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屋根の防水工事とは?主な種類や必要な費用について

公開日:2022.9.30 更新日:2024.4.17
屋根の防水工事とは?主な種類や必要な費用について

自宅の屋根や屋上は雨風に晒されることから、防水工事をしておく必要があります。
定期的にメンテナンスをしておくことで、雨漏りなど水による被害を防ぐことができます。

今回は屋根の防水工事の種類や工事にかかる費用の相場について解説していきます。

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1.自宅の屋根の防水工事が必要な理由とは?

屋根の防水工事をしておかないとどうなる

防水機能が悪くなった屋根の絵

屋根の防水工事は雨水などによる被害から自宅を守るために必要となります。
自宅の防水工事が必要な理由は次の通り。

・雨漏りにつながる
屋根材の下には防水性の高い下葺き材が敷かれていることから、雨水が流れ込んできてもすぐには雨漏りが発生しないようになっています。
しかしそんな下葺き材には繋ぎ目が存在していて、屋根の谷部分などの雨水が入ってきやすいところを完全に無くすことはできません。

もし屋根材に雨水が侵入し続ければ、下葺き材でも防止することが不可能になり、自宅内で雨漏りが発生してしまいます。

・カビが発生する
雨水が自宅内に浸透してくると、なかなか乾燥せずにカビになっていきます。
もしカビが繁殖して広がっていけば、アレルギー症状などの健康被害につながります。

カビに伴うアレルギー症状は、場合によっては肺炎を患うことになります。

・自宅の劣化を引き起こす
雨水で濡れることに伴い、コケが生えてくることがあります。コケやカビが生えているところはサビが発生しやすく、屋根の劣化を進行させてしまいます。
さらに屋根が濡れていると菌が繁殖し、屋根材が腐食します。

これ以外にもコケやカビが目立ってくると、自宅の外観が損なわれることになります。

2.屋根の防水工事の種類

屋根の防水工事の主な4種類をご紹介

屋根の下に防水シートを敷いている写真

屋根に施す防水工事は主に4種類あります。
それぞれの工事内容によってメリット・デメリットがありますので、自宅の環境に相応しい工事方法を選びましょう。

・アスファルト防水
アスファルト防水とは、アスファルトを使用した工事になります。
液状のアスファルトとシート状のアスファルトを重ねることによって、高い防水性能を発揮してくれます。
また、工事が終わってすぐにその効果がみられます。

ただしデメリットとしては、アスファルトを高熱で溶かす処理をする際に異臭や煙が出やすいことが挙げられます。

・FRP防水
FRP防水とは、プラスチックとガラス繊維の塗料により防水加工する方法です。
軽量かつ強度に優れていて、どんな場所でも施工することができます。
塗料の硬化も早く、少ない日程で工事を終わらせることも可能です。

ただし塗料は紫外線に弱い上、ひび割れが起こりやすくなっています。

・ウレタン防水
ウレタン塗料を重ねて使用して塗装する方法です。
塗料が固まると伸縮性のある防水層になり、高い防水性能を発揮します。

ただし耐久性が低く、定期的な塗り直しが必要です。

・シート防水
防水シートを貼っていく方法で、施工が簡単なため手早くできます。

ただし、屋根の形状が複雑だと利用できない場合があります。

3.屋根の防水工事を行うタイミングはいつ?

屋根の防水工事を行う目安とすべき基準

劣化した屋根の写真

屋根の症状によってはすぐにでも防水工事を行う必要があります。防水工事の目安とすべき基準は次の通り。

・防水工事の耐用年数が経過している
前述した防水工事の方法にはそれぞれ耐用年数があります。

アスファルト防水:15~25年
FRP防水:10~12年
ウレタン防水:8~12年
シート防水:10~15年

特にウレタン防水は耐用年数が短く、耐久性も低いので注意が必要です。

・剥がれや膨れが目立つ
塗料を使った防水工事ですと、ある程度時間が経つと塗料に剥がれや膨れといった現象が見られるようになります。こうなると防水効果がなくなってしまうので、塗り直しが必要になります。

また、シート防水については、一部が剥がれている状態になっていたらすぐに防水工事をしなければなりません。

・ひび割れを起こしている
防水工事に使われる塗料や材料が劣化していくと、ひび割れが発生します。ひび割れをそのままにしておくと、その隙間から雨水が浸入して建材の劣化を進行させます。
ですので、ひび割れを見つけたらすぐに業者に防水工事を依頼しましょう。

・破損が見られる
防水シートや塗装の一部が下地ごと破損していることがあります。破損したままですと、雨水が建物内部に浸入して劣化を進めます。

・チョーキングが見られる
チョーキングとは、チョークのような粉が見られる現象で塗膜が劣化した証拠です。

4.屋根の防水工事業者の選び方

屋根の防水工事における業者選びのポイント

屋根の防水工事事業者の写真

そんな屋根の防水工事を行ってくれる業者は数多くありますが、優良と呼ばれるところとそうでないところがあります。
きちんと作業してもらえる業者かどうかを判断するポイントは次の通りです。

・業者の実績を調べておく
業者選びにおいて重視しなければならないのが作業実績です。
業者のホームページにはこれまでの作業実績や施工事例が掲載されていますので、参考として見ておくといいでしょう。

・インターネットの口コミを確認しておく
一般的に優良業者と呼ばれているところは依頼された方から高い評価を受けていることがほとんど。実際に依頼された方の口コミは業者のホームページ口コミサイトに掲載されています。

・スタッフの対応を見ておく
依頼者や近隣にお住まいの方に対して丁寧な対応を心掛けているところほど、自宅や近所のことを考えて作業を行ってくれる傾向にあります。
また、優良業者であれば屋根周りに関する些細な質問にも丁寧に答えてくれるでしょう。

・保証サービスの内容を確認する
防水工事が完了しても、その後何かしらの不具合が生じることもあります。万が一の時のために、具体的な保証内容や期間について調べておきましょう。
業者によっては緊急時の対応サービスを行ってくれるところもあります。

5.屋根の防水工事の費用はいくらかかる?

屋根の防水工事の具体的な費用相場

屋根工事の費用相場のイメージ写真

専門業者に屋根の防水工事を依頼する時に気になるのが作業費用です。
屋根の防水工事の費用相場は以下の通りです。

アスファルト防水:6,000~8,000円/㎡
FRP防水:4,000~8,000円/㎡
ウレタン防水:3,000~7,000円/㎡
シート防水:2,000~7,500円/㎡

また、これ以外にも作業を行う業者の出張費用が別途加算される場合があります。

ただこうした作業費用を少しでも安くする方法があります。

一つは複数の業者から見積もりを取って比較すること。
見積もりには防水工事の内容および費用の詳細が掲載されていますので、よく確認しておく必要があります。
同じ作業内容であっても、依頼される業者によっては数万円もの差が出る場合もあります。
自宅から近いところにある業者の中で最もお得なところを見つけるためには、少なくとも3社以上の見積もりを比較することをおすすめします。

もう一つは割引キャンペーンを実施している業者を調べること。
インターネットで申し込みされた方限定の割引価格や期間限定の割引キャンペーンなど、業者によってはお得なキャンペーンを利用することで費用が安くなります。
なお割引キャンペーンには適応期間がありますので、あらかじめ確認しておきましょう。

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