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【被害多発】屋根修理詐欺にご注意ください!流行りの「劇場型詐欺」に騙されないで!

公開日:2023.4.27 更新日:2024.4.19
【被害多発】屋根修理詐欺にご注意ください!流行りの「劇場型詐欺」に騙されないで!

「近隣で工事をしていたら、お宅の板金が外れているのが見えたので点検したい!」「瓦がずれていて雨漏りの危険性があるから修理した方がいいです!」
など、突然来訪した業者に屋根修理を提案された場合は、ご注意ください!

残念なことに、最近こういった不安をあおって契約させる手口の屋根修理の詐欺被害が増えています。
屋根は普段自分たちの目に見えない場所なので、詐欺被害に遭いやすいです。

この記事では、実際にあった屋根修理詐欺の手口や、詐欺に遭わないための対策詐欺に遭ってしまったときの対処法についてご紹介します。
詐欺業者にお金をだまし取られないためにも、ぜひチェックしておいてください!

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1.多発している屋根修理詐欺とは?

今、悪徳業者による屋根修理の詐欺被害が多発しています!

訪問営業する悪徳事業者の写真

最近、急に家にやってきて証拠もなく屋根の劣化を指摘し、消費者の不安をあおり契約をさせる詐欺被害が多発しているのはご存じでしょうか?

「通りがかりの業者から屋根が壊れていると言われたから一度見てほしい」との依頼があって、作業スタッフが点検に伺ってみると、実際は不具合箇所はなく、修理の必要はなかったといったといったケースが増えています。

これは『点検商法』と呼ばれるもので、修理業者を名乗る人物が無料をうたって来訪し、点検後に「今すぐに修理をする必要がある」などと言って不安をあおることにより強引に契約をすすめ、高額な修理代金を要求する悪徳商法のことです。
中には、点検中に自ら破壊行動をし、修理箇所を作り上げる悪徳業者も存在します。

実際に、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)に寄せられた2022年度の屋根工事を含むリフォーム工事の点検商法に関する相談件数は、5,324件となっていて、前年比約103%と増加しています。
(※ここでの「リフォーム工事」は、「屋根工事」「壁工事」「増改築工事」「塗装工事」「内装工事」の合計値)
参照:独立行政法人 国民生活センター

屋根は上ってみないと、自分で被害状況を確認できないため、プロを名乗る業者にトラブルを指摘されたら鵜呑みにしてしまう方も多いです。

急に訪問して証拠もなく屋根の劣化を指摘してくる業者は詐欺の可能性が高いです!
こういった屋根修理の詐欺被害は、 梅雨前や台風、地震等に合わせて多くなる傾向があるので、これからの時期は十分にご注意ください。

2.実際にあった!屋根修理詐欺の手口をご紹介

複数人が登場する「劇場型詐欺」とは?

劇場型詐欺を行う悪徳事業者の写真

屋根修理詐欺の中でも最近よく聞くのが「劇場型」の詐欺手口です。
これは、詐欺師が複数人登場し、まるで演劇のようにストーリー仕立てで詐欺を行う手法のことを指します。

実際に、被害にあった方から詳しい詐欺の手法を伺いましたので、紹介します。

【実際にあった劇場型の屋根修理詐欺の手口】
①突然訪問して、屋根が壊れていることだけをターゲット(お客様)に告げ、まるで親切心のみで教えてくれた業者のように見せる。

②その後、日をおいて①の業者の仲間が、"別業者"を装って「屋根が壊れているようだから無料で点検しますよ」と訪問する。

③お客様は"別業者"にも言われた事だから、本当に屋根が壊れているかもしれない思いこみ、調査のOKを出してしまう。

④破損がなかったとしても、何かしらの工事理由をつけて契約につなげる。

…というようにかなり手が込んできています。

複数の業者から屋根の劣化を指摘されると信憑性は増しますし、緊急性の高いトラブルだといわれると、「どうにかしないと!」「早く修理してもらいたい!」と思ってその場で契約を進めてしまう方も多いです。

この他にも、「メーカーのふりをして点検を行う」「火災保険で修理費用が無料になると嘘をつく」「値引きや格安などのワードをちらつかせて契約をせまる」など、さまざまな手口があります。

人の悩みや不安心に付け込んで詐欺を行うなど言語道断で許しがたいですが、このような不届きな輩がいなくならないのも現実です。
そういった人から騙されないためにも、突撃訪問でくる業者には注意することを日ごろから年頭に置いておいてください。
一般的な業者はいきなり訪問したり、電話してきたりすることはほとんどありません!
こういった業者が訪れた場合は、一度別の信頼できる業者に点検を依頼しましょう。

3.屋根修理詐欺に遭わないために

日ごろから気を付けてて置くべきポイント6選

注意点のイメージ写真

屋根修理詐欺に遭わないために日ごろから気を付けておくべき対策方法をご紹介します!
悪徳業者に騙されないようためにも、これらの6つのポイントを念頭に置き、万が一に備えてください。

・即してその場で契約しない
もし「今日契約すると割引ができる」などと言われても、その場での契約は絶対にやめましょう。
とりあえず一度業者には帰ってもらって、冷静になってから家族や友人などに相談をして、第三者の意見を聞いたうえで決めるようにしましょう。

「家族に相談したい」と伝えた際に、嫌がったり引き下がらない業者は詐欺がバレることを恐れている証拠です。そういったそぶりが見られたら、それ以上話は聞かずに即刻帰らせた方がよいでしょう。

・別の業者にもみてもらう
屋根修理詐欺被害に遭わないためにはセカンドオピニオンが重要です。
公式ホームページなどで自社情報をしっかりと公開している業者や、口コミの評判がいい業者など、信頼できる別の業者にも点検を依頼することをおすすめします。
2~3社から見積もりを取ることで、屋根の被害状況や修理費用の相場がわかるので、悪徳業者をふるいにかけることができます。

・怪しい業者は屋根に上らせない
業者の中には点検と称して屋根に上った際に、故意に屋根を損傷させてその部分の写真を撮って、あたかも前から壊れていましたと装って修理を迫ってくることがあります。
そのため、突然来訪した素性の知れない怪しい業者は決して屋根に上らせないようにしましょう。

屋根の点検方法としては、高所カメラやドローンによるものが安心です。業者が敷地に入ることなく、屋根全体の状態の確認ができます。
もし点検を依頼するならこういった点検に対応している業者に依頼するとよいでしょう。

・修理箇所の写真をもらう
屋根の点検を行う際は、どんな業者であっても修理箇所の写真を撮ってもらった方がいいです。
屋根は自分で確認できないため、言葉だけだといくらでも嘘が付けてしまいます。騙されないためにも、屋根全体の状態が分かる写真と、1m以内の接写写真を撮ってもらいましょう。

写真を拒否する業者は信用できないので、その時点で帰ってもらってください。
また、中には自宅とは別の写真を見せてくる悪徳業者もいるので、写真の中身はしっかりと確認しましょう。

・契約の際は書面を交わす
契約をする際は契約内容を必ず書面で残すようにしてください。稀に口頭だけで契約を結ぼうとするケースもありますが、絶対にNGです。
書面に残していないと、「そんな契約はしていない」「その作業は契約外」などといって、きちんとした修理が行われない可能性があります。

契約書の提示を行わない業者であれば、その場で契約を破棄しましょう。

・強引な業者への断り文句を取得しておく
詐欺業者はとてもしつこいです。こちらが「結構です」と断ってもなかなか引き下がらずに、巧みな話術で契約を勧めてきます。

こういった強引な業者には、屋根修理に携わっている第三者の存在をちらつかせると効果があります。
「家族や親族に屋根修理業者がいる」「かかりつけの工務店がいる」などと伝えると大人しく帰ってくれるケースが多いので試してみてください。

4.もし屋根修理詐欺被害に遭ってしまったら

クーリングオフ制度や消費者センターを活用しよう!

クーリングオフのハガキの写真

どれだけ気を付けていても詐欺に遭うときは遭ってしまいます。
万が一屋根修理詐欺に遭った場合の対処法をご紹介します。

①クーリングオフする
契約後に詐欺であると発覚したら、クーリングオフをしましょう。
クーリングオフをするには、法定の契約書面を受け取ってから8日以内に業者に書類を送付する必要があります。
ただし、8日を過ぎた場合でも、契約の際にクーリングオフの話をされなかったり、契約自体に不備があったりする場合はクーリングオフできる場合があります。
クーリングオフできるかどうかお悩みの際は、最寄りの消費者センターに相談しましょう。

注意していただきたいのが、契約の際に店舗や営業所に出向いて締結している場合は、クーリングオフの対象外になることです。
もし、契約時に店舗に来てほしいといわれたら注意してください。

クーリングオフの詳細についてはこちらをご確認ください。
独立行政法人 国民生活センター:クーリング・オフについて

②消費者センターに相談する
消費者センターでは、消費生活に関する様々な相談や苦情を無料で受け付けています。消費者センターから業者への連絡も可能で、トラブル解決のサポートをしてくれます。

契約後に態度が悪くなり、強い言葉で恐怖心を与えてくるケースもあります。そういった場合等は第三者機関を活用しましょう。

③弁護士に相談する
実際に多額の修理費用を請求されたなどの損害があれば、弁護士に相談することをおすすめします。
消費者センターなどではアドバイスはくれますが、実際に交渉をするには自分自身になります。
弁護士であれば、法に基づき円滑に交渉を進めてくれるでしょう。

ただし、弁護士に依頼すると報奨金を支払う必要があるので、費用に関しては事前に打ち合わせを行ってください。

5.屋根修理は信頼できる業者に依頼しよう

優良業者かどうかを見極めるポイント

屋根修理事業者の絵

屋根の修理詐欺に遭わないためには、複数の業者に相談をして見積もりを取り、費用・サービス内容を比較することが重要です。
一つの業者の話だけ聞いていると、本当にそれが適正なものかの判断がつかないからです。

ただ、屋根の修理業者といっても、業者の数はたくさんあり、作業前にどこが優良な業者か判断するのは難しいと感じる方も多いはず。
そこで屋根修理業者を選ぶ上で押さえておくべきポイントをご紹介します。

・過去の施工事例を確認する
一般的に優良業者と呼ばれている屋根修理業者は、施工事例が豊富です。
施行事例が多い=経験値が高いので、さまざまな屋根トラブルに対応でき、作業も丁寧な傾向にあります。

ひとえに屋根修理といっても、簡単な部分補修工事から、屋根全体の葺き替え工事など様々です。
そして業者の中には、「屋根塗装しかできない」「吹き替えしかできない」「カバー工法しかできない」といった業者も存在します。
そういった業者に依頼してしまうと、できる工事が限られてしまうので、本来必要な修理をやってもらえなかったり、過度な工事で費用が高くなったりといったトラブルにつながる恐れがあります。

多くの業者ではホームページに過去の施工事例や、施工可能な工事の種類を紹介しています。ぜひ一度目を通しておきましょう。

・実際のお客様からの評価を確認する
インターネット上の口コミを見ることで、実際に作業をしてもらった人から業者への評価を確認できます。
屋根修理業者の比較サイトやGoogleマップ、会社のホームページ等に寄せられた口コミをチェックしておきましょう。

匿名の口コミをすべてを鵜呑みにするのは危険ですが、悪い評価が多い業者は選ばない方が吉です。

・損害保険の加入の有無を確認する
いくら作業に慣れたプロといっても人間ですので、作業中に建物や屋内外の器物を破損させてしまうこともあり得ます。
そういった万が一のトラブルに備えて、損害保険に加入している業者は信頼ができ、安心して作業を任せられます。
加入の有無については業者に直接確認をしましょう。

・アフターフォローの内容を確認する
せっかく屋根の修理を入しても、後から施工不良が発覚することもあります。
そうした時のためにほとんどの優良業者では、一定期間内の無償修理などのアフターフォロー制度が設けられています。
具体的なフォロー内容や保証期間は業者によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。

・安さを強調する業者を選ばない
屋根修理業者の中にはやたら安さを売りにしているところもあります。
そういった業者は、こちらが希望していないオプションサービスを追加するなどして料金を上乗せしてくることがあります。
業者選びにおいては、価格設定の確認も大切ですが、そういった業者には注意しましょう。

・見積もりの内容が詳細かどうか確認する
どのような作業にいくらの費用が発生するのかを確認しておくことはとても重要です。
詳細な見積もりを提示する業者であれば、無駄な費用をだまし取られる心配がないので、安心して依頼できるでしょう。
反対に「~一式」などの表記で、各過程を曖昧にまとめている場合はご注意ください。

このほかにも、業者との対応のなかで何か違和感を覚えるようであれば、その業者とは契約をしないようにしましょう。

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