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電子錠は後付けできる?仕組み・種類・設置前の注意点を解説

公開日:2021.10.29 更新日:2026.2.9
電子錠は後付けできる?仕組み・種類・設置前の注意点を解説

家のセキュリティー対策を考えたとき、玄関の鍵に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。防犯性を高めたい、鍵の閉め忘れを防ぎたいなど、日常の中で鍵まわりの対策を見直したいと感じる場面は少なくありません。

そのような中で関心を集めているのが電子錠です。一方で、電子錠は後から設置できないのではないか、費用や工事の負担が大きいのではないかと考え、導入を迷ってしまう方もいらっしゃるでしょう。実際には種類が増えており、設置方法や条件によって選択肢は大きく異なります。

この記事では、電子錠を後付けする場合に知っておきたい基本的な考え方と、導入を判断するためのポイントを整理します。ご自宅の状況に合ったセキュリティー対策を検討するための参考としてお役立てください。

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1. 電子錠とは

電子錠とは、鍵穴に鍵を挿すのではなく、電気を使って解錠できる錠前のこと。

電子錠を解錠している写真

カードやタッチキー、指紋をかざしたり、暗証番号を入力したりして解錠するのが電子錠の特徴です。似た仕組みとして電気錠を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、電気錠の多くは電気工事が必要なのに対し、電子錠は電池式のため大掛かりな工事が不要という違いがあります。

一般的に電子錠には、ドアを閉めると自動で鍵がかかるオートロック機能が備わっています。ホテルの客室を思い浮かべるとイメージしやすいでしょう。また、鍵を家に置き忘れて締め出された場合に備え、非常解錠キーが付いている製品が多く、日常使いでも安心感があります。

電子錠はオフィスビルやホテルで使われるものという印象から、一般家庭では取り付けやメンテナンスに手間がかかりそうだと感じる方も少なくありません。しかし近年は、防犯性の高さに加えて操作性や価格の選択肢が広がり、家庭用としても導入しやすい製品が増えています。

2. 後付けできる電子錠の種類

電子錠にはさまざまな種類がありますが、後付けができる電子錠には以下のものがあります。

スマートフォンをかざして解錠している写真

暗証番号を入力するタイプや、カードキーをかざすタイプ、指紋を読み取るタイプなど、電子錠にはいくつかの解錠方式があります。代表的なものとしては、暗証番号入力式は設定した番号を入力して解錠し、カードキー式は磁気カードやICカードをかざして解錠します。指紋認証式は登録した指紋を読み取って解錠し、タッチキー式は鍵をセンサー部分に触れるだけで解錠でき、鍵を鞄の中に入れたまま使える点が特徴です。スマートロックはスマートフォンのアプリを使って解錠します。

それぞれ操作性や使い勝手が異なるため、後述するメリット・デメリットを踏まえながら、自分の生活スタイルに合った電子錠を選ぶことが大切です。

また、電子錠を後付けする際には、事前にいくつか確認しておくべき点があります。設置条件を確認せずに選ぶと、取り付けができない、もしくは追加の対応が必要になる場合があります。

賃貸物件の場合、電子錠の中には後付けのためにドアへ穴あけ加工が必要な製品もあるため、管理会社や大家への確認が欠かせません。許可が取れない場合は、加工不要で取り付けできるタイプを選ぶ必要があります。

後付けするドアのタイプについては、電子錠を取り付けるスペースがあるかどうかに加え、ドアの厚みやバックセット(ドアの端から錠前中心までの距離)、鍵穴のサイズを事前に確認しておきましょう。

現在の鍵と丸ごと交換するのか、既存の鍵は残したまま追加で取り付けるのかによっても、選べる電子錠は変わります。既存の鍵と交換する場合は、今ある鍵穴を利用するため対応できるドアや製品が限られます。一方、鍵を残したまま電子錠を追加する場合は、多少の加工で設置できるケースもあり、選択肢が広がります。

3. 電子錠を後付けするメリット

電子錠には、鍵穴に鍵を挿す従来の方法と比べて、「鍵穴がないので、ピッキングの心配がない」「小さな鍵を鞄の中から探す手間が省ける」「鍵穴の故障、メンテナンスの必要がない」といったメリットがあります。

カードをかざして解錠している写真

ここでは、電子錠を後付けするメリットについて、それぞれの解錠方式が持つ特徴を踏まえて整理します。

暗証番号入力式は、鍵やカードなどの「もの」を持ち歩く必要がない点が大きな特徴です。利用する人数が増えても暗証番号を共有するだけで済むため、合鍵を用意する必要がありません。さらに、定期的に番号を変更することで、セキュリティー水準を保ちやすい点もメリットです。

カードキー式は、財布や定期入れなどにまとめて収納できるため、紛失のリスクを抑えやすい方式です。万が一カードを失くした場合でも、登録データを変更することで対応でき、物理的な鍵交換をせずに済みます。また、合鍵の作成が容易ではないため、複製されるリスクが低い点も安心材料といえるでしょう。

指紋認証式は、暗証番号の暗記や鍵の持ち運びが不要で、操作の手間が少ないことが特徴です。暗がりでも使いやすく、ほかの方式と比べても情報が漏れたり複製されたりする可能性が低い点が強みです。

タッチキー式は、センサー部分に触れるだけで解錠できるため、両手がふさがっている状況でも使いやすい方式です。鍵を鞄に入れたまま操作できる点は、日常の動線を妨げにくいメリットといえます。

スマートロックは、スマートフォンを使って解錠できる点に加え、利用者ごとに権限を設定し、日付や時間を指定してシェアできる機能を備えた製品もあります。また、外出先から施錠状況を確認できるなど、管理面の利便性が高い点も特徴です。

4. 電子錠を後付けするデメリット

電子錠の後付けにはもちろんメリットだけでなく、デメリットもあります。

暗証番号を入力して解錠している写真

気を付けるべき点を把握したうえで、後付けする電子錠を選ぶことが重要です。ここでは、それぞれの解錠方式が持つデメリットを整理します。

暗証番号入力式は、暗証番号を忘れてしまう可能性がある点に注意が必要です。また、入力している様子を第三者に見られるリスクも考えられます。製品によっては電池が切れると操作できなくなるため、電池残量の管理も欠かせません。

カードキー式は、気軽に合鍵を作れない点がデメリットです。従来の鍵と同様に紛失する可能性があり、管理には注意が必要です。さらに、製品によっては電池が切れると使用できなくなる場合があります。

指紋認証式は、指紋が薄い場合に登録しにくいことがあります。また、指のケガや汚れによって読み取りにくくなることもあります。ほかの方式と同様に、電池切れによって使えなくなる製品がある点にも注意が必要です。

タッチキー式は、合鍵を簡単に作れない点が挙げられます。鍵を使用する方式のため、従来の鍵と同じく紛失のリスクがあります。加えて、電池切れが起きると解錠できない製品もあります。

スマートロックは、通信環境によっては正常に使えないことがあります。ほかの解錠方法と比べると、通信を介する分、ハッキングなどセキュリティー面に不安を感じる場合がある点も理解しておく必要があります。

5. 電子錠を後付けする際の費用とは

電子錠の後付けにかかる費用は、選ぶ電子錠の種類や設置するドアの状態、交換方法によってさまざま。

専門事業者が電子錠を後付けしている写真

電子錠を後付けする場合の費用相場は、電池式タイプでおおよそ20,000円〜100,000円程度といわれています。ただし、製品の種類や機能に加え、自分で取り付けるか業者に依頼するかによっても総額は変わります。業者へ依頼する場合は、施工費とは別に出張費がかかるケースもあるため、事前確認が必要です。

自分で電子錠を後付けする場合は、製品の説明書をよく確認し、正しい手順で設置することが何より重要です。玄関の鍵は住まいの防犯を支える重要な部分であり、誤った方法で取り付けると、電子錠が正常に作動せず、防犯上のリスクにつながる可能性があります。

「どの電子錠を選べばよいか判断できない」「自分で設置することに不安がある」「設置後のサポートも重視したい」と感じる場合は、業者に依頼する選択肢も検討するとよいでしょう。専門知識を持つ業者であれば、ドアの条件に合った提案や施工が期待できます。

住まいの防犯性を高めるためにも、条件や費用、設置方法を踏まえたうえで、電子錠の後付けを検討してみてください。

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