雨漏りトラブルに関する情報
公開日:2022.12.15 更新日:2024.4.11
雨漏りの事例や対処法、修理相場について解説します。雨漏りは非常に重大なトラブルで、放置すると家全体の寿命にも関わります。
しかし、実際どのような症状で修理にどのくらいの費用がかかるのかわからない人も多いでしょう。
この記事では雨漏りの事例や対処法、修理相場について解説します。
雨漏りの事例や対処法、修理相場について解説します。雨漏りは非常に重大なトラブルで、放置すると家全体の寿命にも関わります。
しかし、実際どのような症状で修理にどのくらいの費用がかかるのかわからない人も多いでしょう。
この記事では雨漏りの事例や対処法、修理相場について解説します。
があげられます。外から侵入した雨は内部の駆体などをつたって住宅内部の壁や天井に到達します。そのことで壁紙や天井に雨水がついてしまったことでのシミなどが発生してしまうのです。
また木材に雨水が付着すると、木材が変色するだけではなく、そこからアクが発生し、汚れが発生してしまうこともあるでしょう。水分を含んだ壁や天井を放置すると、そこから壁紙の浮きや剥がれなどを引き起こしてしまいます。また窓枠から雨水が侵入した場合は窓枠に水滴が付着していることもあるでしょう。
雨水による被害を防ぐためには、壁紙の貼り直しや塗装などが挙げられるかもしれません。しかし、これはあくまで応急処置に過ぎず、雨漏れの原因が解消されなければ、いずれは再発するでしょう。
また雨漏れは駆体にダメージを与えることが重大な問題です。駆体とは建物の構造を支える部材で、住宅の耐久性に重大な役割を果たしています。この駆体にダメージが入ってしまうと、修復は難しく、極端な場合、修復よりも建て替えの方が費用が安くなる場合さえあります。そのため、雨漏れがあった場合はできるだけ早めに原因を特定し対処しましょう。
雨漏りの原因は多種多様です。屋根や外壁、太陽光などの事例があり、原因分析が難しいこともあります。
例えば、屋根から雨漏れする事例としては、屋根の勾配が十分に確保されていなかった、屋根のスレートの塗装が剥がれ、スレートに浮きや割れがあった、屋根の谷の部分の板金が損傷し、そこから雨水が侵入してしまった、太陽光を固定する金具の部分から雨水が侵入してしまったなどあげ始めるとキリがありません。
外壁の場合は例えば、コーキングが割れてしまい、そこから雨水が侵入した、外壁の塗装が切れてしまい、外壁に浮きや割れが発生した、窓の取り合いの部分が劣化したなどの要因があります。
雨漏れが厄介なのは雨漏れの発生箇所と原因が必ずしも一致しないことです。雨漏れの原因箇所と雨漏れの発生箇所が家の反対側にあったということもありえない話ではありません。雨漏れの事例は非常にバリエーションが豊富で、雨漏れの対処法は原因を適切に把握することがとても重要になります。原因箇所がはっきりしないまま対処する可能性もあり、そのような場合は、雨漏れが当然ながら解決しません。
雨漏れ対策は屋根と外壁の定期的なメンテナンスが重要です。10年~20年に1度メンテナンスしましょう。具体的なメンテナンスの方法や周期は屋根材や外壁材の種類によって異なります。屋根の場合はスレート屋根、ガルバリウム鋼板、瓦でメンテナンスの周期が変わるでしょう。
スレート屋根の場合は10年に1度くらいの頻度で塗装を行います。ガルバリウム鋼板や瓦の場合はそれぞれ耐久性が高く、塗装の必要はありません。ただし、ガルバリウム鋼板の場合はメンテナンスフリーですが、傷がつくと錆びるため、注意が必要です。
瓦の場合は本体のメンテナンスは一切不要ですが、瓦の下の漆喰は寿命があり、10年~20年に1度の修理が必要です。
外壁の場合はサイディング、モルタル、ガルバリウム鋼板で対策が変わるでしょう。サイディングの場合は10年~20年に1度、塗装とコーキングの工事が必要です。モルタルの場合はやや寿命が短く、10年~15年に1度の塗装が必要になるでしょう。
ガルバリウム鋼板の場合は屋根の場合と同様メンテナンスフリーのため、メンテナンスは必要ありません。ただし、傷がつけば錆びることもあり、万能な素材というわけでもありません。塗装は不要ですが、錆びてしまい穴などができてしまうと、補修や張り替えが必要になることもあるでしょう。
雨漏れの修理相場は1万円~数100万円と非常に幅があります。上記で少し触れたように考えられる原因が多種多様で、対処が遅くなると修理が大掛かりになるからです。
屋根で考えた場合、軽度なものであれば、雨漏れの原因箇所の簡単な補修で済みます。例えば屋根の棟板金の浮きが原因であれば、そこを補修する、釘が浮いているだけであれば、1万円~3万円程度で対処可能です。ただし、被害が大きくなると、棟板金の裏の木下地に雨水が侵入し、腐食してしまうため、取り替えが必要になります。
さらに放置すると、棟板金の下地以外にも被害が広がり、屋根材の張り替えや下地の補修が必要になるかもしれません。こうなれば施工面積にもよりますが、100万円以上かかる工事になります。
外壁についても同様のことが言えます。軽度な損傷であれば、塗装や補修でなんとかなりますが、取り替えの場合は数100万円かかるでしょう。損傷が激しい場合、極端ではありますが、修理総額が1000万円を超えることもあります。
雨漏れの原因の補修を行う場合、再発防止のため塗装や張り替えなどのメンテナンスが必要になる場合があります。塗装で済めば、比較的価格が安いですが、張り替えになると一気に修理費用が跳ね上がります。そのため、雨漏れは放置せず、早めに対処することが重要になるでしょう。
この記事では雨漏れ事例、原因、対策、修理相場について解説しました。
雨漏れは事例や原因のバリエーションが非常に多く、修理を行うためには原因を正しく把握することが大切です。
雨漏れの原因の特定は原因にもよりますが、一般の方が適切に原因を特定するのはほぼ不可能です。そのため、雨漏れが発生した場合は早めに雨漏れ業者に連絡し対処してもらいましょう。