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突然の大雨「ゲリラ豪雨」から家を守るにはどうすればいい?効果的な対策を紹介

公開日:2024.5.14
突然の大雨「ゲリラ豪雨」から家を守るにはどうすればいい?効果的な対策を紹介

最近、各地でゲリラ豪雨の発生が多く報告されています。そんなゲリラ豪雨や大雨に襲われたら、住宅では「雨漏り」「床下/床上浸水」「大雨によるトイレの逆流」等のトラブルが発生する恐れがあります。

この記事では、そんなトラブルから住宅を守るためのゲリラ豪雨対策について解説します。
ゲリラ豪雨とは、集中豪雨とも呼ばれる短時間で局地的に大雨が降る現象で、突発的に発生するため予測が難しいケースも少なくありません。もしもの時に備えて日ごろから対策しておきましょう!

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1.ゲリラ豪雨対策①雨漏り

定期的なメンテナンスと早期の対処が鍵

民家に叩きつける豪雨の写真

ゲリラ豪雨の際、住宅が受けやすい被害の1つが雨漏りです。雨漏りは天井からだけでなく、雨樋や外壁などさまざまな個所から発生する場合があります。

以下にゲリラ豪雨による雨漏りを防ぐためにおすすめな対策法を紹介します。これらの対策を実施することで、ゲリラ豪雨による雨漏りのリスクを大幅に減らすことができるでしょう。

■屋根のゲリラ豪雨対策
・定期的な点検を行う
屋根の劣化や破損を早期に発見するため、定期的に専門業者による点検を行いましょう。
屋根の防水シートが適切に設置されているか、劣化していないかもチェックし、問題があれば交換します。

・破損箇所の補修
瓦のずれや割れ、シーリングの劣化などを見つけた場合は、速やかに補修を行ってください。

■雨樋のゲリラ豪雨対策
・掃除とメンテナンス
落ち葉やゴミが雨樋に詰まると雨水が溢れ、屋根や壁に浸入する原因となります。定期的に掃除し、詰まりを防ぎましょう。
また、雨どいの排水口もチェックし、水がスムーズに流れるようにしておきます。

■屋根裏のゲリラ豪雨対策
・結露対策として換気を行う
屋根裏の換気を適切に行い、結露を防ぎます。結露が発生すると、カビや腐食の原因となり、雨漏りを引き起こす可能性があります​。

・定期的に屋根裏の点検を行う
断熱材がしっかりと機能しているか確認し、不足している場合は補充しましょう。

■外壁のゲリラ豪雨対策
・定期的にメンテナンスを行う
外壁にひび割れがあると、そこから雨水が浸入します。ひび割れを見つけたら、速やかに補修しましょう。​

また、 塗装が劣化すると、防水効果が低下します。定期的に塗り替えを行い、防水性能を維持してください。

そのほか、窓や扉の周りのシーリングが劣化していないか確認し、必要に応じて打ち直します。

■ゲリラ豪雨により、雨漏りが発生した場合に備えてやっておくべき対策
①タープや防水シートの準備
緊急時に備えて、タープや防水シートを準備しておきます。雨漏りが発生した場合、応急処置として使用できます。

②専門事業者の連絡先を確保
雨漏りが発生した際にすぐに対応できるよう、信頼できる専門事業者の連絡先を確保しておきましょう。

2.ゲリラ豪雨対策②床下/床上浸水

土嚢を効果的に利用しよう

床下浸水 している写真

ゲリラ豪雨では短時間に降雨量が高くなるため、堤防の氾濫のほか、排水処理が間に合わずマンホールから水があふれ出る場合があります。
河川の水は上流から流れてくるため、住んでいる地域が小雨でも、上流地域で大雨が降った場合は注意が必要です。堤防やマンホールからあふれ出した水は、住宅地などに流れ込み、床下や床上の浸水を引き起こします。

ゲリラ豪雨による浸水対策しておすすめなのが「土嚢(どのう)」です。
土嚢とは、麻やポリエチレン製の袋の中に土や砂を詰めたものです。ホームセンターなどで販売されているほか、市町村によっては無償で提供しているところもあります。
また、土の代わりに水を詰めた「水嚢(すいのう)」でも代用可能です。

土嚢は水害が発生しそうなときには浸水しやすい場所に積み上げると水の侵入を防ぐのに役立ちます。
建物周囲の浸水が予想される玄関や窓の下、ガレージの入り口などに積み重ねることで、堤防のような役割を果たして家に水が流れ込むのを物理的に防ぎます。
また、土嚢だけでなく、プラスチックシートや防水シートを併用することで、さらなる防水効果を高めることができます。土嚢の上にシートをかぶせることで、水の浸透を防ぎます。

急な豪雨に備えて、手軽に設置・撤去が可能な土嚢は、応急処置として非常に有効です。特に、洪水のリスクが高い地域では、常に土嚢を準備しておくことが推奨されます。
土嚢は一度使用した後、劣化することがあります。使用後は適切に保管し、次回使用前に状態を確認しましょう。また、定期的に新しい土嚢を準備しておくことが大切です。

この他、日常的に自宅や周辺の側溝が詰まっていないか確認しておくことも重要です。側溝に土砂などが溜まっていると、大雨に見舞われたとき短時間で排水が不能になり、道路に水があふれ出すでしょう。
あふれた水は、道路沿いの住宅地に流れ込んでくる可能性があるので、注意が必要です。

3.ゲリラ豪雨対策③大雨によるトイレの逆流

トイレの水が逆流したら「水嚢(すいのう)」を活用して対策

便器の中に水嚢を入れて逆流防止しているイラスト

ゲリラ豪雨のときには想定外のトラブルが発生するもので、トイレの逆流がその1つです。

局地的に集中して雨が降ると大量の雨水が排水管に流れ込み、下水道が雨と汚水によって満水状態になる場合があります。
下水道は通常の雨であれば対処できるよう設計されていますが、ゲリラ豪雨のような場合には耐えきれるとは限りません。想定以上の水が短時間で流れ込むと排水が追いつかず、逆流する可能性があります。
逆流が悪化していくと、汚水が住宅のトイレからあふれ出し、床や壁が水浸しになる恐れがあります。
汚水は臭いが取れにくいだけでなく腐食の原因にもなり、リフォームが必要となる可能性が高いため、事前に対策を行いましょう。

ゲリラ豪雨によるトイレの逆流を防ぐ対策としては、逆流防止弁を設置する方法があります。
逆流防止弁を排水管に設置することで、下水の逆流を防ぎます。逆流防止弁は、一方向にしか水を流さない仕組みで、豪雨時に下水が逆流するのを防ぎます​

そのほか、定期的に排水口の清掃と点検を行うことも有効です。
そうすることで、排水口の詰まりを防ぎ、下水の逆流リスクを減らします。落ち葉やゴミが詰まっていると、排水能力が低下し、逆流の原因となるため、定期的に排水口を清掃しましょう。

トイレが逆流してしまったときの対策としては「水嚢」を活用する方法が効果的です。
水嚢を便器の中に入れておくことで、トイレの水が逆流するのを防ぎます。
水嚢は袋の中に水を半分程度入れ、袋の中の空気を抜いて口を結ぶだけで作れるため、誰でも簡単にできます。ゴミ袋などのビニール袋を2枚重ねすると、より強度の高い水嚢ができるのでおすすめです。

トイレが逆流する前に見られる前兆が、「ゴボゴボ」などの音です。下水道管のなかの空気が便器側に押し出されると、トイレからゴボゴボと空気の音がするでしょう。
また、いつもよりトイレの流れが悪くなるのも、トイレが逆流する前に見られる前兆の1つです。
ゴボゴボと音がしたり流れが悪いと感じたりしたときは、大量の水を一度に流さないよう注意しましょう。

4.ゲリラ豪雨の対策や被害にあったときの補修は専門事業者に相談しよう

複数の事業者から相見積もりを取る

お客様からヒアリングをする作業着を着た業者の写真

屋根や外壁のメンテナンスなど、本格的なゲリラ豪雨や大雨対策には、専門的な知識や技術が必要なものも多いです。
危険を伴う作業もあるため、自分で対処するのが難しいと感じたときには、専門事業者へ依頼しましょう。
特に、屋根の補修や外壁のリフォーム、排水口の清掃などには専門事業者の力が必要です。

事業者へ依頼するときは、複数の事業者に参考見積もりを依頼し、各社の見積もりを比較できるよう相見積もりを取るとよいでしょう。
相見積もりを取ることで、業者間の競争が起こり、価格面だけではなくサービス内容の充実も期待できます。
見積もりを依頼したのに契約しないのは失礼にあたると考える人もいますが、相見積もりは一般的な行為なので心配する必要はありません。

また、事業者が点検や調査に来た際には、どのような対応をするかをよく確認してください。
屋根に登って細かい部分まで点検する事業者と、屋根に登らず家の周囲から見上げるだけの事業者であれば、前者のほうが信頼できると判断できるでしょう。

どの事業者に見積もり依頼すればよいかわからないときは、インターネットでの情報収集がおすすめです。
リフォームや屋根の修理経験がある知人や近所の人からの口コミも参考にすると、優良な事業者を見つけやすいでしょう。

大切なマイホームを守るため、定期的なメンテナンスに努めるとともに、家の状態や住んでいる地域に応じて本格的なゲリラ豪雨・大雨対策を行ってください。

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