家の鍵の作成にかかる料金相場はいくら?鍵の紛失時の対処法などもご紹介
公開日:2021.10.29 更新日:2024.4.4
家の鍵を紛失してしまったら合鍵を作成する必要がありますが、どれくらいの費用と時間がかかるのでしょうか?そもそも鍵を紛失してしまったら、どうすれば良いのでしょうか?
今回は鍵の紛失時など、家の鍵作成を依頼したときにかかる費用についてご紹介します。また、トラブルが起こった際の対処方法についてお伝えしていきます。
家の鍵を紛失してしまったら合鍵を作成する必要がありますが、どれくらいの費用と時間がかかるのでしょうか?そもそも鍵を紛失してしまったら、どうすれば良いのでしょうか?
今回は鍵の紛失時など、家の鍵作成を依頼したときにかかる費用についてご紹介します。また、トラブルが起こった際の対処方法についてお伝えしていきます。
外出から帰ってきたときに鍵の紛失に気づいたのであれば、その日の行動や行った場所を一つひとつ思い出してみてください。
たとえばスーパーで財布をバッグから取り出そうとしたときに鍵を落としたのかもしれません。会社のデスクの上に置きっぱなしになっているのかもしれません。心当たりを全てピックアップしましょう。外出したルートを逆戻りするように探すことで鍵が見つかるかもしれません。外出先、たとえばお店や会社などに問い合わせてみることも重要です。
家の中で紛失した場合も、その日の行動を思い出してみてください。服のポケットの中に入っている場合もあれば、玄関に置きっぱなしになっているケースもあります。その上で最寄りの交番か警察署で遺失物届を出しましょう。落とし物として警察に届いていることもあります。
実は紛失したのではなく、盗まれたという可能性も考えられます。防犯上の観点からも、警察に相談することをおすすめします。
鍵をどれだけ探しても見つからない場合は以下のように対処してください。
・持ち家
持ち家の場合は、鍵屋を呼んで鍵を開けてもらい、合鍵を作成してもらいましょう。鍵が家の前に落ちていて第三者に拾われてしまったりすると、家の中に侵入される恐れがあります。可能であれば鍵をシリンダーごと交換しましょう。
・分譲マンション
分譲マンションも持ち家ということになります。同様に鍵を開けてもらって合鍵を作るという流れになりますが、鍵も共有スペースとみなされて改変できないケースも考えられます。契約を確認し、問題がなければシリンダーを交換してもらいましょう。鍵の改変が禁止されている場合は合鍵のみを作成してもらいます。
・賃貸物件の場合
まずは管理会社や不動産会社、あるいは大家さんに連絡をしましょう。スペアキーを持っているケースがあります。スペアキーがあれば、鍵を開けてしばらくそれを借り、合鍵を作成して後日返却するということも可能です。
ただし、防犯上の理由から鍵のシリンダーを交換するよう指示される場合もあります。この場合はシリンダーごと交換する必要があります。
賃貸物件の場合は、トラブルを防ぐためにも必ず管理会社や不動産、大家さんに連絡しましょう。
相場を見てみましょう。
・普通に合鍵を作る
スペアキーがあり、それをコピーして合鍵を作る場合は5~10分程度。費用も300円~5,000円程度で済みます。特に賃貸物件の場合は、管理会社などがスペアキーを持っていたらそれをコピーすれば安く済みますので、必ずスペアキーの有無を確認しましょう。
・鍵を紛失して合鍵を作る
鍵を紛失してスペアキーもない状態だと、鍵穴に合わせて合鍵を作る必要があります。鍵屋さんが自宅に来るまでに30分、鍵の作成に30分、合計1時間ほどかかります。また、料金も1万円~1万5,000円と大幅に出費が増えることに。鍵が防犯鍵や特殊鍵の場合は3万円以上かかることもあります。
・シリンダー交換
鍵のシリンダーを交換する場合は、まず鍵を解錠してその後にシリンダーを交換しなければいけません。合鍵の作成と同様、鍵屋さんに依頼してからシリンダーの交換が終わるまで1時間ほどかかります。料金は鍵の解錠に8,000円~1万円、シリンダー交換は1万円~1万5,000円ほどの作業費に部品代がプラスされます。部品代は5,000円~1万円くらいなので、少なくとも2万円以上の出費は覚悟する必要があるでしょう。
・鍵の交換が保険でできるかも?
火災保険には鍵の解錠や交換を保証してもらえるプランがあります。そういったプランに加入していれば、合鍵の作成やシリンダーの交換費用などが保険でまかなえる場合があります。鍵を紛失した場合は保険会社にも問い合わせてみましょう。
従来のシンプルなシリンダー錠はピッキング(空き巣などが鍵を解錠するために使う手口)で解錠される危険性があります。手慣れた空き巣だとものの数分で解錠できてしまいますし、素人でもネットなどでやり方を検索して覚えればできてしまうくらいです。
最近ではピッキングに対応したシリンダー錠もあります。価格は1万5,000円~2万円ほどですが、防犯性は普通のシリンダー錠よりも高いです。さらに防犯性が高い鍵としてティンプルキーが挙げられます。従来のギザギザが付いているものと異なり、鍵の表面にくぼみが付いているのが特徴です。
ピッキングの難易度が高いため、容易に解錠することができません。値段の相場は2万円~3万円と高価ですが、空き巣に入られて財産を取られたり、危害を加えられたりすることを考えると、交換する価値はあるかと思います。
ちなみに、ティンプルキーはメーカーによって保険が付いている場合がありますので、万が一のことを考えると保険付きのものに交換したほうが安心です。
せっかく合鍵を作成しても、また紛失をしてしまっては意味がありません。そのためには、日頃から鍵をなくさないように心がけましょう。鞄やポケットなどに乱雑に入れて持ち歩くと落とす可能性が高くなります。
財布の中に入れたり、スマホにつないだりして持ち歩いている人も多いですが、これもあまりおすすめできません。財布やスマホを紛失してしまっては元も子もないですし、仮に財布の中に免許証など住所がわかるものが一緒に入っていた場合、悪意がある人間が拾ってしまったら犯罪の被害に遭う危険性が高くなります。
おすすめなのはキーホルダーを付けて、ベルトループなどに付ける方法です。こうして肌身離さず持ち歩いていれば落とす危険性が格段に低くなります。チェーンなどでベルトルーフや鞄本体につないでおくのもおすすめです。
あとは、昔ながらの方法ですが、鈴などの音がするキーホルダーを使うのも良いでしょう。落としたときに音でわかります。
まずは普段から鍵を紛失しないように心がけ、万が一鍵を紛失したら冷静になって対応しましょう。