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窓ガラスは風圧で割れる?!もしもの時の対処法や業者の修理費用について解説します

公開日:2022.2.3 更新日:2024.4.15
窓ガラスは風圧で割れる?!もしもの時の対処法や業者の修理費用について解説します

日本では、例年5月から10月にかけて台風が多く発生してきます。また、台風以外でも時として強風が吹き荒れることも。
そんな時に気になるのが風圧で窓ガラスが割れてしまうのではないかという危険性ですよね。

今回は、風圧で窓ガラスが割れてしまう場合のお役立ち情報をご紹介します。
窓ガラスが割れてしまうのはどれくらいの風圧か、窓ガラスが割れてしまった場合の対処法などについて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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1.風圧で窓ガラスが割れる?! 危険を伴う風圧の目安

風速20m/s以上は要注意

風圧で割れそうな窓ガラスの絵

台風による風圧で窓ガラスが割れる基準としては、風速が大きく関係しています。この風速を基準にすることで台風対策が立てやすくなります。

・風速10m〜15m未満
風速10mを超えるようになると風が強いと体感できるようになります。外出している時でも風が吹いている方向へ歩きにくくなり、傘を差しても飛ばされそうになります。
さらに屋外では取り付けてある看板やテレビアンテナなどが落下してくる危険性もあります。

・風速15m〜20m未満
風速15m未満であれば辛うじて歩くことはできても、15mを超えた段階から徐々に転倒するリスクが高まってきます。
路上に植えてある木の小枝もこの風速から折れはじめるようになります。
また、農家の方であればビニールハウスも強風によって破けることがあります。

・風速20m〜25m未満
風速20m未満ですと何とか歩ける人であっても、この段階から徐々に転倒していく危険性が高まります。
この風速になりますと強度の低い窓ガラスは割れてしまいます。
さらに鋼製シャッターであっても壊れることがあります。

・風速25m〜30m未満
この段階になるとほとんどの人は屋外で立っていることは不可能です。外には出ず、安全な場所へ避難する必要があります。

・風速30m以上
風速30mを超えると樹木が飛ばされたり、木造住宅が倒壊したりするおそれがあります。

2.風圧で窓ガラスが割れる?! 対処法

風圧で窓ガラスが割れてしまった!

割れた窓ガラスの周りに立つ子供の絵

それでは、もし台風の風圧が強くて窓ガラスが割れる場合はどう対処すればいいのでしょうか。ここではすぐにやっておくべき応急処置についてご紹介します。

・窓ガラス周辺を掃除する
窓ガラスが割れた際に真っ先にやっておくべきことは現場周辺の清掃
この時多数のガラス片が飛び散っているので、小さいお子さんやペットは現場に近づかせないようにしましょう。

最初に厚手の軍手で大きなガラス片を拾っていきます。ケガをしないようにガラス片を新聞紙で包み、処分できるように使わなくなった段ボール箱に入れます。

その後、ほうきやちりとり小さなガラスの破片を回収します。こちらも集めたら、段ボールに入れます。

さらに細かいガラス片はカーペットなどにくっついていることがあるので、掃除機を使って吸い取っておきます。

ガラス片を回収した段ボール箱は割れ物注意もしくはガラス注意と記載した上で、燃えないゴミの日に捨てるようにしましょう。

・窓枠に段ボールを貼る
雨風や外からの飛来物が入ってこないように、応急処置として窓枠に段ボールを貼っておきましょう。貼る際には隙間ができないように注意します。
窓枠の段ボールは養生テープもしくはガムテープを貼って固定していきます。

3.風圧で窓ガラスが割れる?! 窓ガラスの風圧対策

具体的な対処方法

窓ガラスに貼られた飛散防止フィルムの絵

強い風圧で窓ガラスが割れる被害から身を守るには、台風が接近する前にきちんとした予防策を行うことが大切です。
主な予防策としては次の通り。

・窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る
飛散防止フィルムとは、台風によって窓ガラスを割れにくくしてくれる便利なグッズ。あらかじめフィルムを貼っておくことで、台風の衝撃で窓ガラスが割れても破片が飛び散りにくくなります。

この防止フィルムはホームセンターやインターネット通販などで気軽に購入することができます。商品には取り扱いに関する説明が掲載されていますので、よく読んで使用しましょう。

・シャッターを締めておく
窓ガラスにシャッターが付いているようでしたら、台風が来る前に締めておくようにしましょう。
窓に付いているシャッターを締めておくだけで雨風の侵入を防ぐことができます。

・段ボールを貼り付ける
応急処置の方法としてもご紹介しましたが、万が一台風が接近するまでに時間がない場合は段ボールを張り付けておきましょう。
段ボールによって風圧で窓ガラスが割れる際に破片をキャッチすることができます。

貼り付けるのであればなるべく外枠に貼っておくと安心です。もし外枠に貼る時間もないという場合は内枠でも構いません。

4.風圧で窓ガラスが割れる?! 風圧で割れにくい窓ガラスとは

おすすめの窓ガラス

合わせガラスが使われた窓の絵

現在では数多くの特殊な窓ガラスが登場していて、中には台風をはじめとした災害向けのものもあります。
ここではその中から風圧で割れる可能性が低い窓ガラスをご紹介します。

■合わせガラス
合わせガラスとは、防災や防犯に特化した窓ガラスを指します。台風に強い窓ガラスということから最近では一般家庭でも多く採用されています。

ガラスとガラスの間に中間膜という強力な板がセットされていて、これがガラスを強固なものにしています。
これにより風圧による衝撃を受けたとしても、ガラス片が飛散しにくくなっています。

■強化ガラス
強化ガラスは通常の窓ガラスよりも3~5倍の耐風圧強度を持っているのが特徴です。

★ガラスを選ぶ際には耐えられる圧力を確認!
窓ガラスをリフォームする際には、張り替えるガラスがどれくらいの風圧に耐えられるのかをきちんと把握しておくことも大切です。
窓ガラスのリフォーム業者や製造メーカーでは、どれくらいの風圧まで耐えられるかの基準である定格設計圧力を把握しています。

ただし、窓ガラスが経年劣化していたり、ひび割れが起きていたりすると耐えられる圧力が下がっていきます。
リフォームされる際には、新しい窓ガラスが耐えられる風圧を調べておきましょう。

5.風圧で窓ガラスが割れる?! 窓ガラスのリフォーム費用相場とは

業者の費用相場

窓ガラスを持つ事業者の男性の絵

強い風圧でも割れることのない窓ガラスにしたい時、一番気になるのがその費用かと思います。

一般的に特殊な窓ガラスへのリフォームの際にかかる費用相場は以下のようになります。

・合わせガラス:50,000~65,000円
・強化ガラス:30,000~50,000円

ただし、これらの費用は目安であり、窓枠の面積や取り外した窓ガラスの処分費、現場の環境などで費用が変動します。それ以外にも深夜料金や業者の出張費用も別途加算されます。

こうした窓ガラスのリフォームをお得に行う方法があります。

一つは見積もりを活用すること
見積もりには作業内容とその費用の詳細が掲載されていますので、作業後に不要なオプション費用が発生する心配がありません。
リフォームにかかる費用が高いほど適正価格を把握することが大切です。もし費用に納得できない場合は、その場でお断りすることもできます。
少なくても3社以上の見積もりを比較することで、地域で一番安い業者を見つけられます。

もう一つは火災保険を活用すること。
台風をはじめとした自然災害で窓ガラスが割れてしまった場合は火災保険により補償を受けられます。
ただし保険会社が提供している商品によって具体的な補償範囲が異なるので、活用する前に調べておきましょう。

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