ガス風呂釜が点火しない理由とは? 主な原因や対処法について
公開日:2022.12.8 更新日:2024.4.18
ガス風呂釜はその構造から比較的長持ちしやすいように作られていますが、ふとしたきっかけで点火しなくることも。
今回はそんなガス風呂釜が点火しなくなる原因や対処法、それを修理する際にかかる費用についてご紹介します。
ガス風呂釜はその構造から比較的長持ちしやすいように作られていますが、ふとしたきっかけで点火しなくることも。
今回はそんなガス風呂釜が点火しなくなる原因や対処法、それを修理する際にかかる費用についてご紹介します。
家庭で使用されているガス風呂釜は比較的長持ちするようにできていますが、何かしらの不具合で上手く点火しないことがあります。
ガス風呂釜が点火しない場合に考えられる主な原因は次の通りです。
① ノズルや熱交換器が詰まっている
ノズルやバーナーが詰まっていますと、ガス風呂釜は上手く点火できません。
設置されてから5年以上経過しているとこうした症状が見られることが多いです。
② 点火装置に不具合がある
ガス風呂釜は点火装置で火花を興すことで点火するようになっています。
もしこの点火装置に何かしらの不具合があると点火できなくなります。
点火装置の主な不具合としては以下の通りです。
・制御基板が故障している
・点火装置の電極が劣化している
・点火装置が湿っている
制御基板の故障および点火装置の電極の劣化は発生しやすいトラブルです。
電極に関しては消耗品であることから、使用していくうちに劣化が激しくなります。
③ 供給側のトラブル
台風や地震といった自然災害の影響でガス供給が停止してしまうことがあります。
その場合は供給側がトラブルを解消するまで点火できません。
こうしたガス風呂釜が点火しないトラブルが起こったときの対処法をご紹介します。
・エラー表示を確認する
ガス風呂釜のトラブルが発生した時に確認すべきことはエラー表示です。
運転スイッチをONにするとエラー表示を確認することができます。取扱説明書をよく読み、表示されている内容に従って対応しましょう。
・ノズルや熱交換器の詰まりを解消する
ノズルやバーナーの詰まりが原因の場合、きちんと掃除をするこで解消できます。
ただし自分でやってしまうとガス風呂釜本体や配管に負担をかけてしまうことになりますので、業者に依頼してやってもらう必要があります。
・外的な要因が解消されるまで待つ
強風によるトラブルや供給側の問題でガス風呂釜が点火しない場合は、問題が解消されるまでしばらく待つ必要があります。
もし待っていても一向に解決しない場合は、供給元の会社に問い合わせてみましょう。
・ガス風呂釜を交換する
これらの対処法でも点火のトラブルが解決しない場合は、ガス風呂釜自体を新しく交換することが必要になります。
風呂釜の耐用年数はおおよそ10年と言われています。
この耐用年数を超えたガス風呂釜で不具合が生じた際は、すぐに交換されることをおすすめします。
ガス風呂釜は取り扱いが難しく、下手に自分でいじってしまうとかえって状況を悪化させることにつながります。
そうしたガス風呂釜が点火しないトラブルを解決してくれるのがガス機器の専門業者です。
専門業者をおすすめする理由は次の通り。
・専門的な資格のあるスタッフが在籍している
専門業者にはガス機器設置スペシャリストやガス消費機器設置工事監督者など、専門資格を持ったベテランスタッフが在籍しています。
そういった業者にお任せすると、安全かつ確実に対応してくれます。
・事前準備が不要
専門業者は電話1本ですぐに自宅まで駆けつけてくれます。
最近ではクレジットカード決済やQRコード決済での支払いにも対応してくれるところが多いです。
・ガス風呂釜に関する相談ができる
ガス風呂釜のことを知り尽くしたプロですので、日頃の予防策や万が一トラブルが発生した際の対処方法など、こちらが知りたいことに何でも答えてくれます。
・アフターサービスが充実している
ほとんどの専門業者には現場の定期点検や作業後にあった際の無償修理をはじめ、さまざまなアフターサービスを受け付けています。
実施しているサービスの内容や保証期間は業者ごとに異なりますので、前もって確認されることをおすすめします。
ガス風呂釜が点火しない時に頼りになる専門業者ですが、中には良い業者とそうでない業者が存在します。
優良業者を見極めるために必要なポイントは次の通りです。
・業者の実績を調べておく
業者選びにおいて重視しなければならないのが作業実績です。
業者の公式ホームページにはこれまでの作業実績や施工事例が掲載されていますので、参考として見ておくといいでしょう。
・お客様の声を確認しておく
一般的に優良業者と呼ばれているところは依頼された方から高い評価を受けていることがほとんど。
実際に修理を依頼された方の口コミは業者のホームページや口コミサイトに掲載されています。
・スタッフの対応を見ておく
依頼者や近隣にお住まいの方に対して丁寧な対応を心掛けているところほど、自宅や近所のことを考えて修理工事を行ってくれます。
自宅を訪問したスタッフのやりとりからきちんと対応できているか確認しておくことが重要です。
・安さを強調する業者を選ばない
業者によってはやたら安さを売りにしている業者もあります。ただ、そうしたところは必要な作業やアフターサービスが含まれていない可能性があります。
業者選びでは料金設定の確認も大切ですが、そのような業者には注意しましょう。
ガス風呂釜が点火しないときに修理を依頼する際に気になるのが費用です。
故障個所ごとにかかる修理費用の相場は以下の通りです。
燃焼系:20,000~25,000円
電装系:6,000~7,000円
安全装置系:7,000~9,000円
制御系:10,000~15,000円
さらにご自宅まで専門業者が訪問する際には出張費用が追加されることがあり、距離が遠くなると費用がかさみます。
このように専門業者にガス風呂釜を修理してもらうとそれなりの費用がかかります。
ただそんな設置費用を少しでも安くする方法があります。
一つは複数の業者の見積もりを比較すること。
見積もりには作業内容とその費用の詳細が掲載されています。修理にかかる費用が高額になるほど適正価格を知っておくことが大切です。
お得な業者を見つけるためにも、最低3社以上から見積もりをとっておくことをおすすめします。
もう一つは割引キャンペーンを実施している業者を探すこと。
業者によってはオンラインで申し込みされた方限定の割引価格や、2回目以降の修理に適用されるリピーター割をはじめ、さまざまな割引キャンペーンを実施しています。
自宅近くの業者を調べてみて、こうしたお得なキャンペーンを実施しているかどうか確認してみましょう。