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マットレスに潜むダニに注意!正しい駆除方法や予防法を紹介します

公開日:2023.6.29 更新日:2024.4.19
マットレスに潜むダニに注意!正しい駆除方法や予防法を紹介します

家の中でダニが最も繁殖しやすいのが、布団やベッドといった寝具類です。
そのため、ダニ対策が欠かせませんが、厄介なのがマットレスです。布団や枕などと違い洗濯ができないため対応に困っている方も多いはず。
ダニはアレルギー症状を引き起こす原因となるため放置は厳禁です。

そこで今回この記事では、マットレスのダニ駆除に関するお役立ち情報をお届けします。
マットレスは洗濯機では洗えませんが、ダニを退治して清潔さを保つことは可能です。ぜひこの記事を参考にして、綺麗なマットレスで気持ちのいい日々を過ごしてください。

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1.家の中でダニが発生しやすい場所とは?

布団やマットレスなどの寝具類はダニにとって最高の繁殖場所

ダニが繁殖しやすい布団の写真

ダニはほこりがあるところに必ずいるといわれている小さな虫です。
人の目では見えないほどの大きさで環境適応能力も高く、暖かくて湿度がある場所を好みます。

ダニのなかにもさまざまな種類がありますが、人の暮らしに関わるダニの7~8割はヒョウヒダニ(チリダニ)です。
ヒョウヒダニのエサとなるものは、人の毛髪やフケ、アカ、汗、ホコリなどです。
そのため、枕や布団、マットレスといった寝具類はダニにとって食べ物の宝庫となり、最高の繁殖場所といえます。
そして、その中でも洗いにくいマットレスはダニの温床となっている可能性が高いです。

また、ヒョウヒダニが増殖することで、他のダニを捕食するツメダニも繁殖しやすくなります。

そのほか、ソファーやカーペット、畳など、頻繁に掃除ができないような場所もダニが発生しやすい場所です。

最近では暖房などの住宅環境が良く、一年を通して家の中が快適です。
人にとって快適なのはもちろんですが、ダニにとっても最高の環境がずっと続くことから、放置するとダニが大量発生してしまいます。
ダニは、人の生活と切っても切り離せない存在となっています。

2.マットレスに発生したダニの被害はどんなもの?

アレルギー症状の一因となる

ダニアレルギーが原因で腕を掻いている写真

マットレスにダニが発生すると、アレルギー症状を引き起こすことがあります。
ヒョウヒダニは人やペットを刺すことはありませんが、ダニのフンや死骸、抜け殻が人にとってアレルゲンとなります。
細かいダニのかけらや糞は、室内で生活しているといつの間にか吸いこんでしまうことになるので非常に厄介です。

ダニアレルギーは、アレルギー性鼻炎・結膜炎だけでなく、喘息やアトピー性皮膚炎などを引き起こす場合があります。

以下のような症状がみられたら、ダニによるアレルギーを疑ってください。
・くしゃみ
・鼻水や鼻づまり
・目のかゆみや充血
・目の異物感
・なみだ眼
・咳
・ゼーゼー、ヒューヒューと音がする呼吸
・呼吸困難
・繰り返すかゆみや湿疹
・肌の乾燥 など

また、前項でも触れましたが、ヒョウヒダニの増殖によりツメダニの発生につながります。
ツメダニは吸血はしませんが、他のダニの捕食時に誤って人間を刺してしまうことがあります。
ツメダニに刺されると、刺された直後は自覚症状はありませんが、刺された翌日以降にかゆみや傷みが生じ、その後1週間程度しつこいかゆみが続きます。

ツメダニを繁殖させないためにも、しっかりとヒョウヒダニ対策講じる必要があるでしょう。

3.マットレスのダニの駆除は正しい順番で行うべし【パート1】

ダニを退治する

スチームアイロンの写真

ダニによる被害を知るとなおさらダニの温床になっているかもしれないマットレスで寝るのが嫌になってきますよね。ですが、洗濯機で洗うことのできないマットレスのダニ駆除はどのように行えばいいのでしょうか。

ここでは、どのようにしてマットレスのダニを駆除すればよいのかを説明します。

マットレスのダニ駆除の第一段階は、マットレスの中に生存するダニを退治することです。
マットレスのダニの退治法はいくつかありますので、お持ちのマットレスの種類や予算などにあわせて選んでみてください。

・洗濯と乾燥
マットレスを覆う側生地をはずすことができるタイプであれば、はずして洗濯乾燥をしましょう。
洗濯である程度のダニが死滅し、乾燥の熱で残りのダニも退治できます。

・布団乾燥機
側生地をはずせないタイプであれば布団乾燥機を使いましょう。
1日に朝晩2回使用すると、ダニ退治の効果が高まります。さらに連日行うとより効果的でしょう。

・スチームアイロン
熱によるダニ駆除の効果は高いですが、マットレスの生地を傷める可能性があるので注意しましょう。
また、スチームで湿ったマットレスを乾かす手間も必要です。

・薬剤を使う
ダニ駆除に効果的な薬剤が市販されています。リーズナブルにダニを駆除できるのが魅力ではありますが、薬剤の使い過ぎには注意が必要です。

そのほか、ダニ駆除方法として天日干しやダニ取りシートなどが挙げられますが、どちらもダニが大量発生している場合は効果が薄いためおすすめできません。

4.マットレスのダニの駆除は正しい順番で行うべし【パート2】

ダニを除去する

布団クリーナーでマットレスのダニを駆除している写真

ダニを退治することができても、死骸や糞をそのまま放置していてはアレルギー症状を引き起こしてしまいます。
そのため、第二段階としてダニを除去することが大切です。

ダニ退治後には、掃除機で死骸やフンなどのアレルゲンを取り除きましょう。
専用の布団クリーナーもありますが、現在は吸引力の強い掃除機も発売されています。ダニを除去するなら、どちらでも同じくらいの効果は期待できるでしょう。

掃除機やクリーナーをかけるときのポイントは、ゆっくりまんべんなくかけることです。
「マットレスの頭側の表面」「マットレスとベッドの隙間」「マットレスの縫い目についているキルティングの隙間」などは、ダニが集まりやすい場所です。
そのような場所は念入りにかけましょう。

また、側生地を洗濯できるタイプのマットレスの場合、側生地は洗濯乾燥しても中のマットレスを掃除しなければ意味がありません。きちんと掃除機をかけるようにしましょう。

5.マットレスのダニの駆除は正しい順番で行うべし【パート3】

ダニを予防する

ベッドのシーツを交換している写真

ダニを除去出来たら、最後はダニを予防しましょう。

以下で、マットレスのダニ予防法を説明します。

・起きたら掛け布団をめくる
掛け布団をそのままにしておくと湿気が逃げることができないため、しっかり乾燥するようにしましょう。

・シーツを定期的に交換する
マットレスは交換できなくてもシーツなら交換できます。週に1~2回を目安に洗濯しましょう。

・マットレスを立てかけて乾燥させる
頻繁に行うのは大変かもしれませんが、2~3週間に1回であれば無理なくできるはずです。
立てかけることでマットレスの裏側も乾燥させることができます。

・ベッドとマットレスを掃除する
除去し終わって定期的に手入れをしている状態であれば、1ヵ月に1回程度掃除機をかけるくらいでいいでしょう。

・敷きパッドを交換する
シーツをこまめに洗濯している場合は、敷きパッドは2~3ヵ月に1回洗濯するだけで大丈夫です。

・マットレスを交換する
現実的ではないかもしれませんが、半年に1回マットレス自体を交換するのが理想的です。

・天日干し
ダニが大量発生している場合は天日干しをしても意味がありませんが、予防という観点から見れば天日干しは有効です。

このときに布団を強くたたかないようにしましょう。ダニの死骸が細かくなり表面に出てきてアレルゲンとなってしまいます。

天日干しが終わったら、掃除機をかけるようにしましょう。

また、アレルゲンとなるダニを徹底的に駆除したい場合や、寝室以外の家の中のダニを徹底的に駆除したい場合などは、専門業者に依頼するのがおすすめです。

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