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ガスはつく・水は出るけどお湯が出ない!そんなときの対処法を解説

公開日:2024.2.29 更新日:2024.4.22
ガスはつく・水は出るけどお湯が出ない!そんなときの対処法を解説

急にお湯が使えなくなったら困りますよね。
さらに、「他のガス機器は使える」「水は出る」といった状況であれば、給湯器の故障が疑われますが、必ずしもそれが原因とは限りません。

この記事では、ガスはつく・水は出るけどお湯だけが出ないときの原因や対処法について解説していきます。
また、専門事業者に依頼するときのポイントについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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1.ガスはつく・水は出るけどお湯が出ないときに確認すること

お湯が出ない蛇口が一部なのか全部なのかで対処法が異なる

お湯が出ない蛇口の写真

ガスはつく・水は出るけどお湯だけが出ないといった状況に陥ったら、まずはお湯が出ないのが一部の蛇口だけなのか、自宅の水回りすべての蛇口なのかを確認しましょう。

一部の蛇口だけ出ないのかすべての蛇口で出ないのかで対処法が変わります。ご自宅内の水回りすべての蛇口で確認しましょう。

また、外気温がマイナス3度以下の場合は、凍結によってお湯が出ない可能性があります。
特に12月~2月の時期は大寒波により外気温が下がりやすいため注意が必要です。気温が下がりそうな日の前日は、水抜きなど給湯器の凍結対策を行いましょう。

給湯器の水抜きの仕方についてはこちらの記事をご参照ください。
給湯器の水抜きをやるには?具体的な方法や凍結の予防策について

また、ガスがつくかどうかの確認方法が分からない場合は、以下の方法をお試しください。

■ガスがつくかどうかの確認方法
以下の3つを確認してみてください。
①ガスメーターを見てガスが遮断されているかどうか
②ガス栓が閉まっているかどうか
③プロパンガスボンベがガス切れをしていないか

もしもガスが遮断されていたら、以下のような手順で対応してください。

手順①
器具栓を閉じるか、運転スイッチを切り、すべてのガス機器を停止させてください。もちろん、屋外の機器も忘れずに停止させます。
そして、使っていないガス栓が閉まっているかどうか忘れずに確認してください。この時メーターガス栓は閉めないようご注意ください。

手順②
ガスメーターの復帰ボタンのキャップを手で左に回し、キャップを外してください。

手順③
ガスメーターの復帰ボタンを奥までしっかり押して、表示ランプが点灯したらゆっくり手を離します。
復帰ボタンが元に戻り、赤ランプが再点滅したら、キャップを元に戻しておきます。

手順④
約3分間待ちます。この間ガス漏れがないか確認していますので、ガスは使用しないでください。
3分経過後したら、再度ガスメーターを確認し、赤ランプの点滅が消えていれば、ガスの遮断が解消されています。

2.ガスはつく・水は出るけどお湯が出ないときの対処法①一部の蛇口からお湯が出ないとき

給湯温度をチェック

水は出るがお湯が出ない蛇口の写真

ガスがついて水が出るのに一部の蛇口からお湯が出ないとき、まずは給湯温度と湯量を確認してみてください。
なぜなら、実際にはお湯は出ているのに、給湯温度が低かったり、出ているお湯の量が少なかったりしてお湯が出ていないと勘違いをしている場合があるからです。

給湯温度が低い場合は温度を上げて、お湯の量が少ない場合は蛇口をより開くことで、お湯が使えるようになることがあるので、まずは試してみてください。

ただし、一部の蛇口からお湯が出ない原因が、水栓が故障していたり、配管に不具合が起きていたりするケースも考えられます。
水栓の故障や配管の不具合である場合は、素人ではなかなか修理が難しいものです。素人が不具合を直そうとしても、かえって状況が悪化するリスクが高いです。
そのため、水栓交換や配管修理の専門事業者に修理を依頼するのが確実です。

■蛇口自体が故障しているケースも
お湯が一部の蛇口だけ出ない場合は、その蛇口自体の故障が考えられます。
たとえば、キッチンと洗面台の蛇口からはお湯が出るけれど、浴室の蛇口だけお湯が出ない場合です。その場合は、浴室の蛇口の故障が疑われるわけです。

蛇口からお湯が出ないからといってすぐに給湯器が故障しているとは考えずに、別の場所からお湯が出るのかどうかを確認してみてください。
追い焚き機能がついた給湯器を使っている場合は、追い焚きも試してみる必要があります。

3.ガスはつく・水は出るけどお湯が出ないときの対処法②全部の蛇口からお湯が出ないとき

給湯器のリモコンが壊れている場合も

給湯器のリモコンの写真

キッチンや洗面台、浴室など自宅の全ての蛇口からお湯だけが出ない場合は、給湯器を確認してください。
給湯器が故障していたり、災害によるガスの遮断が起きていたりする可能性があるからです。

まずは、キッチンのガスコンロや各部屋のファンヒーターなど、ガス機器を点火してください。点火しなかった場合は、ガスが遮断されているかもしれません。
ちなみに点火した場合は、以下の4つを試してみてください。

①リモコンを確認
まずは、リモコンに電源が入っているかを確認してください。なぜなら、リモコンの電源が入っていなかったり、リモコン自体に異常があったりするケースが考えられるからです。

リモコンの電源を押して反応した場合は、リモコンに電源が入っています。それでも給湯器が動かない場合は、リモコン自体に不具合が発生しているかもしれません。

②給湯器のコンセントを確認
コンセントが抜けて、給湯器自体に電源が入っていない状態が考えられます。コンセントが抜けているのであれば、差してください。
コンセントを差しただけだと、また何かしらの要因で抜ける可能性があります。そのため、抜け止めがあるコンセントに替えておくのがおすすめです。

③ブレーカーを確認
ブレーカーを確認してみて、もし切れてしまっている場合は戻しておいてください。ブレーカーは、落雷に遭ったり、一度に大量に電気を使ったりすると落ちます。

④水抜き栓フィルターを確認
水抜き栓フィルターにゴミが溜まると、お湯を出す量が減ります。その場合は、フィルターを掃除してあげてください。


■給湯器の故障が疑われる場合
もし上記の方法を試しても変化が見られず、給湯器の故障が疑われる場合は、専門業者に給湯器の修理・交換を依頼する必要があります。

また、ご自宅の給湯器の使用年数がどれくらいかによって、修理するか交換するかが変わる点にも注意してください。給湯器の寿命は10年といわれており、寿命を迎えている場合は修理をしてもまた故障する可能性があります。その場合は、給湯器の交換も検討することをおすすめします。

4.ガスはつく・水は出るけどお湯が出ないときの注意点

一般の人が給湯器を修理するのは非常に危険な行為

不具合が出ているガス給湯器の写真

ガス給湯器の故障が疑われる場合、最初は何とか自分で直せないかと考える方は多いと思います。

ただし、ガス給湯器の修理を素人が行うのは非常に危険です。ガス給湯器は高圧のガスを使用しており、修理やメンテナンスには専門的な知識と技術が必要です。誤った修理方法や取り扱いは、火災や爆発などの危険な大事故を引き起こす可能性があります。
また、工事内容によっては資格を持たない人が行うことは違法行為となります。

そのため、ガス給湯器に問題がある場合は、必ず資格を持った専門家に依頼するようにしましょう。

■ガス給湯器による事故も起こっている
2006年には、換気が行なわれていない状態で給湯器が不完全燃焼を起こして、一酸化炭素中毒につながった事故が発生しています。
また、2020年には、経年劣化が原因と思われる不完全燃焼で、1名が死亡する事故が起きていました。
給湯器は、適切に扱わないと危険が伴うわけです。

特に、給湯器関連での事故でもっとも多いのは、不完全燃焼です。
給湯器が酸素を適切に取り込めなくなり、一酸化炭素が発生して不完全燃焼につながります。
長年使用による経年劣化によって、不完全燃焼が起こるケースもあるため、ガス給湯器は適切に交換してください。

5.どうしてもお湯が出ないときは専門の修理事業者に相談しよう

給湯器の修理を依頼するときは相見積もりを

給湯器の修理を行う事業者の写真

どうしても給湯器からお湯が出ない場合は、給湯器修理の専門事業者に相談しましょう。
専門事業者は給湯器のプロであるため、素人にはわからない故障の原因も突き止めて、安全に修理してくれます。

給湯器の修理を専門事業者に依頼する場合は、故障の原因によって費用が大きく変わるため、確認してみてください。

・修理の費用相場
給湯器の修理費用相場は、10,000円から50,000円程度です。場合によっては、数千円程度の出張費用を上乗せで請求されるケースがあります。

ちなみに、修理箇所別の修理費用相場は以下のとおりです。
①安全装置:7,500円から58,000円ほど
②電装系:7,700円から47,300円ほど
③水流制御系:10,000円から35,000円ほど
④燃焼系:17,000円から33,000円ほど

また、長年利用している場合は、修理するよりも交換したほうが良いケースがあります。
特に、給湯器の寿命である10年を超えて利用している場合は、修理しても別の個所がすぐに壊れるケースが考えられます。
すぐに不具合が起こるのであれば、交換してしまったほうが安く済むわけです。

・給湯器修理や交換では相見積もりがおすすめ
給湯器の修理をしたり交換したりするのであれば、相見積もりで費用を比較しましょう。なぜなら、適切な費用相場がわかるからです。
1社だけであれば、その費用が適正なのか不当に高いのかわかりづらいものです。複数の業者で見積もりを取れば、適切な費用相場がわかります。

また、相見積もりをおこなうのであれば、同じ条件で依頼してください。条件が異なると費用も異なるため、費用の比較ができず相場がわかりません。
相見積もりで費用を比較して、良心的な業者に修理を依頼しましょう。

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