洗濯機の排水口を掃除したことがないとどうなる?おすすめの掃除方法などを紹介
公開日:2024.10.21
洗濯機の排水口を掃除したことがないという方もいらっしゃるはずです。そのまま掃除をしないでいると、どのような影響があるのでしょうか。
この記事では、簡単にできる洗濯機の排水口掃除の仕方なども含めて解説していきます。
洗濯機の排水口を掃除したことがないという方もいらっしゃるはずです。そのまま掃除をしないでいると、どのような影響があるのでしょうか。
この記事では、簡単にできる洗濯機の排水口掃除の仕方なども含めて解説していきます。
洗濯機の排水口は普段あまり目に入りにくく、気にしていない方も多いのではないでしょうか。
実は、排水口は衣類の汚れや髪の毛、糸くずなどが流れていくので、汚れやすくなっています。
基本的に汚れたものを洗濯するのが洗濯機の役割ですから、当然排水口はかなり汚れていると想像できるでしょう。
定期的に排水口を掃除しないと、悪臭トラブルに発展します。
自分の家ですと、洗濯機の排水口は少々臭いがしても住んでいる方は気が付きにくいものですが、来客があった際にお客様が臭いを感じることもあるようです。
かなり臭ってきて初めて気が付くことも多いともいわれています。
また、洗濯機の排水口に髪の毛や糸くずが詰まった状態になると、排水がスムーズにいかなくなり、エラーや水漏れに発展することもあります。
エラーが発生すると、洗濯機が使用できなくなるので、すぐにでも詰まりの掃除が必要になります。
また、水漏れに発展すると、単に床が濡れるだけでなく、木材の床であれば変形や腐食のリスク、他の部屋への浸水、カビの発生、電気系統の故障などの被が生じる可能性があります。
マンションやアパートにお住まいの場合は、下の階に水が漏れてしまう可能性もあるでしょう。そうなると、下の階の天井部分の補修費用や、床の補修、下の階の家財道具の弁償などの費用が発生するなど、多額の損害賠償請求をされるケースも想定されます。
このように、洗濯機の排水口の掃除を怠ることは自分だけではなく、他人にも大きな被害を及ぼす可能性があります。
洗濯機の排水口掃除の方法は意外と簡単なので今日にでも実践できるものです。掃除の手順を紹介するので参考になれば幸いです。
■用意するもの
・パイプ洗浄剤(重曹とクエン酸でも可)
・お風呂用の洗剤(中性洗剤)
・掃除用ブラシ
・ゴム手袋
・バケツもしくは洗面器
・コップ(オキシクリーンをお湯で溶かす時に使用)
■排水口の掃除方法
1.コンセントを抜いて、蛇口を閉める
まず、洗濯機の電源が入っていないことを確認して、コンセントを抜きます。これにより感電のリスクを防げます。
また、掃除中の水漏れトラブルを回避するため、給水栓を閉めて水が出てこない状態にしてください。
2.排水ホースを外す
次に排水ホースを排水口から外します。その際、ホースの中に残っている水に注意してください。
排水ホースには排水エルボや目皿などが接続しているので、取り外せるパーツは分解しておきましょう。取り付けのときに困らないように、分解した順番や向きなどは写真に撮っておくことをおすすめします。
3.排水口内を掃除する
手が届く範囲にヘドロや髪の毛などがあれば、取り除いてゴミ袋に捨てましょう。掃除用ブラシやスポンジを使って浴室用洗剤で掃除するのもおすすめですが、スポンジが奥に詰まらないよう十分に気をつけてください。
4.排水口内にパイプ洗浄剤を投入する
用法容量を守って、排水口内にパイプ洗浄剤を入れます。放置時間も使用しているパイプ洗浄剤の説明書に従ってください。
5.パーツを洗う
外したパーツにお風呂用の洗剤をかけて歯ブラシでこすり洗いをして汚れを落とします。
こすってもなかなか落ちない頑固な汚れの場合は、つけおき洗いがおすすめです。
ジップロックにパーツを入れて、全体がつかるほどのお湯を入れ、その中にキッチンハイターを5プッシュほどして30分放置します。洗い流すとピカピカになっているでしょう。
6.パイプ洗浄剤を洗い流す
水があふれないように、コップなどを使用して排水口内の洗浄剤を洗い流します。
7.パーツを元に戻す
各パーツを外した順番と逆の順番で取り付けていきます。この際、排水トラップと呼ばれるコップ状のパーツ内に必ず水を入れるようにしてください。この中に水を入れないと下水の臭いや害虫などが上がってきてしまいます。
8.コンセントを差して、蛇口から水が出る状態に戻す
蛇口をひねっておくことを忘れると、次回洗濯機を使用する際に水が出なくてびっくりするかもしれないので、忘れずひねっておきましょう。
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洗濯機の排水口は、洗面所やお風呂の排水口とは違って、普段から目に付くわけではないので、気軽に掃除がしにくい箇所といえます。
しかし、洗濯をする衣類の汚れや衣類などの繊維、髪の毛などあらゆる汚れが溜まっています。
排水トラップがあるため、汚れていてもそこまで臭いがすることもありませんが、実際はかなり汚れていることが多いです。
掃除の頻度としては、月に1回が理想であり、できない場合でも2ヶ月に1度は掃除をするようにしましょう。
洗濯機の排水口掃除をまったくしていない場合、蓄積された汚れや繊維、髪の毛などが溜まっていき、排水がスムーズに行われなくなります。場合によっては洗濯バンから水があふれてしまうこともあるでしょう。
定期的に掃除を行い、排水口の部品をしっかり装着しておけば、洗濯バンから水があふれてしまうこともありません。
また、定期的に掃除をすることで、排水口を清潔な状態にキープできるため、害虫を寄せ付けずに済むというメリットもあります。
一方で、洗濯機によっては、排水ホースを取り外せないタイプのものもあります。その場合の掃除方法は、洗濯槽の低水位まで湯を溜め、そこに重曹を入れて溶かし、排水のみもしくは通常コースで洗濯機を回すことで掃除の代わりとなります。
洗濯機の排水口の掃除は実際のところちょっと面倒です。排水口を構成しているパーツは複数あり、それぞれを掃除し、元の状態に組み立てなければなりません。
また、決してきれいなものではないので、汚れや臭いも気になります。
しかし、普段の心がけひとつで排水口の汚れを軽減させることができます。汚れがゼロになるわけではありませんが、このひと手間によりきれいが持続するといってもいいでしょう。
・フィルターやネットのゴミをこまめに取る
・洗濯槽をこまめに掃除する
・お風呂の残り湯を使った洗濯は控え目にする
この3つを守ると排水口は汚れにくいといえます。
フィルターやネットのゴミは使用するたびに取っておくことで、排水口の汚れを軽減できます。同時に、洗濯物に糸くずや洗濯槽の汚れが付かないので仕上がりがきれいです。
洗濯槽はカビや菌が繁殖しやすく、ゴミやホコリも溜まるので、洗濯槽を洗う洗剤を使用したり、洗濯槽洗浄コースが付いている洗濯機では自動洗浄を利用したりしましょう。
なかには節水を考えたときに、お風呂の残り湯で洗濯する方法を実践している方もいると思います。しかし、風呂の残り湯というのは、人のアカ、油分、雑菌といった汚れが多く含まれているので、排水口は汚れやすくなります。
毎回風呂の残り湯を使用しない、もしくは残り湯を使用する場合はすすぎを1回多めに設定するようにするといいでしょう。
洗濯機の排水口の掃除は自分で行うこともできますが、業者に依頼することもできます。
業者の場合は実績も多数積んでいるため、どのような状況であっても掃除ができると思われます。
洗濯機の設置状態によっては掃除をすることが難しい場合もありますし、それぞれの置かれている生活状況によっても難しい場合があるでしょう。
そのようなときに頼れるのが清掃をメインとしている業者になりますが、どの業者でも同じではありません。
業者を選ぶ際には最低でも3社からの見積りを取るようにし、作業内容と費用を照らし合わせて業者選びをすると失敗がありません。
また、料金は排水口の状態によって大きく変わります。
排水口の詰まり具合によって費用は変わるのですが、薬剤を使用するだけで解消できる程度のものなら8,000円~12,000円程度でできるのに対し、高圧洗浄機を使用しなければならない場合は、25,000円~60,000円程度と高額な費用が掛かります。
加えて、お住まいの場所が高層階の場合であれば、さらに追加の費用が発生するでしょう。普段から洗濯機の排水口が汚れないように工夫し、定期的な清掃を行うことが大事です。
素人が行うよりもプロによる丁寧な清掃を求めているという場合は、定期的に依頼するのもおすすめです。