1. カードキーのメリット・デメリット
カードキーの特徴 防犯性と使いやすさのポイント
カードキーにはいくつかのメリットがあります。まずはその防犯性。特殊な加工がされていますので、本体である鍵がなければ複製するのが困難で、簡単にピッキングがされにくいです。もちろん、ドアの開け閉めもとっても楽。従来のようにカードをスラッシュする方法だけではなく、最近ではICカードをかざすことでドアを開けることが可能です。今までよりもスムーズにドアを開けることができるので、とても便利。錠前のように開閉作業に時間を取られることがありません。
また、鍵を閉め忘れもありません。カードキータイプですと、自動でドアがロックされます。そのため、「自宅を出たのに鍵を閉め忘れてしまった!」といううっかりミスを防止できます。
ただそんな便利なカードキーにもいくつかのデメリットがあります。まずカードの材質にもよりますが、破損しやすいということが挙げられます。使用していく内に折れ曲がったり、カード自体がボロボロになったりすることがあります。そうなると、ドアを開けようとした時に磁気が反応しなくなるなどの不具合が生じやすくなります。
またドアのタイプによっては電池交換を必要とするものも。電池切れはアラーム音などで警告してくれますが、交換するのが面倒ではあります。
2. 家のカードキーを紛失した時にすべきこと
自宅のカードキーを無くしたときの対処手順
マンションやアパートのカードキーを無くした場合、状況に応じて早めに対応しておくべきことがあります。慌てて行動すると判断を誤りやすいため、順番を意識して進めることが大切です。
①警察に紛失届を出しておく
まずは、無くした場所の近くにある交番や警察署へ行き、カードキーを紛失したことを伝えましょう。すでに落とし物として届けられている場合もあるため、最初に確認することが重要です。まだ届いていない場合は、紛失届を提出して正式に記録を残しておく必要があります。
②大家さんもしくは管理会社に連絡しておく
警察への届け出が済んだら、次に大家さんや管理会社へカードキーを無くした事実を連絡します。カードキーは防犯設備の一部であるため、許可なく鍵の交換を行うことはできません。連絡後は指示を仰ぎ、カードキーの再発行や交換など、指定された対応を進めましょう。会社のオフィス用カードキーの場合は、上司や管理担当者の指示に従うことが必要です。
③別の合鍵があれば自宅で待機する
無くしたカードキーとは別に合鍵がある場合は、速やかに自宅で待機しておきましょう。万が一、合鍵が一切ない場合は、大家さんや管理会社に連絡し、開錠の対応を依頼することが優先されます。自己判断で無理に開けようとすると、設備の破損につながるおそれがあります。
3. 家のカードキーを紛失した時に知っておきたい知識
賃貸住宅でカードキーを無くした場合の費用と負担の考え方
賃貸住宅のカードキーを無くした場合、事前に把握しておくべきポイントがあります。費用や負担区分を知らないまま対応すると、想定外の出費につながることもあるため注意が必要です。
①新規発行や交換には手数料がかかる
多くの場合、カードキーを新しく発行してもらう際には手数料が発生します。一般的な賃貸住宅では、カードキーの発行手数料は1,000円~2,000円前後が相場とされています。物件によっては無料で対応してもらえるケースもありますが、事前確認は欠かせません。
また、宿泊施設などで使われるカードキーの場合は、2,000円~3,000円前後が目安になることもあります。さらに、紛失状況によってはカードキーだけでなく、防犯上の理由からシリンダー本体の交換が必要になる場合もあり、その場合の費用相場は10,000円~30,000円程度となります。
②賃貸の場合、費用負担は借り主になることが多い
マンションやアパートなどの賃貸住宅では、カードキーに限らず鍵を紛失した場合、原則として借り主の責任とされるケースが一般的です。そのため、カードキーの再発行費用や鍵交換費用も借り主負担になることが多くなっています。
ただし、契約内容によっては大家さん側が費用を負担するケースもあります。トラブルを避けるためにも、賃借契約書の内容を事前に確認しておくことが大切です。
③火災保険が適用できるケースもある
賃貸住宅を借りる際に加入する火災保険の中には、鍵の紛失や交換に関する補償が付帯されている場合があります。すべての保険が対象になるわけではありませんが、条件を満たせば費用の一部が補償されることもあります。まずは保険証券や規約を確認し、鍵交換補償が含まれているかどうかをチェックしてみましょう。
4. 家のカードキーを紛失しないための工夫
カードキーを無くさないための紛失防止対策
対処法を把握しておくことも大切ですが、そもそも紛失しないための対策を意識しておくことが重要です。日常の行動を少し工夫するだけでも、カードキーを無くすリスクは下げられます。主な紛失防止策は次の通りです。
①財布などの貴重品と一緒に入れておく
外出時に多くの人が必ず持ち歩くのが財布です。そのため、カードキーを財布の中に入れて管理する方法は、忘れにくく実践しやすい対策といえます。クレジットカードの一番上など、目に入りやすい場所に入れておくと確認もしやすくなります。
ただし、財布そのものを無くしてしまう可能性もあるため、カードキーと財布を同時に紛失しない工夫を意識しておくことが大切です。
②パスケースを活用する
カードを収納できるパスケースを利用するのも有効な方法です。カバンやリュックにひもで固定できるタイプであれば、落下や置き忘れを防ぎやすくなります。また、目立つ色や音が鳴る仕組みのあるパスケースを選ぶことで、紛失に気付きやすくなります。カードキーを無くしやすい場合は、視認性の高いパスケースを選ぶと安心です。
③紛失防止タグを利用する
一般的な合鍵と同様に、カードキーにも紛失防止タグを取り付けることができます。最近では穴のないカードキーでも使える、シールタイプのタグも販売されています。専用アプリやBluetoothと連動しており、一定距離以上離れるとスマートフォンに通知が届くため、置き忘れや落下に早く気付ける点が特徴です。
5. 家のカードキーがなくて困ったら鍵の専門業者に連絡しよう
カードキーが見つからない場合の交換方法と業者依頼のポイント
カードキーの紛失届を出しても見つからない場合や、新しいカードキーへ交換したい場合は、鍵の専門業者へ依頼することを検討しましょう。状況によっては、最短で1日ほどで新しいカードキーを作成してもらえることもあります。電子部品を含むため費用は発生しますが、確実に使える状態へ戻す方法としては最も現実的です。
一方で、カードキーの作成費用は工夫次第で抑えられる場合があります。代表的な方法が、複数の業者に見積もりを依頼することです。最近では無料見積もりに対応している業者も多く、時間に余裕があれば料金や対応内容を比較することで、無駄な出費を避けやすくなります。
また、見積もり内容や料金体系に不明点がある場合は、そのまま依頼せず業者に相談することも重要です。作業内容を整理することで、見積もり金額より安くなるケースもあります。納得したうえで依頼するためにも、事前の相談は欠かせません。
このほか、管理会社によっては提携している業者があり、カードキーの交換を無料、もしくは割安で対応してくれる場合もあります。契約内容や案内書類を確認し、提携業者の有無を把握しておくと安心です。
カードキーであっても、一般的な鍵であっても、紛失時の基本的な流れは共通しています。まずは警察に紛失届を出し、その後に大家さんや管理会社へ報告します。そのうえで、指示に従いながら鍵の専門業者へ連絡するのが、無駄のない進め方といえるでしょう。