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エコキュートの交換時期は?寿命や交換時期を遅らせるためのメンテナンス方法も解説

公開日:2025.6.23
エコキュートの交換時期は?寿命や交換時期を遅らせるためのメンテナンス方法も解説

エコキュートは、電気の力で効率よくお湯を沸かす家庭用給湯機として、多くの家庭で使用されています。しかし、どんなに高性能な機器でも、いずれは寿命を迎え、交換が必要になる時期が訪れます。突然の故障で慌てないためにも、エコキュートの交換時期を事前に把握しておくことが重要です

この記事では、エコキュートの一般的な寿命や交換の目安となる時期、そして少しでも長く快適に使い続けるためのメンテナンス方法について、詳しく解説します。これから導入を検討している方はもちろん、すでに使用中の方にも役立つ内容です。ぜひ最後までご覧ください。

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1.エコキュートの交換時期に目安は設置から約10年といわれる

エコキュートの寿命は約10年

エコキュートの写真

エコキュートの寿命は、一般的に約10年とされています。これは各メーカーが製品設計時に想定している耐用年数であり、部品の供給期間や保証体制も、約10年を基準に設定されています

ただし、10年というのはあくまで目安であり、実際の使用年数は環境やメンテナンスの状況によって大きく左右されます。冬の寒さが厳しい地域や、海に近い塩害地域では部品の劣化が早まりやすく、寿命が短くなることがあります。一方で、風通しの良い場所に設置し、直射日光や雨風を避け、定期的な点検や清掃を行っている場合は、10年以上快適に使い続けることも可能です

なお、部品の在庫は製造終了から約10年間確保されていますが、それを過ぎると修理が困難になるケースもあります。仮に故障しても、交換部品が手に入らなければ修理はできず、結果的に本体の買い替えが必要になります。そのため、エコキュートの交換時期は10年をひとつの目安として、計画的に準備することが大切です

また、保証期間は通常1〜5年ほどで、タンクやヒートポンプなど部位によって異なります。特に井戸水を使用している場合は水質の影響で保証の対象外となる可能性があるため、現在の使用状況や保証内容をあらかじめ確認しておきましょう

2.エコキュートの寿命より前に交換すべきケース

エラーコードが出たり温度調整ができなくなったりすることが頻発する場合

シャワーからお湯が出ずに困っている人のイラスト

エコキュートを使い始めてから10年に満たない場合でも、不調を感じるようであれば注意が必要です。というのも、寿命を迎える前に、さまざまな不具合が現れることがあるためです。たとえば、エラーコードが頻繁に表示されたり、お湯の温度が安定しなかったりする症状が代表的です。

エラーコードの表示が続くときは、センサーや基板、ヒートポンプなどの内部部品に異常が起きている可能性があります。内容によっては自分で対応できるものもありますが、同じコードが繰り返し表示される場合は、専門業者に点検を依頼するのが安心です

また、設定した温度に達しない、急にお湯が出なくなる、湯切れしていないのにぬるいお湯しか出ないといった症状も、機器の劣化によって引き起こされることがあります。とくに寒い季節は、こうしたトラブルが起きやすくなる傾向があります

さらに、「ガラガラ」「ブーン」といったいつもと違う音が聞こえるようになった場合も注意が必要です。モーターやファンの劣化が原因であることが多く、日常的に使っているとその音に慣れてしまい、異変に気づきにくくなることもあります。少しでも違和感を覚えたら、早めに点検を依頼しましょう

こうした不調が何度も起きるようなら、無理に使い続けず、エコキュートの交換を検討するタイミングととらえるのが賢明です。

3.エコキュートを長持ちさせるには?

浴槽フィルターをこまめに掃除したりプロのメンテナンスを定期的に受けたりすることで交換時期が長くなることも

エコキュートの点検を行う業者の写真

エコキュートをできるだけ長く使い続けるには、定期的なメンテナンスが欠かせません。とくに、浴槽フィルターの掃除やプロによる点検をしっかり行っている家庭では、10年以上にわたってトラブルなく使用できるケースも多く見られます

家庭で実施できるお手入れには、次のような内容があります。

・浴槽フィルターの掃除(週1回ほど)
・貯湯タンクの水抜き(年2~3回)
・ヒートポンプの水抜き(年2~3回)
・給水ストレーナーの清掃(半年〜1年に1回)
・凍結防止ヒーターや逃し弁の点検(冬季に数回)

これらを定期的に行うことで、汚れや詰まり、故障のリスクを抑えられます。なかでも給水ストレーナーは、水道水に含まれるカルシウムや鉄分が固まりやすく、詰まると給湯効率が落ちてしまうため、丁寧な掃除が重要です。お手入れの際は、取扱説明書を参考にしましょう。

また、ヒートポンプユニットの周囲に障害物があると吸排気が妨げられ、熱効率が下がるおそれがあります。本体のまわりには10cm以上のスペースを空け、雑草や荷物でふさがないよう注意しましょう

さらに、年に1度は専門業者による点検を受けるのがおすすめです。多くのメーカーでは延長保証などのアフターサービスが用意されており、加入しておけば早期の異常に気づきやすくなります。結果的に、エコキュートの寿命をのばし、交換の時期を遅らせることにもつながります。

4.エコキュートの交換を依頼する際は相見積もりで業者探しを

エコキュートの交換費用相場はおおよそ50~70万円

見積もりイメージ

エコキュートの交換を検討する際、やはり気になるのが費用面です。一般的な交換費用の相場は、おおよそ50〜70万円ほどとされています。金額に幅があるのは、選ぶメーカーや機種の性能、交換に伴う工事内容の違いなどが影響するためです。

たとえば、ダイキン・パナソニック・三菱といったメーカーの中でも価格帯に差があり、追い焚き機能の有無や貯湯タンクの容量といった仕様によっても本体価格が変わってきます。また、機器の寿命ではなく突然の故障が原因であっても、修理費用が高額になる場合は、買い替えたほうが結果的に費用を抑えられることもあります。

交換を依頼する際は、必ず複数の業者から相見積もりを取るようにしましょう。1社だけで決めてしまうと、相場より高い金額で依頼してしまうリスクがあります。インターネットで簡単に業者を探せますが、対応エリア外で追加費用がかかったり、内容が不明確だったりするケースもあるため注意が必要です。

また、見積もり金額はあくまで目安であることも忘れてはいけません。現地の状況によっては、配管の延長や電源工事が必要になり、費用が変動することがあります。そのため、できるだけ現地調査を受けたうえで正式な見積もりをもらうようにしましょう。

さらに、地域外の業者に依頼すると、出張費が発生するだけでなく、万が一のトラブル時にすぐ対応してもらえない可能性もあります。費用だけでなく、信頼できる地域密着型の業者を選ぶことが、スムーズな交換のためのポイントです。

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