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ドアチェーンの締め出しにあったらどうする?開け方や原因を徹底解説

公開日:2024.7.26
ドアチェーンの締め出しにあったらどうする?開け方や原因を徹底解説

多くの玄関ドアについているドアチェーンですが、誤って外に締め出されてしまう可能性があります。

この記事では、もしもドアチェーンで締め出されてしまったとき、どのように対応すれば良いのかについて解説します。

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1.ドアチェーンは何のためにある?

ドアの開放を制限するためのもの

ドアの隙間からこちらを見ている訪問者の写真

ドアチェーンとはドアの内側から取り付けられている鎖のことで、玄関ドアの開放角度を制限することができる製品のことです。
本来の使用用途は不正侵入を防ぐためのもので、訪問者が誰であるかを確認したり、ドアを全開にしなくても会話をしたりすることができます。
また、鎖の長さまでしかドアが開かないようにできるため、訪問者が玄関ドアを大きく開けず安全が確保できます。

チェーンがないと玄関ドアを開けて対応している最中に、室内側の自分より強い力で引っ張られると部屋の中に侵入されるリスクがあります。
ドアチェーンを使用すると、ドアは10センチほどしか開かないため、隙間からは大人の手首くらいまでしか通過できません。

■防犯対策としての効果はほとんどない
隙間からワイヤーカッターなどを使用すれば、ドアチェーンの切断は不可能ではありません。そのため、ドアチェーンを補助錠と考えるには注意が必要です。
ドアチェーンはあくまでドアを一定以上ドアが開かないようにするためのストッパーであり、補助錠どころか、鍵としての役割もありません。
そのため防犯対策のためにも住宅内にいるときは、内側から鍵をかけておくことが大切です。

他にも、チェーンの不具合や止め方に問題があって、大事なときに壊れたり外れたりするケースも考えられます。日頃から不具合がないかどうか確認しておきましょう。

2.ドアチェーンの締め出しに遭う原因とは?

人為的な原因がほとんど

玄関で締め出されて困っている女性の写真

ドアチェーンは、ドアを閉めたときの反動や強風によってロックがかかり締め出されるケースはほとんどなく、締め出しの原因は人為的な原因が多数を占めています。

締め出しの原因で多いのが、家にいる人がチェーンをかけた状態で寝てしまい、帰宅した際に家に入れないケースです。

また、子どもに留守番をさせる際に、いたずらでチェーンをかけてしまって家に入れないケースも多いです。
小さな子どもの場合、締め出されている間に家の中で何をするかわからず危険なため、急いで開ける必要があります。
スマートフォンを家の中に置きっぱなしで締め出されたときは、近隣の住民やコンビニなどに頼んで、鍵開け事業者を呼んでもらいましょう。

ドアチェーンで締め出されたときに、無理やりドアをこじ開けようとするとドア枠やドアチェーンの部品が破損してしまい、修理費用がかかる可能性があります。
部品が破損してしまうと、鍵開け事業者を呼んでも解錠ができず、ドアチェーンを壊してドアを開ける事態になりかねません。
そのため締め出された場合は、慌てて無理やり開けようとせず、鍵開け事業者に任せることが賢明です。

3.ドアチェーンの締め出しに遭ったときの外からの開け方

輪ゴムや紐を活用する

室内側から見たドアチェーンの写真

実際にドアチェーンの締め出しに遭ってしまうと焦りますが、ドアチェーンは輪ゴムとテープがあれば外からでも開けることができます。

ただし、ドアチェーンを輪ゴムで開ける方法は、実際には不正な手法のため基本的には推奨しません。
ここでは、セキュリティ意識を高めるためにも説明しますが、この情報を不正目的で使用しないようにしてください。

1.ドアの隙間から手を入れて、ドアチェーンのボタンにテープを貼り、ボタンが押された状態になるように固定します。

2.太めの輪ゴムをカットして紐状にしたものをドアチェーンを下から通して、チェーンを持ち上げるような形にします。そして、輪ゴムの両端をドアチェーンの上の方まで伸ばして、玄関扉にテープで固定します。

3.ドアを閉めると、勝手にチェーンが持ち上がって、ドアチェーンが外れて開きます。


注意点としては、ドアの狭い隙間からの作業になるので怪我のリスクがあります。
また、ドアを傷つけたり、ドアチェーンを壊してしまう可能性もあるので、よっぽど余裕がない場合以外は自分で対処しようとせずに、鍵の専門事業者に相談することをおすすめします。

4.ドアチェーンが開かない場合は鍵開け事業者へ相談を

相見積もりを取るのがおすすめ

玄関ドアを確認する業者の写真

ドアチェーンが開かない場合は、鍵開け事業者へ相談するのがおすすめです。
しかし、突然のトラブルで動揺しているときに鍵開け事業者を探そうと思っても、業者の良し悪しがわからない方が多いのではないでしょうか。

業者によっては、作業に見合わない高額請求をする悪徳業者やマナーの良くない作業員が来る場合もあるので注意が必要です。
悪徳業者を避けるためにも、複数の業者に見積もりを依頼する「相見積もり」で費用やサービス内容を比較してください。

鍵開け事業者ごとに見積もり料や出張料・キャンセル料に違いがあるので、相見積もりを取る際は事前に電話で料金の確認をしましょう。

また、ドアチェーンの解錠にかかる費用の相場は8,000円〜15,000円ほどとなっています。いざというときは、この金額を参考に鍵開け事業者を選んでください。

5.ドアチェーンの締め出しを未然に防ぐ方法

むやみにドアチェーンを使わせない

ドアチェーンの写真

ドアチェーンによる締め出しは危険を伴う可能性があるため、未然に防ぐ必要があります。

締め出しを未然に防ぐためにも、日頃からチェーンの状態を確認しましょう。
同じチェーンを数年間使用していると、劣化によってネジの緩みやサビが発生しているかもしれません。
操作がしにくかったりチェーンが切れてしまったりすることも考えられるので、定期的にドアチェーンが正常に動作するか確かめておくと、いざというときに安心です。

また、小さな子供がいるご家庭の場合は、子供にドアチェーンを閉めないよう伝えておくことも大切です。
ドアチェーンの使い方や役割を知らない子供が誤って閉めてしまうことで、親御さんが家に入れなくなるケースも十分に考えられます。
少しでも子供の安全を確保するために、子供にドアチェーンを使わせたい親御さんもいるかもしれませんが、前述した通り、ドアチェーンはあくまでもストッパーであり、鍵としての役割はありません。
それよりも、必ず内側から鍵をかけるよう徹底させたり、知らない人が来てもドアを開けたりしないように伝えることの方が防犯対策として大切です。
むしろドアチェーンを閉めることで締め出しなどの危険性があることを子供に教えることが、家庭の安全にとって重要だといえるでしょう。

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