宝永小判の相場は1,000,000円以上、通常種の慶長丁銀ですと100,000円~800,000円前後になります。
その一つが紙幣の発行です。明治元年には日本政府によって国内初の紙幣である太政官札が誕生しました。また明治4年には通貨の単位を統一すべく新貨条例が施行され、「円・銭・厘」という単位が定められました。これに伴い、金貨から銅貨までの銭貨が市場に流通します。この時現在の「円」という単位が誕生し、1円銀貨も登場していますが、貿易用のお金であったため日常生活の決済では使用されていませんでした。
紙幣に関してもドイツを中心に海外からの先進技術を積極的に導入していき、日々貨幣経済の進展が進んでいきました。明治15年には国内初の中央銀行である日本銀行が誕生します。その3年後には銀本位制度が制定され、銀貨と交換できる兌換銀券が発行されるようになります。日清戦争の勝利後には清から獲得した多額の賠償金を基に、金本位制度に移行します。
大正時代に入ると第一次世界大戦による特需で起きた好景気により、日本国内の貨幣流通量は拡大していきます。
昭和に入ると、アメリカにおける不況を背景として世界恐慌が起こります。この時金本位制度が廃止されます。戦時中は物資の不足から粗悪な紙幣が流通します。戦後の高度経済成長以降は国全体の豊かさをきっかけに良質な貨幣が発行されていき、今でも一部の硬貨は現役で使用されています。
記念硬貨は天皇陛下御即位や万博博覧会の開催など、さまざまな行事を記念して発行するお金のことです。これまでに天皇陛下御在位60年記念硬貨や東京オリンピック記念硬貨など、一大イベントに合わせて発行されています。
最近ですと、令和元年の天皇陛下御即位記念五百円貨幣が発行されています。最近の記念硬貨であれば、日本銀行や金融機関の窓口において普通の500円玉と交換してもらうことができます。
記念とはいってもお金ですので、もちろん通常通り決済手段として使用することができます。ただし硬貨によっては通常とは異なる素材や大きさで造られているものもあります。なので自動販売機で飲み物を購入しようと硬貨を入れたら、使えなかったという場合もあります。
こうした記念硬貨は発行枚数が多く、古銭の中ではプレミア価格がつきにくいものが多いです。東京オリンピック記念100円硬貨ですと、相場価格は150円前後となります。
けれども材料や額面次第では高額で取引されている硬貨も珍しくありません。天皇陛下御在位60年記念10万円硬貨なら、額面の2~3倍もの金額で買取されることがあります。
そんな時は思い切って古銭買取の専門業者に買取を依頼してみましょう。もちろん金銭ショップやインターネットオークションもありますが、正確な売却価格を考えるとお得感があまりないこともあります。
専門業者ですと古銭買取に精通したスタッフが在籍している他、特別な販売ルートも有しています。ですので、ご自身では価値が見極められなかった古銭でも高い買取価格で売却することが可能です。
また最近では古銭の買取手段も多様化してきました。これまでは店頭買取が主流でしたが、業者によっては出張買取や宅配買取といった買取方法を利用することができます。出張買取ならご指定の日にちおよび時間帯に専門スタッフがご自宅まで伺い、その場で査定や買取をしてもらえます。ご都合により出張買取ができなくても、宅配買取という手段があります。多くの業者では無料の宅配キットを郵送してくれるので、特別な用意をしなくても大丈夫です。後日改めて査定結果の連絡が届きます。
このように古銭買取は気軽に行えます。ご不要なコレクションがありましたら、まずは業者にご相談させることをおすすめします。