コバエは卵のうちに駆除しよう!卵の見つけ方や駆除方法などを解説します
公開日:2023.9.26 更新日:2024.10.17
家の台所や水回りでコバエが発生してしまったことはありませんか。コバエが一度産卵すると、家の中で大量発生してしまう事態につながりかねないので、コバエは卵の段階で駆除するのがおすすめです。
今回はコバエの卵の見つけ方や駆除方法をお伝えします。コバエの予防の仕方も記していますので参考にしてください。
家の台所や水回りでコバエが発生してしまったことはありませんか。コバエが一度産卵すると、家の中で大量発生してしまう事態につながりかねないので、コバエは卵の段階で駆除するのがおすすめです。
今回はコバエの卵の見つけ方や駆除方法をお伝えします。コバエの予防の仕方も記していますので参考にしてください。
コバエの卵の大きさは約0.5ミリ~1ミリ未満です。 非常に小さな卵であり、肉眼ではほとんど見えないことが多いため、卵に先に気付くことはほとんどありません。
そのため、成虫になって飛び回っているのを見て、コバエの存在に気付く場合が多いです。
色は白色または乳白色で、楕円形や紡錘形です。例えるなら白ゴマのような見た目をしています。
コバエの種類によって卵の産む場所は異なりますが、腐ったものや生ゴミなどに産卵する種類が多いです。
台所の三角コーナーやゴミ箱、排水口や観葉植物の腐葉土などには特に気をつけましょう。
また、衣服や布団、ぬいぐるみなどにも産卵することもあります。
種類によって違いはありますが、卵でいる期間は短く、成虫は一度に約50~150個卵を産みつけるので、一気に大量発生することもあります。
さらに、コバエは孵化したのち幼虫から成虫になるまで通常数日から1週間ほどで、成虫になるとすぐに産卵します。
このようにコバエは成長のサイクルも早いので、対策が遅れると大量発生してしまうこともあるのです。
活動の時期は気温が20度以上になる春から秋にかけてですが、気温や湿度など生息環境が適していれば、長い期間大量発生を繰り返す恐れもあります。
特に梅雨の時期は、ジメジメムシムシとした天候や、エサが豊富になるので、コバエが発生しないように十分な対策を行いましょう。
前述の通り、コバエの卵は非常に小さいため、成虫になって飛んでいる姿を見てはじめてコバエがわいたと気付く場合がほとんどです。
ですので、コバエの卵の見つけ方としては、コバエが止まっているところや飛び回っている付近を探してみましょう。
コバエの卵を見つけたら以下の方法で駆除しましょう。
・掃除機を使用する
コバエの卵を掃除機で解決する方法は、卵が床や壁などの表面にある場合に有効です。
ただし、吸い取った卵をそのままにしていると、掃除機内で孵化する可能性があるため、必ず取り出して処分するようにしましょう。
・コロコロや粘着テープを使用する
コロコロ(粘着ローラー)は、平らな表面に付着したコバエの卵駆除に役立ちます。 卵がコロコロしづらい部分にある場合は、ガムテープなどの粘着テープを使うと便利です。
・熱湯を使用する
コバエの卵は排水口内にあるケースも考えられます。キッチンやお風呂などの水まわりでコバエの姿を見かけたときは、排水口に熱湯を流して駆除しましょう。
・殺虫剤を使用する
殺虫剤を選ぶ際には、成虫のコバエだけでなく卵にも効果のあるものを選ぶのがポイントです。製品によっては、成虫にしか効かないものもあるので注意しましょう。
殺虫剤には据え置き型やスプレーなど、さまざまなタイプがあるので、使う場所に合わせて選びましょう。
アースコバエ 1プッシュ式スプレー 60回分
■コバエの卵の処分方法に気を付けよう!
処分の際は、卵の入ったゴミはそのまま放置せずに、ビニール袋に入れて口を結んで捨ててしまいましょう。
せっかくコバエの卵をとっても、放っておけば孵化してしまうかもしれません。卵は確実に駆除するように注意しましょう。
コバエの卵を駆除したら、次はコバエが寄ってこないように対策を取りましょう。
卵を産み付けられない環境にすれば、コバエもわくことはありません。
一番は、ゴキブリなど他の害虫対策と同様に、家の中を清潔に保っておくことが肝心です。
それと、ジメジメしないように台所や浴室はよく乾燥させておくこともポイントです。
具体的には、生ゴミはしっかり水切りをして、何日も貯めずに1日分ずつまとめて、匂いが出ないような密閉したゴミ箱に捨てるようにしましょう。
特に夏場はゴミの回収があるまでの間、匂いが漏れないように保管ができるゴミ箱があれば便利です。
部屋は風通しをよくして、必要なら乾燥機やエアコンなどを使って、コバエが好むジメジメした環境にならないようにしましょう。
また、台所や部屋に果物や野菜、肉などの食品を出したままにするのはよくありません。匂いが漏れないようにビニールで密閉するか、冷蔵庫にしまいましょう。
そして、台所の排水口はコバエが繁殖しやすいため、定期的にクリーニングを行いましょう。 油や食べ物のカスが見つかりやすいので、排水口用のクリーナーを使うか、酢や重曹を流し入れることが役に立ちます。
そのほか、観葉植物のコバエ対策で一番有効なのは、土を使わずに育てることです。
ハイドロカルチャーや水耕栽培、土の代わりにスポンジを使って栽培するなどの方法があります。また、卵を産み付けにくくするために土の上に化粧石を置くと良いです。
コバエは卵のうちから駆除できたら一番いいのですが、卵は小さく気づきにくいものです。
自分では手に負えないようなら、駆除のプロにお任せするのもいいかもしれません。
プロの業者は、専門的な知識と豊富な経験がありますし、素人がやるよりはるかに効率よく駆除をしてくれます。
自分で手間をかける時間のない方や、徹底的な駆除を行いたい方は専門業者に依頼することも検討してみましょう。自分で試行錯誤しながら行うよりも、確実に短時間で効果が出ることが期待できます。
これまで見てきたように、コバエは対策が遅れるとあっという間に大量に発生してしまう可能性もあります。自分で対策するにしても、業者に依頼するにしても、早め早めの行動が大事です。
駆除事業者に依頼する際は、依頼してからすぐに作業に取り掛かってもらえるのかも大切なポイントです。
また、駆除業者はいくつか比較して、内容をよく吟味して決めましょう。業者によっては、再びコバエが発生しないようにどうすればいいかアドバイスをしてくれたり、作業後に一定の保証期間を設けていたりすることもあります。
自分の希望に沿った内容で作業をしてもらえるのか、十分に検討して業者に依頼しましょう。